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smashing! それがぼくのこうきしん

佐久間鬼丸獣医師と喜多村千弦動物看護士が働く佐久間イヌネコ病院。経理担当である税理士・雲母春己と、そこで週1勤務をしている、大学付属動物病院の理学療法士・伊達雅宗は付き合っている。そして二人と一緒に住み始めたのは伊達の後輩で恋人、設楽泰司。

大体週一か二くらいで、僕は一人で過ごすことがあります。伊達さんと設楽くんは獣医さんで、同じ病院で働いているので、けっこうシフトが被ってしまうことがあって。そして今日はまさに被っちゃった日。

確かに一人だと色々寂しいですし、そんな時は白河先生のところに突撃晩御飯はいかが?をかましたり、鬼丸くんと千弦くんのお家にお邪魔したり、とレパートリーには事欠きません。けれども最近、僕は新たなお楽しみを見つけました。

地元の観光地。ここがけっこうな穴場で、近すぎて行かない名所旧跡等に敢えてトライ。そして映えアイテムを入手するんですよ如何ともしがたく!(?)そしたらけっこうあるわあるわ。美味しい地酒やお土産がこれでもかと。最近はこんないいもの売ってんのねえ、伊達さんも大満足の逸品が白日の元に曝け出されたりもするんです。あ、曝け出すのはお土産ですよ?

そして今僕はそんな観光地、道の駅のお店で、ナントカ牧場の生クリームを用いたシュークリーム。シュー皮のクリスピー状のとこが、げにまっこと美味しいんですよ。溢れ出さんばかりのカスタードがこう、シュー皮の中に。街並みを一望できる窓際の席で、ニルギリを頂きながらの至福の時間。ふと目にしたメニューの片隅にとんでもない表記が。

ー プラス50円で中身を生クリームに変更できます ー

…ファッ????なんということ。僕丸々一個頂いたばかり…あ、ということはいわば食後。…食後のスウィーツ、そういうことでよろしいんですね?(?)そうとなったら早々にオーダーしなくては。お店のパティシエの方が、ポーシュに入った生クリームをこれでもかとシュー皮の中に注入。あ、反対側から漏れ…いえ全く問題ありませんむしろ大歓迎。

お席に戻って「食後のスウィーツ」。まあシュークリーム二個食いですね御意、どこからか設楽くんの声が聞こえる気がします。二つに割るとなると大惨事なのでこのまま、そうですねいっそ「吸う」ように…。

結論から言いますと、生クリームは大変に新鮮で素晴らしい味わいで、まさに飲み物といった感じでした。あっという間に完食、と言いたいところですがこれがまた、吸っても飲んでもなくならない。アレレー?僕もう1時間くらいこれ吸ってませんシュー皮?気を取り直して紅茶でインターバル、ようやく終わりも見えてました。最後のシュー皮部分も美味しくいただき、ミッションコンプリートです。

結論。重、すっげ重。失礼ちょっと単語の羅列になってますが、消化器官が全部生クリームで埋まってしまったような感覚。うーんお腹いっぱい。心なしかベルトがきつい気がします。何でスーツ着てきちゃったんだろ。よりにもよってタイトなやつ。でもこの満腹感の呼ぶ幸せな心持ち、とても穏やかで目に映るもの全部赦せる、みたいな。

あの二人にもこの感覚を味わわせてみたい、そんな思いが湧き上がってきて、うっかり追いシュークリームしちゃいましたンフ(お土産に生クリーム入りシューを購入)。たしか設楽くんクリーム苦手だったような気もしますが、これは美味しいのできっと大丈夫、僕の買ってくるものは黙って全部食べてくれますし、伊達さんは甘いものに目がないので問題ないですね。

こんな幸せな気分、ぜひお裾分けしたいな、そう思って。でも本当はね、今の僕のようにお腹の上部がぽこっと出ちゃってるお二人も、見てみたい。綺麗に割れてるシックスパックの胃のあたりのぽっこり。さぞ可愛くて面白いでしょうね、撫でさせていただけるのが楽しみ♡


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