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展示鑑賞録♯14 千葉正也-横の展覧会TOMIO KOYAMA GALLERY-4/1

全てのキャンバスが横向きに、床、壁、天井と、四方八方に貼られていた。
色彩と作品の雰囲気が好きだった。
重力によってその形を保っているものの絵が横向きになっている。横向きになっていると言うことは、その絵は重力の理論に従っておらず不思議なものとなる。それが緊張感につながっている。

絵の空気感?観た時に感じる力の抜け具合?が好きだった。

なぜ横向きにしたのだろう。
絵をみて首を傾げて欲しかったのだろうか、、

全てが同じ向きに傾けられているので展示空間の奥にすすむと作品視点では上に上がっていくので進むにつれ浮いていく感じがちょっと面白い。意図と違うだろうが、、

床に置いてある一番見えやすいところにあるキャンバスに「これかきゃ喜ぶんだろほれほれ」みたいないぬの絵が描いてあった。

千葉正也 神奈川県出身
多摩美術大学油画

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