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本好きなら見て!【映画】丘の上の本屋さん

イタリアの村で小さな古本屋を営む年配男性リベロが、店を訪れる人たちに接客をする、
それだけの話。

本を読んだ訳ではなく映画を見たのだけど、読後感がとても気持ちいいというのがいちばんしっくりくる。
しかも、見終わった直後より時間が経つほどじわじわくる。

移民の少年エシエン、
隣のカフェで働く青年ニコラ、
ゴミ箱に捨てられていた日記を持ち込むボシャン、
収集家、神父など個性的な訪問客たち。
リベロがそれぞれに手渡す本は、有名なものからマニアックなものまで、本好きならわくわくするはず。
古書に詳しければもっと面白いだろうなと思う。

丘の上のから見える風景も心地よく、静かに流れる時間が物悲しげでもある。

リベロが指揮者で、それぞれのパートを奏でているオーケストラのようにも感じた。
指揮棒を下ろすと曲が終わる。
余韻を残して。

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