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「あなたに会えてよかった」と思える人と出会えたことを世界中に伝えたい2月14日

美人な訳でも可愛い訳でもない、愛想がいい訳でも友達が多い訳でもない。そんな自分が「運命の人」と出会えるのだろうかと20代後半までひそかに悩んでいました。

青春時代は恋に恋する片想いばかりで、初彼は大学を卒業する間際という恋愛が苦手だった若き頃の自分。

そんな彼女じぶんに「きっと出会えるから大丈夫だよ」とタイムマシーンに乗って伝えに行きたい。

人生を共に過ごしたいと思える人に出会えたことを。
出会って15年。いまだにドキドキさせられる相手がいることを。


バレンタインデーは好きを伝える日

明日から2月。2月といえばバレンタインデー。日本はきっと、チョコレートで溢れていそう。オーストラリアは真紅の薔薇なイメージです。14日に薔薇の花束をかかえた男性が恋人のもとへ向かう姿は、見かけたこちらもドキドキ幸せな気分になります。

私たち夫婦は、バレンタインデーだからといって特別なことはしてきませんでした。商業主義に踊らされるのがイヤだという私の主張を夫に聞き入れてもらった形です。どうせすぐに枯れちゃうのに、花なんかにお金かけて〜と責めたこともあったような。。。汗

そんな一昨年の2月14日のこと。夫が大きな花束と私の好きな板チョコをプレゼントしてくれたのです。

その頃には自宅に花を飾ったり、お気に入りのものにお金と時間を使えるようになっていたからでしょうか。素直にうれしかったです。

好きの気持ちを伝える形はいろいろあります。勇気を出して告白する日だと思えばバレンタインデーも捨てたもんじゃないですよね。

年末の #呑みながら書きました に夫の話を書きました。普段は照れくさくてできない夫の話。お酒の力を借りて書いてみたら、ちゃんと伝えることの大切さを実感しました。


好きを伝える相手は恋人だけ?

英語で "a valentine"(バレンタイン)とは恋人や大切な人のことです。


ただ、バレンタインデーはカップルだけのものである必要はないのかなと思います。

結婚していてもバレンタインデーはお祝いします。義理の父が一輪のバラを義理の母に渡しているのを見たことがあります。子どもたちも大きくなって夫婦の時間を楽しんでいる彼ら。愛情をちゃんと表現することが素敵なリレーションシップを保つ秘訣なのではないでしょうか。

私たち夫婦にとっては、子どもたちも大切な存在。バレンタインデーに家族みんなで愛を伝え合うのもいいですね。

じゃあ独り身の人は寂しい日なのかというと、きっとそうじゃないはず。日本にも友チョコがあるように、友人に感謝を伝えるのもいいでしょう。生まれた時からずっと一緒にいてくれている「自分自身」を愛でるのもアリ。忘れちゃいがちな自分のこと、ちゃんと好きって伝えるっていいですよね。

バレンタインデーは大切な人がそばにいる幸せを実感できる日

そう思えたら、素直に「好き」を伝えるきっかけになりそう。世界中に愛が広がっていく気がします。

まずは自分の半径3メートルからってどこかの誰かも言ってたし。

夫婦の危機から学んだこと

呑み書きのnoteにも載せましたが、私たち夫婦にとって「乗り越えるべきテーマ」を突きつけられた2021年の下半期。

お互いに好きなのは分かっているけど、好きの伝え方が違う。だから、誤解して傷つけて苦しくなってしまう。それが爆発してしまったのです。

夫から触れられることも自分から触れることも全く無理になってしまって、一時期は同じ空間にいることも話すこともできなくなってしまいました。

この時期は本当に辛かったです。

頭では分かっているのです。お互いにお互いが大切なのだと。でも、身体が拒否をするのです。存在を感じるだけで、震えてきてしまう。そんな症状に自分でもどうしていいか分かりませんでした。それでも「一緒にいたい」

だから、とにかく何度も話し合いました。ソファーに座って同じ方向を向いて。

スキンシップや言葉で愛を感じる夫と、時間や思い出を共有することで愛を感じる私。最初は、お互いの不満や不安が表面化していきました。傷つく言葉を吐いてしまったことも何度か。

それでも、話すことを諦めませんでした。

夫にとっては二人でいることが大事。私は一人の時間も必要。まずは、お互いの「相手にして欲しいこと」を伝え、理解し合うことから。

話し合いの結果、お互いの「愛情カップ」を満たす時間を、それぞれ週に1回ずつ持つことになりました。


身体が拒否反応を示すことについては、夫だからというより、男性そのものが怖くて、大きな身体や力に圧倒されてしまう防衛本能の現れだったように思います。

話し合いを重ねながら、時々リハビリと称してとりあえず服の袖を掴んでみました。そして、手を繋いだり、ハグをしたり、じれじれなカップルのような時期がしばらく続きました。

何も言わず、「リハビリ」に付き合ってくれた夫には、感謝でいっぱいです。そうやって寄り添ってくれたから、信頼できる気持ちを持てるようになりました。心を開くことができたから、身体も徐々に彼のことを受け入れていけたんだと思います。


出会えた奇跡にドキドキが止まらない

基本的に、出会えたのがラッキーとしか言いようがない、うちの夫。

優しいし、子煩悩だし、家のこと自分ごとでやってくれるのよ。だからね、自慢の夫なんですよ。

『夫が大好きなことをちゃんと伝えられるようになりたい。#呑みながら書きました』より

マイナス眼鏡をかけてみると、そんな自慢の夫でも「嫌だな」と思うことが見つかってしまいます。アレとか、コレとか、ソレとか。笑

ともすれば、いるのが当たり前。してくれるのが当然。と思ってしまいがちな夫婦間でも、感謝と思いやりを忘れずに示すのって大事ですよね。

去年の危機を乗り越えてからは、結婚記念日を毎月お祝いすることを始めてみました。

毎月17日は二人でゆっくり時間をとって褒めm褒めワークをやってみようって決めました。Googleカレンダーにも入れておきます。笑

そこから、結婚前の思い出話になって、あれが楽しかったなとかこんなことあったよねとかのんびり話す時間になった。

同上

そう決めただけで、お互いに少し不安がなくなった気がします。日頃から好きを伝えることを意識するようにもなりました。

愛情表現も慣れていないから恥ずかしいのかもしれません。普段使いできるようになるといいなと思います。減るもんじゃないですしね。バレンタインデーだって、商業主義だとかかたくなで偏屈へんくつなひねくれ者でいなくてもいいのかも。

恋人ができなくてモテないと思っていた過去の自分からすると、今こうして夫と一緒にいられるのは奇跡でしかない。だから、その奇跡を大切にしていきたい。そう考えたら、なんだか幸せな気持ちになれました。このnoteを書いている今も、ドキドキで心が溢れてきています。

今年のバレンタインデーは、そんな気持ちをちゃんと伝えたいなと思います。

本当に出会えてよかった。ありがとう。I love you!

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