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楽しんでる人は無敵!!!

楽しく生きている人にこそ何者もかなわないのかも・・・とある意味衝撃を受けたは、「ビル・カニンガム&ニューヨーク」という映画を見たとき。
2013年に公開したので、もう11年前だ。

この映画でビル・カニンガムという82歳の写真家を知った。
ニューヨーク・タイムズ紙でファッションコラムなどを担当して50年以上にわたりファッション・スナップを撮影してきた人だ。
仕事を愛し、仕事以外のことには無頓着。
82歳にもなる彼は、精力的に雨の日も風の日も自転車に乗ってカメラを持って駆け巡り、とにかく笑顔で楽しそうに仕事をしているのだ。

それより遡って、2006年に見たアナ・ウィンターをモデルにした「プラダを着た悪魔」、2009年にみたアナ・ウィンターのドキュメンタリー映画「The September Issue  ファッションが教えてくれること」を見て、まだ30代前半だったわたしは同じファッション業界にいる身として、とてもアナがクールに見えた。
ドキュメンタリーでは彼女のプライベートな部分も見えて、描かれていたのは仕事で冷徹な判断をバンバン下すような部分だけではなかったが、当時のわたしには感情を見せず冷徹にも見える彼女の部分がとてもプロフェッショナルに見えたのだ。
アナのようになりたいかというとそれは違うが、もっともっと仕事ができるようになりたい!認められたい!と思っていた自分にはとても強いインパクトを受けたのだ。
(でも昨年、50歳にもなるわたしは「アナ・ウィンター評伝」を読んで、彼女の弱さやずるさ、人間らしさも知った。)

その後、もう少しキャリアを積んだ40歳頃にビル・カニンガムの映画を見て、それまでの自分が思い描くかっこよく仕事をする人のイメージがガラッと変わったのだ。
アナのようにクールにストイックに仕事をしていくことにインパクトを受けていた自分の理想がシフトした。
仕事じゃなくてもそうだと思うが、楽しそうな人にはかなわない!!!と思った。
何より素敵に見えたし、魅力的で、それこそクールだった。

自分も運良く好きな仕事に就けているのだから、もっと楽しくやろう!
楽しんでやろうと思った。

180度変わる必要はなく、例えば5度だけでもこのマインドに傾ければいい。
それでも自分の仕事のクオリティはそれまでと変わらないのだ。
でも、面白くないことが起こったとき、眉間にシワよせちゃうこともありますよね〜。
それはそれで仕方がないし正直な自分の思いだから別に悪いことではない。
でもそれがずっと続くとつまらなくなる・・・
だから、そうなったら違う面を見て、いい面を思い出してハッピーに戻れればいいのだ。

映画を見て、彼を知って、仕事との向き合い方、人ととの関わり方にも影響は会ったと思うし、なによりちゃんと楽しく、幸せを感じることができた。

まぁ、昨年はそれでも追い詰められて余裕がなくなってしまい、人生の夏休みに突入したわけだけど・・・・・
でもそれも経験。自分の限界を知り、嫌なことやりたくないことを知り、そしてハッピーを取り戻せる時間をたっぷりもらったのだ。

どう感じるか、どこに目を向けるかは自分次第だし、どうゆう気持ちで過ごすかも自分次第。

余裕がなくなるとネガティブなことに気持ちが占領されてしまうことがあるけど、どうしてもその思いが抜けないときは時間と距離を置くようにしてます。
まずはハッピーを感じられる自分を取り戻すことを優先する。
責任や義務感だけで動かずに、自分がやりたいかどうか?ということも大切にして、やりたくなければNO!と言う。
NO!とも言えなければスルーでもいい。
自分の心に耳を傾けるということは、今とても意識していることです。

何事も大抵なるようになるし、追い詰められてネガティブな自分が苦しみながら物事を進めるよりも、少しタイミングがずれたとしてもいい状態の自分がその時にできる最善をやるほうがきっといいと思うようになった。

そして何事も過ぎていくし、過ぎたことは自分も周りも大抵忘れるのだ。

映画で見た彼がすべてではないけど、その時に感じた「楽しんでる人は無敵」という感覚はこの先も持って生きていきたい!




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