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会社を辞めて良かった!

わたしの限界は2022年、一昨年の秋くらいから感じていた。
イカれた上司、難しい部下、そしてその秋から繁忙期に入り、続いてイレギュラーに忙しい期間が続きいたため心身ともに余裕がなくなり、辞めようかなと友人に相談していた。

わたしは20代後半で運良く興味を持った仕事に就くことができ、体力的にも精神的にもしんどくても、最初こそ自身がプロとして成長できるのか不安だったが、好きこそものの上手なれという感じでどこでも上司や同僚から一定の評価と信頼をもらえ、自信を持ってトライができるようになり、仕事は楽しかった。

どんなにしんどいな!という事がっても大丈夫だったのに、最後の会社は今までの会社と明確に違ったことがあった。
それは会社が嫌いだったのだ。
イカれた上司も窮屈だったし、難しい部下に手をやくのも馬鹿らしかった。
そして決断力のない社長も仕事を増やし効率も悪く嫌いだった。
だから踏ん張れなかった、というより踏ん張る理由がなかった。

動悸が続き、これは確実にストレス反応だろうし、これで大きな病気になったらかなわないなと思い心療内科へ行った。
即日適応障害と判断された。
せっかくもらった休みだし楽しもう!と、当時同じく休職していた友人と遊んでいたが、1ヶ月で復職するつもりが医師にもう一ヶ月様子を見ましょうと言われ少し戸惑った。

結局3ヶ月休んで復職したが、復帰して1週間後上司にまた信頼できない振る舞いを受けた。
やっと働くモチベーションが戻ったのに。
周りも自身が思った以上に暖かく迎えてくれて、もう一度頑張ろうと思った矢先にまたペースをくずされ混乱させられ、そして傷ついた。

だけど50歳で転職先が決まってないのに「辞める」という選択肢は自分では思いつかなかった。
そんなわたしに友人が、身体を壊してまでそんな上司の下にいるべきではない!すぐ辞めるべき!とはっきりと口にしてくれた。
これを聞いて、辞めて良いの!?とすごく気持ちが軽くなった。
真っ暗闇に光がさした!
久しぶりに自信の体温を取り戻したような気分だった。

元来、興味があることしかできず、興味がないことは覚えてもいないようなわたしが、合わない環境に我慢しすぎたのだと思う。
思えば在籍中、定期的に転職活動をしていた会社もその会社だけだ。
おかげで、辞めるころは好きだった仕事も好きなのかどうかわからなくなった。

友人のお陰で晴れて自由を手に入れた!
でも我慢をし続けた自分には最初自由が難しかった。
何がしたいのか、何をすると楽しいのか。
時間がたっぷりありすぎて、動き出すきっかけもタイミングもわからない・・・
だけど、辞める際に昔の先輩や上司が話をきいてくださったり、フリーランスの友人が平日わたしを連れ出してくれたりと、自分を取り戻す時間を寄り添ってサポートしてくれた。

今回会社を辞めた決断は、無職になったがとてもいい決断をしたと思っている。
だって、もしあのまま続けていたら・・・・・
もし、なんてないけど、今ほど自分のことを好きでもいられなかったと思う。辞めてから経験したことや得た知識のほうが、あの自分で仕事を続けているより価値があるし有意義な時間だ。
そして人生的には前進した感覚なのだから。

そして今までやってきた仕事もまた好きだなと思えるようになった。
猫ともたっぷり時間を過ごせている。

そして人生ってきっとなるようになるものだ。




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