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人事を尽くして天命を待つ

衝撃の事実を知ってから私のできることを模索して動いた。
結果、一筋の光明が見えた。

あまりにも私が無知だった。
私が当然と思うことが当然ではなかった。
けれど不思議と後悔の念はない。

小学5年生3学期で帰国した次女。
帰国子女受け入れ小学校へ入学することも考えたけれど、1年後には中学受験を視野に入れていたので公立小学校へ編入さることにした。
長女の高校の通学圏内であることを考慮しながら、帰国子女受け入れ校の中高一貫校を探し学校見学にも参加し最終的に今の学校に決めた理由は3つ。
・スーパーグローバルハイスクール(SGH)認定校
・教育理念
・校長先生が語る学校や生徒の様子と想いに感銘を受けた

中学受験の時も、やれることは全部し、目の前に出された結果にも満足し希望に胸を膨らませて入学した。

結婚と同じというと語弊があるかもしれないけれど、理想と現実が違うということは往々にしてあることであり、実際に入学してみると、説明会では見えない部分が見えてきた。フラストレーションを抱えながらも、どうにか、こうにか過ごし彼女なりに打開策を見出し自分なりに折り合いをつけて部活も勉学にも励んできた。とりあえず中学校は卒業しよう。そして高校を変わればよい…そう思って親子共々やってきた。

そうして3年に進級し外部受験を考えている旨を学校側に伝えると予想もしない反応が返ってきた。
①中高一貫校であるため6年間通学するという契約をしたが、外部受験の意思表示は、この契約を反故したこととなる
②内部進学辞退届を提出
③推薦入試を受ける場合は校長からの推薦状は無し
④再度、当該校の高等部へ入学したい場合は一般受験が必須
⑤②提出後、成績表は外部受験をするということで厳しく評価

一番の痛手は②と④

生徒を中心に考えてもらえることが出来ないことが分かった瞬間だった。

オンラインで洋服を注文し、実際に手元に届いて袖を通すと想像と違う印象を持った。
我慢して着るのか?
それとも返品するのか?
そもそも返品ができないのか?

このお店は返品すらできないんだ…
あぁ、残念。
でも仕方ないか…そのルールを知らずに注文した私が悪いんだから…
かといって我慢して着ることもできないから、転売するか?
それとも破棄するか?

娘の受験をモノ扱いするのも失礼かもしれないけれど、この表現が私にはシックリくるので、どうぞお許しください。
中高一貫のルールを知らなった。
甘く見ていた。
だから私に落ち度がある。
それに関しては娘に謝った。

ただ彼女が思いを言葉にしたときに3年間在籍した学校から推薦状が書いてもらえない現実を知った時、彼女は自分を否定されたように感じたと言っていた。そして、ここが私の居場所ではないと確信したと…彼女の第一志望高校への思いは更に強くなっように見て取ることができた。

帰国子女として、海外で身につけた資質を維持し伸ばしながら日本の教育をうけさせたい。
その想いで学校を選んできた。
帰国子女という特異性、それが彼女のキャラクターであり、それがマイナスに働く環境で学校生活を送る姿を見るのは親として心苦しい。

長い目で見た時、この中高一貫の学校生活6年は些細なことなのか?
人生を左右することはないと言われれば、そうなのかもしれないけれど、
15歳の彼女に、それを言って通じるのか?分かってもらえるのか?という疑問が残る。

彼女がベストな環境で受験に臨めるよう私は環境を整える。
長丁場。
けれどやってのける。

私ができることを淡々と消化していく中で予想もしない情報、人とつながることができている。どう展開していくかは分からないけれど、人事を尽くして天命を待つ。

子供を信じる。
自分を信じる。
自分の中に相反する意をもって不安を掻き立てる、もう一人の自分がいたとしても、それも私の一部。その人に一緒に乗り越えようと声かけする。進む先は未来であり、その未来は明るい。
だって、それよりも大変な海外駐在生活を乗り切った母子なんだから大丈夫!そうエールを送って!



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