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「免疫力」をキーワードに改めて活性化する腸活・菌活。次は商品のブランディングへ

緊急事態宣言が明けて夏を迎える時期になっても、多くの人がコロナウイルス流行の第2波に備える意識を持っています。
コロナウイルス流行が話題なり始めた2020年の年初から、例年のインフルエンザ流行時と同様に、特に消費者の関心を集めた「免疫力」。
納豆やヨーグルトは、コロナウイルス感染拡大初期には品切れをとなった瞬間もあり、その後も腸活・菌活の免疫力を高める食材を積極的に摂ろうとする消費者は増えています。

免疫力アップについては、食事以外にも「適度な運動」「カラダを温める」「十分な睡眠」「ストレスの軽減」などの様々な視点があり、それぞれ市場を動かすテーマでありますが、今回の記事は、「消費者が免疫力アップに効果があると感じる食品」をまとめます。

腸活・菌活は息の長いブーム

腸活・菌活という言葉がメディアで多く使われるようになったのは2014年頃からだと思われます。
ヨーグルト製品(乳酸菌飲料含む)の市場規模は、2011年の2400億円から、菌活ブームでのドリンクタイプ製品の大きな伸長を経て2016年には2954億円に達し、その後も安定しています。

腸活・菌活に関連する食品例
・ヨーグルト
・納豆
・甘酒
・食物繊維
・バナナ
・漬物(キムチ、ぬか漬けなど)

腸活・菌活の代表食品である発酵食品は近年のブームにさらに追い風

植物発酵食品「万田酵素」を製造・販売する万田発酵株式会社の調査によると、多くの人が以前よりヨーグルト、納豆などの「発酵食品」を意識して食べるようになったことされています。

コロナウイルスの影響で、食生活への意識が変化
・食べる機会が増えた食品 1位:ヨーグルト、2位:納豆、3位:野菜

新型コロナウイルス流行において、以前と比較して健康を意識して食べる頻度が上がった食品は何ですか。(いくつでも)

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発酵食品を取りたいと思う人は9割以上
・発酵食品を食生活に取り入れたい人は91.3%
・取り入れたい理由は「腸内環境を整える」効果を期待

発酵食品には、様々な効果が期待されていますが、実際に発酵食品を食生活に取り入れたいと思いますか? 

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「とても取り入れたい」「できれば取り入れたい」と答えた方にお伺いします。発酵食品を取りたいと考えるのは、どのような効果を期待してですか?(いくつでも)

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【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:30~60代の男女
サンプル数:832名
調査期間  :2020年5月15日(金)~2020年5月16日(土)
調査方法  :インターネット調査

調査詳細
在宅時間の長期化における人々の食生活の意識の変容に関する調査

食品のうま味や日持ちを良くしたり、カラダに役立つ新しい成分を作ったり、不可食な事物を可食化したりするチカラがある発酵。
日本には元来発酵食品が多くあり、伝統食ともいえますが、近年は発酵食品が注目される機会が定期的に訪れていて、ブームの域をこえて商品数も増加しています。


アフターコロナの腸活・菌活商品

近年、腸活・菌活などの言葉で啓蒙プロモーションにより活性化してきた乳酸菌飲料や発酵食品ですが、今や、商品数やブランド数はとても多くなり、今後は具体的に商品選択に繋げるブランディングが必要になりそうです。
大型の広告や販促プロモーション、流通への配荷プロモーション、コラボプロモーションなどの展開に注目しています。


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