見出し画像

カミムラナナさんの記事を読んで、“書く”ことに対して気づいたこと

『文章を誰かに届けるのって、とても難しい。
どんなに一生懸命に書いたとしても、相手が「もういいや」とブラウザを閉じてしまったら、それで終了。
その先にものすごくいいことが書かれていて、その人の人生を変えうるような文章だったとしても、残念ながら一生届かなくなってしまいます。』

インターン先の上司にこの記事を勧めていただき、初めて読んだ時にまず思ったのは、「この先をもっと読みたい」ということです。この先、この人がなんて書くのか気になって、心の底から、読みたい!と思いました。


メディアのインターンを初めて2年、文章を書く、ということに自分なりに向き合ってきました。確かに原稿は割とコンスタントに書いてきたし、企画段階から考える機会をいただくこともあって、自分が作りたい・届けたいコンテンツを世の中に出すということも経験させていただきました。

実際にこの世界で関わる前は、まさに「この自分が作りたい・届けたいコンテンツを世の中に出す」ことが夢でした。自分が共感するものを1人でも多くの人に届けて、共感して欲しい、と。今の上司にもそんな話をしたことを覚えています。

確かに編集者の熱意として、必要な気持ちだと思います。でも、これだと一方的な“情報提供”に過ぎません。死ぬほど溢れていて刻一刻と変わる情報の中の、ひとつ。誰かがヒットして読んだら奇跡、みたいな。

作るなら、誰かに読まれないと意味がありません。

今この情報を欲している人に、最適なタイミングで、最適な伝え方で届けなければなりません。そして、その記事を読んだ人に、どんな気づきを得たりどんな行動を起こして欲しいのか、イメージしながら伝えなければなりません。どう感じて欲しいのか?を考えて、カミムラナナさんが言うように『画面の向こうにいるたった1人の「あなた」ととらえて、語りかける』必要があります。

こういったことを考えて、日々の業務に取り組んで、影響力のある文章を書けるようになりたいと改めて感じました。


カミムラナナさんのこの記事を読んだ時、私はもっと先が読みたくなりました。それは、冒頭で、私がこの記事を読めばどういうことに気付けるのかが具体的にイメージしやすかったから、刺さったのだと思います。

こうやって、読者の方が「あ、これは自分のための文章だ」と感じてもらうことが、記事としての最初の一歩。そして冒頭こそが、その読者との信頼関係を築くための最初のスタートライン。ただの記事の“紹介文”ではない、読みたい!と思う冒頭を書けるようになりたいと思いました。


自分の考えたコンテンツで、

何かを、誰かを、動かせる文章を書いて、届けること。

これが今の私の目標です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?