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マーケティングが人を幸せにするということ

最近、マーケティングで感動した事例があるので記録しておきたい。

きっかけはTwitterで見かけたこのツイート。

フルーツジュースを製造販売している会社イノセントの公式アカウントが、なんと応募者全員に自社製品を1ケースプレゼントするという太っ腹なキャンペーンを行ったのだ。かかる費用は送料のみ(!)

迷わず応募し、無事に後日自宅にクール便で1ケースのドリンクが届いた。

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ほんとにきた…。

そして早速1本飲んでみる。おいしい。これは本当においしい!!
添加物を感じないフルーツそのものの甘さが感じられる、酸っぱくない、飲むだけで気分が上がり思わず笑顔になる、そんなご褒美ドリンクだった。


そして、(ツイートで知った)「無料で自宅まで1ケースものドリンクをくれる気前の良さ」→(実際に手に取り感じる)「製品の確かなおいしさ」→(商品ラベルに記載されていた)「利益の10%をチャリティーに回す等の会社のエシカルな取り組み」の3点拍子に、すっかり私はイノセントの虜になってしまった。ファンになってしまった。今後も店頭で見かけたら迷わず買うと思う。
この、実際に商品を手に取らせてからの自社のサスティナブルな取り組み紹介をここぞとばかりにアピールしているのもファン獲得に効いている。獲物は逃がさないというわけだ。


マーケティングというと、どうしても『不要なもの(特にニーズのないもの)を企業目線で顧客にいかに売りつけるかを考えるもの』…という詐欺師のようなイメージがあったのだが、今回のイノセントのキャンペーンは顧客目線に立った、すごく良いマーケティング事例だと思った。
実際に顧客を幸せにしているし、企業のブランドイメージも上がりファンが増えマーケティングに成功しており、両者winwinだからだ。

企業が自腹で大盤振る舞いしているキャンペーンであるため赤字が心配ではあるが、今回のキャンペーンを通してイノセントはかなりファンを増やせたのではないだろうか。私がSNSの中の人ならもっとツイートがバズってほしかったところだけど、応募数が膨大だと完全赤字なのでこのくらいのリーチ数で良かったのかもしれない。

このツイートがきっかけでイノセントを知った人、前から気になってフォローしていた人はこのキャンペーンきっかけで実際の商品を手に取って、ファンになった事例が多いだろうし、潜在顧客(リード)の獲得と、話題性も十分でブランドイメージの向上の成功が叶う事例だったと思う。

本当に良い商品を持つ企業であれば、いざ人手に渡ったときに着実にファンを増やせるのだ。それを踏まえて、良い商品を実際にいかに人手に渡らせるかを考えるのがマーケティングなんだろうな~。などと思ったりした。
マーケティングってやっぱり頭を使う。もっと勉強したくなってきた。

※マーケティングとブランディングの混合など間違いがあればコメントで指摘してください!!

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