前回
前回はChatGPTを使うと30分程度で絵本のあらすじが出来てしまうことがわかり遠い目になったのですが。。。
今回は箇条書きのネタだけ用意するとなろう小説まで書けることとがわかってしまい、
今後の創作界隈が末恐ろしくなってきたので、試したことをつらつらと書こうと思います。
ChatGPTにプロットから小説を書いてもらった。
今回は自分でネタ帳(箇条書のプロット)だけ用意して、そこから小説を作ってもらうことにしました。
と、言うわけで実験のために今回用意したプロットがこちら。
実験なので典型的(?)な悪役令嬢の婚約破棄シーンのネタを用意しました。
物書きたるもの、プロットだけ書いて力尽きたネタの一つや二つ隠し持っているものではないかと思います。
この実験が上手く行けば…、放置しているネタを放り込んで、一度は諦めたあんな話やこんな話を小説化出来る……、はず。
などと思いながら、ぽちっとボタンを押してみました。
ChatGPT「はい。書いてみますね」
・・・
普通に出てきちゃったよ。
ちなみに、前回のあらすじの時にもやりましたが、文章を一部変えて欲しい時も簡単です。
変えて欲しい内容を以下のように指定したら修正してくれました。
ChatGPT「了解です!修正します」
クライアントの急な修正要望に文句も言わず、
ChatGPT君がすぐさま対応してくれた内容がこちらです。
ついでに挿絵も描いてもらいました。
ネタを出しただけで力尽きた人間の物書き。
いい加減肩身が狭くていたたまれないっす……。
やばいっすね。
箇条書きにネタを書くだけで「それなり」の小説が書けちゃう時代がきてしまっています。
もちろん、上の文章を見て貰えれば、
売れっ子の小説家の人や、そこまでいかなくてもそれなりに書き続けている人の文章に比べれば、ChatGPTの文章は平たんで味気ない文章に感じる所もあると思います。個性が少ないっていうんですかね。
でも、ChatGPT君。小説書き始めた頃の自分よりは100倍上手いっすね。
「…今は勝ってるの?」という質問の回答は差し控えさせてもらうことにして……。(目を逸らす)
「読みやすさ」の面なら今の自分も普通にぼこぼこに負けてる気がします。
怖い。なんだこれ。生きてるうちに現れて良い技術なのか。
現状でも既に「なろう系」と呼ばれる小説投稿系SNSが乱立する世の中ですが、
箇条書きのネタだけで小説が書けてしまうようになれば、今後ますますネット上には小説が乱立することになるんだろうな……。と遠い目をしてしまいました。
もしかしたら、今まで読み手として好きな小説を「小説家になろう」や「カクヨム」などで探していた層が、「好みの小説を探すよりも、好きなネタを指定してChatGPTに書いてもらった方が早い!」となるかもしれないです。
今後ますます書き手だけが供給過多になって行くことが予想される中で、
少しでも埋もれないようにするにはどうするか。。
人間に出来るのは何なのか。。。
自分の何百(何千?)倍の速さで小説を書いていくChatGPTを遠い目で見ながら、思わず考え込んでしましました。
いや、怖っ!