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だいすきなばぁば

ばぁばが虹の橋を渡って四十九日がすぎました。

ばぁばと会えなくなった感覚は今もまだなくて

どこかお散歩いっとるんかな?

だいすきだった町内会の集まりに行っとるんかな?

早く帰ってこんかなぁ?そんな感覚です。

でも...どこを探してもばぁばはいません。

ばぁばのベッドだって服だって靴だってお茶碗だっておじゃみだって大正琴だって全部全部あるのに一番大事なばぁばが、ばぁばだけがいません。

なぜかお家にはばぁばの綺麗にしてもらった写真やお通夜の時に来たでっかいお花や果物があります。

どうやら一瞬で葬儀というものが終わったみたいです。

バタバタしてあっという間でした。

でもこの四十九日はすごく長くも感じて何にも整理できんまま時間が経ちました。

何があったかなんて思い出そうとせんと全然思い出せん期間。

なんなら思い出せんとこもある。

受け入れるしかないのに受け入れきれてない自分もいますが感じたことを思ったことをそのまま書いてみようと思います。

まずはだいすきなばぁばをちょこっとご紹介します。

ばぁばは

・とっても優しい温かい人

家族はもちろん、親戚にも近所の人にも娘や孫の友達にもみんなに愛されて慕われてます。

それはきっとばぁばがみんなに愛をたくさん届けとったから。

・なんでもできる人・努力の人

家事も農業も音楽も運動もお花も編み物もなんでもできる(できるまで頑張る)、苦手なことはあってもできんことは何一つない天才さんです。

何かできんときは真っ先にばぁばのことを大声で呼んで教えてもらったり助けてもらいました。

私だけじゃなくて町内会の人たちもばぁばを頼って尋ねてきてました。

・所作が綺麗

近所や親戚からお客様が多い家なので大体ばぁばが1番に、はーいって言って出ておもてなしをしとったのです。
話し言葉も丁寧で一つ一つの所作が本当に綺麗。背筋もいつもぴーんでご飯食べる時も同じ人間だとは思えんくらい綺麗。
とになく何するにもお手本のように綺麗なのです。

まだまだあるんじゃけどね。
全部書くととんでもないことになるけえあえて3つだけにしておきます。

うちは両親共働きの3世帯(4世帯の時もあったけど3世帯の方が長いので3世帯にします)で小さい頃からお家を出るまで私はばぁばとずっと一緒でした。

小さい頃の一番大事な時期をばぁばに育ててもらったとママがいうくらい何をするにもばぁばと一緒。
ママが仕事終わって帰ってきてもママを通り過ぎてばぁばのとこにいっちゃうくらいのおばあちゃんっ子でした。(ママなんかごめん)

保育所には一緒に歩いて送り迎えしてくれたこと
小学生の時名札無くしたら速攻お手製のを作ってくれたこと
大正琴ひいたら褒めてくれたし教えてくれたこと
住吉花火の日は二人で留守番して天才!志村どうぶつ園を見るのが恒例だったこと
髪の毛切ってくれてアレンジもしてくれたこと
帰るとこは絶対にばぁばのとこで帰ったら絶対「おかえり」って言ってくれたこと

どこを切り取ってもばぁばがいない場面はなくて、いまだってこうやって思っとんじゃけえばぁばは居てくれてるのです。

でももう会えない。
最後までとってもかっこいいばぁばでした。
きぃが東京から帰るのも従姉妹達が遠くから駆けつけてくれるのも待ってくれとったし全員集合でちゃんとみんなにお別れしとったの。

このコロナ禍で何年も新年会とかできてなかったけえ久しぶりの親戚大集合でした。
もう何年もできてないけえもう集まりとかできんかなとか勝手に思っとったけえそんなとこでもばぁばの力ってすごいなぁと感じました。
みんなで机を囲んでご飯食べて話してってできたのもばぁばがまた繋いでくれたご縁。
ありがとうです。

まだ見せたかった姿がたくさんあるのに
ありがとうもごめんねもまだまだ伝えきれてないのに
今までの恩返し何一つできてないのに
きぃの頑張りが足りんくて間に合わんかった。

ばぁば会いたいよ

ばぁばの孫でほんまによかった 


亡くなった人のことを思うと、亡くなった人の周りにお花が降る

って聞いたの。
ばぁばはお花が大好きだったけえずっとお花に囲まれて居れるようにずっとずっと想っとくけえね

泣きなさんなって言われそうじゃけどばぁ場が好きすぎて泣いちゃうのです。しょうがない。これは怒んないでね←


なんかいっぱい書きたかったのに…
なんて言葉にしたらいいかわからず中途半端になってしまったけどここに書ききれんかった想いは今はもう少し大事に心の中にしまっておきたいと思います。
もしいつかぴったりな言葉を見つけて言えるようになったらどこかでなんらかの形で残したいな。


"頑張りや"

最後にきぃがばぁばに貰った言葉。
頑張るよばぁばまできぃの活動届けるよ。
見ててね
ばぁばの孫だよ?
任せろっ!

ありがとう
ずっとだいすき

#おじいちゃんおばあちゃんへ

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