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時計修理屋さんでの出来事。

この前、腕時計を修理した。

手巻きの腕時計をいくらクルクル回しても、時計の針が動かなくなった。大切な時計なので修理に出す必要がある。直るのかどうかわからないけど、修理屋さんにいってみることにした。

札幌の地下街にある時計修理屋さんにいくと、対応してくれたのは女性スタッフで「直りますかね?」と聞くと、どうなるかはわからないけど、支払い金額の上限を決めてもらえれば、その費用内でできる限りの修理をしてくれるという。

なので依頼することにした。修理までは約1ヶ月かかるというが、もしも手に負えない状態だったら連絡してくれて、かつ修理費用は後払いということで、内容に納得した私は時計をあずけてお店を出た。


1ヶ月後。


電話がかかってきた。「修理が終わったので受け取りに来てください」という内容の電話。お、直ったのかな、直ったから電話がきたのか、と思いながら「はーい」と言ってお店に向かった。

お店に行くと対応してくれたのは男性スタッフで、少しカタコトだったから外国人なのかな、と思ったがとても印象の良いスタッフだった。「腕時計を取りにきたイトーです」というと「あ、はーい!」と言ってお店の裏側に消える。5秒後くらいに袋に包まれた腕時計をもって戻ってきてくれた。

「こちらどうぞ」とニコニコ言って時計を渡してくれた。少し気になったので「あの、この時計って直ったんですか?」と聞くと、あっけらかんとした顔で「直ってますよ〜」と言う。ありがとうございます!


男性スタッフは「ではこれで」と言って、お辞儀をしてくれたので、私も「ありがとうございます」と言ってお辞儀をしつつ、お店を出る。いやぁよかった、と思いながらホクホクしながら時計を見ていると「あ」と気づくことがあった。

お金を払っていない。

というわけでお店に戻る。「あの〜」と言って店員さんに話しかけるときょとんとした顔で応対してくれる。「ぼく、お金って……払いましたっけ?」と聞くと、少しの間があって「あぁ!」と言って焦っていた。


この一連の全ての流れを全て横で見ていた女性店員さんが言うことには、

「お兄さん、戻ってきてくれてありがとうございます!」


<あとがき>
すごく時間がないので、あったことを事実そのままにただただ書きました。大切な腕時計はきちんと直っていました。よかったぁ。いったいこの時計を誰が直してくれたんだろうなぁと思いつつ、帰りました。修理費用は3万3,000円でした。今日も最後までありがとうございました。

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