不安を隠して密かに応援
雨音で目覚める朝。
いつもと違う空気。
振り払うようにたわいない話。
やわらかな空気。
なくしたまま帰る。
ふいに大事な気持ちが溢れる。
そして入り混じる。
前にも書いたけれど、高校進学に向けて、いくつかの高校の説明会やオープンスクールに息子と一緒にまわっている。
学校に行きづらく出席率がよくないし、授業に学期ごとの何割かは出ていないと成績もつかなくなり、テストも……と内申点にほとんど期待できないので、内申点を重視する高校はむずかしい。
でも、最近はいろいろな高校があって、学校に行きづらい子を積極的に受け入れている高校がある。出席率や内申点をあまり重視せず、本人の気持ちなどを見て受け入れてくれる高校があって、そういう高校を中心に見てまわっている。通い方もいろいろ。
そういう高校しか見ていないけれど、見てまわったどの高校も、学校への行きづらさを理解してくれた上で、生徒を応援してくれる良さそうな先生が多いなぁと感じた。
温かく見守ってもらえそうだな、成長するのを一緒にそっと支えて応援してくれそうだなぁと。
学校へ行きづらい子は周りにも多いなと感じるし、見てまわってる高校の見学にも同じような子達がたくさん来ているし、息子が通ってる中学校にも学校に行きづらい子が数人いる。
学校の行事などで会う時に話せる数少ないお母さんには、息子が学校に行きづらいことも話せている。
でも疎外感のような、はじかれているような気持ちになることはたまにあるし、そういう考えの人に出会って気持ちが沈むこともたまにある。
けれど学校に行きづらい子に関わったことのあるお母さんや先生達は、気持ちを理解してくれる人が多くて、少なくても優しく見守ってくれる人はいるんだなぁと思う。
高校からは気持ちを切り替えて頑張りたいということを息子は言っている。
普段から0か100かの完璧主義なところがあるんだけど、高校見学に行く中で、高校の先生達の言葉が響いているよう。
「高校では失敗をたくさんしてください」ということや「休んでもいい。休んだからダメだとは思わなくていい」という言葉で少し気持ちが楽になったみたい。
同じことを伝えるのでも、親から話すより周りの人から聞かされた方が、すんなり聞けることがよくあるんだよね、息子は。だから、失敗してもいいと言ってくれて、それが息子の心に響いてすーっと入っていってよかった。
つい心配の方に傾きがちになってしまうけど、本人のやる気を後押ししてあげなければなぁと思う。
行きたい高校を選んで欲しいなと思うし、どの高校を選ぶのかなと楽しみ。そして、希望の高校に行ければいいなと心配を隠しながら過ごしている。
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