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残業が多い人は優秀

僕は上司のパワハラで うつ病になったわけですが、うつ病になってどんどん悪くなっているのに誰も気付かなかった。

一つの原因はパワハラの犯人が上司だったからですが、もう一つの原因は、僕がものすごく残業が少なかったからです。

僕は常々、一生懸命仕事をしていたつもりで、一生懸命とは、計画を入念にたて、何度もテストし、手順を繰り返し記録して修正して実施にあたり、トラブルがあったら冷静に準備していた対応をし、また記録して報告する、それの繰り返しでした。

PDCAサイクルなんていいますが、それを真面目にやっていただけです。

結果的には僕はどんなに体調が悪くても、睡眠障害で眠れなくても、あらゆる業務の手順が記録されているので、何も問題なく業務が終わり、周りが何時間も残業しているなか、僕のチームだけはさっさと帰っていたわけです。

パワハラなんてする上司ですから当たり前ですが、部の会議ではいつも、新しい業務ができると、勤務記録を見て一番残業が少ない人に業務を当てられてました。まあ、僕のチームですね。僕は会議で毎回丁寧なスケジュールと進捗を提出し説明していたんですけどね。そして、ほかのチームのリーダーはみんな毎回の会議で「忙しくて進捗報告書が書けなかった」って言ってましたね。

会議があるのがわかっていて、忙しいのになぜ報告が書けないのか、僕はさっぱりわかりません。忙しいからこそ業務をすべて整理して綿密にそれぞれの計画を立てるもんじゃないんですかね。そしてそれぞれのどこがどうキャパを超えてるから必要なら応援を頼むとか、そういうことするなら報告書って最優先じゃないですかね。僕ならそうしますけど。

そして上司は、それぞれの業務の進捗がわからないから勤務時間で仕事を割り当ててたんですけど、報告書が出てないから誰がどれだけ仕事をしてるかわからない状況をなんとも思ってなかったんですかね。幹部社員の気持ちはわかりませんけど。

まあ。そんなわけで、僕は残業がとんでもなく少なかったんです。

そして日本の企業と、労働基準監督署は、勤務時間しか見ません。つまり、残業が多い人しか心配しないんです。

僕のように残業がぜんぜんなくても、睡眠障害で眠れず、上司にパワハラを受け、他の人より数倍の仕事を押し付けられ、うつ状態がどんどん進んでも、気づいて助けてくれる人がいないんですよね。

結果的に、僕はうつ病になり、15年になりますが、まったく治ってません。これ、労災じゃないのかね。(パワハラでうつ病になって労災認定された人はほとんどいないそうです)

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