見出し画像

教育と自分、可能性は無限大。 - willdoor summer camp 2023 -

Willdoor summer campを終えて

8月の中旬、東京のとある場所で、教育に関心があるU20が集まって開催されたサマーキャンプ。
私は、学園主催以外の宿泊プログラムに参加するのは初めてだった。緊張していたが、得られたものは当初想像していたよりもずっと大きかった。
何より、同じ興味や関心を持った同世代と一日中教育の話ができることが新鮮で、とても面白かったので、忘れないうちに記しておこうと思う。


①教育に関することで、自分のしたいことが大方まとめられた+新たな問いが見つけられた

記入したメモ

自分と向き合う

まず、自分がしたいことは教育で、自分の得意なことは文章を書くことだった。そしてそれらを組み合わせたように、「教育に関する情報発信をする」というざっくりとした目標があった。
(もちろん、教育と文章を書くことが好きなことは前提として、)今回はその目標になった理由をかなり細分化できたと思う。

それは、サードプレイスや課外活動について「自分が知らなかったこと」によって損してしまっていたことがあり、それを今後なくすために記者になり情報を伝えていきたいということ。

また、記者になりたい理由としてもやもやとして在るだけだったものも、かなり言語化できたと思う。
それは、「未来を考えすぎる」日本の現状を変えたいという気持ちだった。

今と未来

私は、日本だけでなく発展した社会全体が、未来のことを考えすぎないといけない雰囲気におかれていると思う。
もちろん、現在の社会を維持・発展させていくためには未来のことも考えなければならないと思う。しかし、あまりにも囚われすぎてはいないだろうか。

大学受験の際、「これが終わったら、大学生活をエンジョイするんだ!」と言って、朝から晩まで勉強づけ。合格してからは華の大学生活を楽しんでいたものの、いつの間にか就活へ突入。就職してからは家庭生活を担い、税金を払うために働き、いつの間にか老いている。
この流れが当たり前になって、やりたいことが否定され続けできないまま死んでいく世の中というのは、おかしくないだろうか。
私はそこに大きな疑問を持っている。
(もしかしたら、この流れから脱却し、より人生を楽しむために探究学習が推奨され初めているのかもしてないとこのキャンプを通して思った。)

これは、きっと情報発信で変えていくには限界があると考えている。だから、教育を介して変えていきたい。

これについて合宿に来ていた他のメンバーにも手伝ってもらいながら、深夜まで考えた。
初めは、「今したいことができる授業」をすればいいのではないかと考えていた。ゲームをしたい人はゲームをする、外で思いっきり遊びたい人は外で遊ぶ。そんな教育だ。
しかし、そうした際のデメリットが大きかった。
この授業を実施したとして、周りに流されて自分のやりたいことができなかったりすれば意味がない。目的は、「生き方を自分自身で形成すること」である。
おっ、ここで矛盾が生まれた。
情報を伝えたい目的(将来したいことの理由)は「未来だけじゃなくて今を生きる雰囲気になってほしい」ということなのに、その教育をする目的は「生き方を自分自身で形成すること」になっている。
noteを書きながら今考えたことも書き足していると、新たな疑問が生まれてくることが何度もある。面白くなってきた。
これについても少しずつ考えよう。

ちなみに合宿で自分の考えとしてまとまったのは、「今を生きるための授業」をすればいいのではないかという結論だ。
今を生きるための考え方やノウハウを学び、活用する。要するに哲学的な授業である。
自分に必要だと思う部分のみ取り入れていくため、テストは実施しない教科。大切なのは覚えて問題を解くことではなく、「こういう考え方もあるんだな〜」と耳に入れておくこと。ふとした瞬間に役立つことがあると考えるからだ。
「今を生きる未来」をつくるために授業を受ける。なんて矛盾している面白い状況なんだろうか。
これは一つの方法に過ぎず、実現可能かもわからない。視野を広げつつ様々な方法を考えていきたい。

②忘れていたことが思い出せた

これまでの経験だけでなく、感情も共有するワーク。

サマーキャンプ1日目。
まずは自分のことを深堀してみる時間があった。
小学校から現在まで、よく見てみると教師に影響された出来事が多いことに気がついた。
周りを見てみると教師にいい意味でも悪い意味でも影響された人や、自分の受けてきた教育に影響されてきた人が多かった。

さらに、忘れていたことも思い出せた。

💡 価値観は経験の裏側にある
💡 過去の自分の経験は、苦いものでも自分の糧となる

わかっていたはずの二つ。
両方とも思い当たることばかりなので、過去の経験を活かせる環境にあるN/S高はすごいんだなーという、新たな発見もあった。
もしかしたら、自分の中で潜在意識として残り続けていたのかもしれないな。

そして、今回の一番の収穫と言っても過言ではないこと。

リアルってすごい。

普段の機械を介しながら話をするのとはまた違う脳の働き方をしている気がして、とても充実していた。
会うこととは、こんなにもすごいことなのかと実感した。とりあえず会って話がしたい、MTGがしたい。そんな気持ちを強く感じた。

③自分の恐怖心も認めて

今回の新しい気づきとしてあるのが、「もみじまんじゅうすげえ」ってこと。

え?とうとう頭をやられたかって?まあまあそう焦らずに。

私は集団に対してのトラウマが少しだけ残っており、合宿開始30分ほどで耐えきれず部屋から飛び出してしまった。

私はいつも衝動的な不安に襲われ、何もできなくなってしまう。でも今回は違って、落ち着いて立ち直ることができた。
そこで、ちょうど全体に向けた自己紹介の時間だったので、もみじまんじゅうの話をした。
物語に簡単に依存してしまう私にとっては、何かのストーリーや登場人物を心の頼りにして平穏を保つことは難しい。そんな私だからこそ、固有名詞であり仲のいい安心できる友達を思い出せるもみじまんじゅうが、心の支えになっていたんだと知った。

馬鹿馬鹿しい話だろうか。そうだろう、私もそう思う。
でも、それで私が立ち直れたのも事実なのだ。
なんて面白い話なんだろう。あーー、もみじまんじゅう、すげえ。

これから


今回は本当に学びが大きく、次に活かしたいことばかりだった。
この流れを無駄にしたくない、そんな気持ちで、片道4時間の新幹線の中でもこの文章を書き続けていた。
一つだけ後悔があるとすれば、今回関わった仲間の名前をあまり覚えられなかったことだろう。
今回の目的にそれが入っていなかったこと、元々人とのつながりと持っておくことが得意ではないことを考えれば仕方がないことではあるが、、今回きほちゃと話した方がもしこのnoteを読んでいるのなら、、ぜひDMかなんか凸ってください待ってます、、。

それでも、今の自分なりにたくさんのことを考えられたと思う。えらいぞ。そんなこんなで、気づきも次への挑戦も得られた2日間。一歩ずつ進んだ先の”今”に輝かしい世界があることを信じて、私たちは進み続けるだろう。

さて、次はどんなことに挑戦しようか。

1日目の集合写真。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?