無題

「昼下がりの団地妻」についての論考

ことの発端はこうだ。

「借りたはずのないDVDがレシートに書かれている…」

友人がSNSのタイムラインで、
レシートの写真と共にそんな投稿をしていた。

まあよくある話だし、
恐らく店員さんが間違って違うレシートを渡したのだろうと思う。
まあ、それはいい。でも僕はあることに違和感を感じた。

「昼下がりの団地妻〇△×□」

そう、その作品名だ。
そして、そのタイトルが付けられた作品が流通しているということに。

違和感はどこからやってきたのかは結構大切なので、
後述するとして、早速僕はGoogle先生に頼ってみた。

な、なんと!
0.33秒で、395,000件の検索結果がヒットした。
まさに、アンビリーバボーである。

Google先生はかなりのインテリさんだから、
古い作品なども情報として拾い上げているのかもしれないが…
それでも、ニーズは非常に高いということだろうか。

僕がここまで深堀りする理由。
それは、非常にシンプル。

この時代に、昼下がりの団地で、
やいのやいのしている既婚者がどこにいるんだ!
(*やいのやいの=性行為)

はじめの論考ポイントは、専業主婦かどうか。

2010年の国勢調査によれば、57.8%は共働き。2人に1人だ。

となると、昼下がりの団地妻さんの所在は
共働きが少ないと言われる首都圏に絞られてくる。

次の論考ポイントは、年齢である。

これはあくまでも自身の経験値ではあるけれども、
出産後の女性が不倫するとは思えない。
(いや、別に不倫はあるだろうけれども、確率論的に…)

なぜなら、乳飲み子を横において、
やいのやいのしたりする暇はどこにもないからだ。

現在の平均出産年齢(女性)は30.4歳。
子どもが小学校に通い始め、時間的余裕ができるのは、一般的に6歳。
となると、やいのやいのできる年齢は36歳となるだろうか。

ここまででわかったこと:
首都圏に住んでいる専業主婦アラフォーが昼下がりの団地妻。


くどいけれども、もう少しだけ考えてみる。

次の論考ポイントは、団地について。

国土交通省の調査によれば、
現在日本には約5000団地という数の団地があるとされている。
そして、その団地の8割は三大都市圏に集約されている。
(自分で調べていても、びっくり!)

さらに、築年数25年以上経過している団体は、
約5000団地のうち約5割の2,800団地とされている。

となると…
相当声を押し殺しながら、きしみを楽しみながら、
夏であれば戸締りばっちり、冬は風がびゅーびゅー吹く中でのやいのやいの

せざるおえないのである…。

いわゆる僕らが(いや僕だけか)想像するような、
カーテンひらひらの、整理整頓された部屋なんかありえないのである。

疲れたので、今日はここまでとして、
最後にアダルト映像業界の方に提言。

「昼下がりの団地妻」を追従するであろう、
類似ジャンルの人気タイトルは下記の通り。
(ちょっとマイルドにいきます…)

⊡ 「育休中のダメなワタシ」

⊡ 「昼下がりのママ友とのお遊戯日記」

⊡ 「早朝のワタシがあなたのもの」

編集後記:アダルト作品のコピーライティング難しい…。


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