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Star Wars Galactic Magazine

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遠い昔、遥か彼方の銀河系で... #スターウォーズ #StarWars
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『スター・ウォーズ アソーカ』(スター・ウォーズ ドラマ感想①)

あらすじ 念願の実写ドラマ  3Dアニメ映画『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』で初登場を果たしてから15年、アナキンの弟子としてデビューし、押しも押されぬ人気キャラクターへと成長したあのアソーカがとうとう実写ドラマで主役を張るときがやってきました。全くのゼロから立ち上げたマンドーを除けば、ディズニープラスではここまでオビ=ワン、ボバ、キャシアンといった映画を彩る登場人物によるスタンドアローン作品をドラマ化してきましたが、スピンオフを主体に「スター・ウォーズ」を追っ

「マンダロリアン」シーズン3の見所紹介

ディズニープラスで配信中の「スター・ウォーズ」シリーズのドラマ作品「マンダロリアン」をシーズンごとに、私なりの見所や楽しみ方と合わせて紹介していきます。 シーズン1の見所紹介 シーズン2の見所紹介 基本的に視聴済みの「スター・ウォーズ」初心者の方に向けた解説記事です。各エピソードのあらすじについてはなるべく「結末は見てのお楽しみ」という形で物語のさわりを紹介していますが、完全なネタバレ回避にはなっていませんのでその点ご注意ください。 ダークセーバーシーズン1のラストで

「キャシアン・アンドー」11話〜12話を振り返り

ディズニープラスで配信中の「スター・ウォーズ」のドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」第11話からシーズン1のフィナーレとなる第12話までの展開を振り返ります。記事は視聴済みの方に向けた内容となっています。またドラマの性質上、映画作品のエピソード1〜6 と「ローグ・ワン」の視聴済前提にもなっています。あらすじは「さわりだけ」を意識してなるべくサプライズ要素や結末は書かないよう心がけていますが、完全なネタバレ回避にはなっていませんので映画作品も含めて、未視聴の方はくれぐれもご注

「オビ=ワン・ケノービ」4話の展開を振り返り

ディズニープラスで配信中の「スター・ウォーズ」のドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」第4話の展開を振り返ります。記事は視聴済みの方に向けた内容となっています。またドラマの性質上、映画作品のエピソード1〜6 視聴済前提にもなっています。あらすじは「さわりだけ」を意識してなるべくサプライズ要素や結末は書かないよう心がけていますが、完全なネタバレ回避にはなっていませんので映画作品も含めて、未視聴の方はくれぐれもご注意下さい。 1〜3話までの振り返り記事はこちらです。 PART

「オビ=ワン・ケノービ」1〜3話の展開を振り返り

ディズニープラスで配信中の「スター・ウォーズ」のドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」前半3話の展開を振り返ります。記事は視聴済みの方に向けた内容となっています。またドラマの性質上、映画作品のエピソード1〜6 視聴済前提にもなっています。あらすじは「さわりだけ」を意識してなるべくサプライズ要素や結末は書かないよう心がけていますが、完全なネタバレ回避にはなっていませんので映画作品も含めて、未視聴の方はくれぐれもご注意下さい。 『ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」を予習』での予想通

ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」を予習

配信開始が来週に迫ったスター・ウォーズのスピンオフドラマ「オビ=ワン・ケノービ」について、事前に押さえておくと深く楽しめるかもしれない情報をまとめてみました。予告編からや事前に公開されている情報をあわせて紹介していますので視聴に際して情報を全く入れたくないという方はご注意下さい。 オビ=ワン・ケノービは何者? 《初級者向け》 オビ=ワン・ケノービは「スター・ウォーズ」シリーズの映画第1作「エピソード4 新たなる希望」に登場したキャラクターの一人です。 主人公ルークを影で見

マンダロリアン シーズン1 トリビア(イースターエッグ) ①

 熱心なスターウォーズファンを製作陣に迎えたマンダロリアンには、隠し要素(特に"隠されて"いるわけではないけど、見つけるとちょっと嬉しい要素)が数多く散りばめられている。こういうのを海外ではEaster Eggsと言うらしい。  「ディズニー・ギャラリー スターウォーズ:ザ・マンダロリアン」という製作の背景を監督やキャストが語る動画のシーズン1・第8話でも語られているが、更に細かく紹介していこうと思う。(※一部、本作が初登場の用語も紹介します)  ※ものすごく長い記事な上、

最終話サプライズから感じる渾身の『スター・ウォーズ』リスペクト『マンダロリアン』シーズン2

【海外ドラマファンのためのマガジン第102回】 映画『スターウォーズ』シリーズを見たことがないという人でも、ヨーダの存在は知っているのではないでしょうか? ヨーダは、プロフィールによると身長66センチということなので、人間でいえば1歳児ほどの大きさしかありません。 けれど、彼は偉大なるジェダイ・マスターであり、フォースを自在に操れる銀河系最強の剣士でもあります。 ヨーダは『スター・ウォーズ』の中でも、R2-D2やC3-POと共に人気の高いキャラクターですが、その種族や

TVドラマ雑記『マンダロリアン』

ストリーミングが主流となりつつある昨今、TVドラマと映画との境は非常に曖昧になってきている。もちろん映像技術の進歩と恩恵の下で、より安価により派手に見せ場を構築できるようになったのが大きいのだが、その中で一際輝いているのが、『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』だ。製作費2億ドル超の大作シリーズをどうTVに落とし込むのか…作り手がとったのはマカロニウエスタン・侍映画への源流回帰だった。子供を連れて旅する孤独なならず者は、かつてジョージ・ルーカスが自作の血

散文-『マンダロリアン』終了に寄せて- 僕のスター・ウォーズとの別れ

 スター・ウォーズ(以下SW)とは、本当に長い付き合いだ。  両親にレンタル店で旧三部作のVHSをくり返し借りてもらい、沖縄旅行中に『クローンの攻撃』のパンフレットを失くし、祖父を劇場へ無理に連れ出して『シスの復讐』を見せてもらった。あの頃は単純だった。表現やデザインに対する批評がなく、ただただ作品の持つ雰囲気を楽しんでいただけだったから。周りの大人が、あるキャラクターを嫌おうと、戦闘機の形状に文句を言おうと、僕はスクリーンの向こうにある世界が大好きだった。  年月は過ぎ、ち