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マンダロリアン シーズン1 トリビア(イースターエッグ) ①

 熱心なスターウォーズファンを製作陣に迎えたマンダロリアンには、隠し要素(特に"隠されて"いるわけではないけど、見つけるとちょっと嬉しい要素)が数多く散りばめられている。こういうのを海外ではEaster Eggsと言うらしい。
 「ディズニー・ギャラリー スターウォーズ:ザ・マンダロリアン」という製作の背景を監督やキャストが語る動画のシーズン1・第8話でも語られているが、更に細かく紹介していこうと思う。(※一部、本作が初登場の用語も紹介します)

 ※ものすごく長い記事な上、ネタバレに配慮していないのでご注意ください。

第1話「チャプター1:マンダロリアン」(原題:Chapter 1: The Mandalorian)

アウター・リム

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マンダロリアンの作品説明文に使用されている単語で、正式には「アウター・リム・テリトリー」という名称。スターウォーズの世界の舞台となっている銀河は「コア・ワールド」と呼ばれる銀河共和国の首都惑星コルサントやハン・ソロの出身地コレリアなどを含む領域を中心としており、コア・ワールドから外側に向かうにつれざっくりと「コロニーズ」→「インナー・リム」→「エクスパンション・リージョン」→「ミッド・リム」→「アウター・リム・テリトリー」→というような領域に分類されている。アウター・リムは未知領域の手前の領域であり、銀河の中枢からは離れていたため裏稼業に携わる者が跋扈していた。

クオレン
酒場にいたイカのような頭部を持つ種族。『ファントム・メナス』で初登場した元老院議員のティッケスがこの種族。チャプター10でも登場する。

マンダロリアン
惑星マンダロアを母星とする戦闘民族。かつて銀河帝国との戦いによりマンダロアは荒廃し、敗北したマンダロリアンの生き残りは他の惑星へ移り住み生き延びている。後にマンドーが「マンダロリアンは種族ではない」と明かすが、特定の種族やマンダロア出身者でなくともマンダロリアンになることができるという。

ミスロル
酒場で登場した青い魚人がこの種族。『スカイウォーカーの夜明け』にはレジスタンスのメンバーとして同じ種族のジュン・ゴビントが登場した。

ハッティーズ語
酒場の人間の男性が話していた言語。『ジェダイの帰還』で初登場するジャバ・ザ・ハットに代表される「ハット」という種族の言語。

クバーズ
マンドーがレイザー・クレストに戻る際に笛でスピーダーを手配した人物がこの種族。チャプター4「楽園」や『新たなる希望』でも同じ種族が登場していた。

R2ドロイド
クバーズの渡し守が呼んだスピーダーを運転していたドロイド。シリーズ通してのマスコットキャラ的な存在、R2-D2とよく似ている。

グレイホールド
詳細は不明だが、なんらかの廃棄物だということが予想される。

ダンク・ファリック(Dank farrik)
マンダロリアンのシリーズ中で今後何度も登場する言葉。意味はまだ明らかになっていない。「ちくしょう」や「しまった」のような意味で使われているような気がするが…

アンバン・フェーズ=パルス・ブラスター
レイザー・クレストを襲ったラヴィナックに対して使われた武器。二股に分かれた先端から光線を出すだけでなく、対象をまるで蒸発させるかのように瞬時に分解する攻撃もできる。元々は1978年のアニメ『ホリデー・スペシャル』でボバ・フェットが使っていた武器。

カーボン冷結
『帝国の逆襲』においてハン・ソロが板状の物質に封じ込められた技術。レイザー・クレスト内に設置されている装置により、マンドーの捕らえた賞金首のミスロルもカーボン冷結された。

トランドーシャン
爬虫類のような頭部の種族。『帝国の逆襲』に登場する賞金稼ぎのボスクがこの種族。チャプター2「ザ・チャイルド」でマンドーを襲撃してきたのもこの種族である。

ローディアン
酒場にいた、頭部に2本の突起があり大きな目をした種族。後にペリ・モットーが肉の焼き加減について「ローディアンじゃないんだから(肉を焼きすぎるな)」という風に言及している。

サバック
銀河中で行われているカードゲーム。『フォースの覚醒』や映画『ハン・ソロ』で登場したほか、マンダロリアン内でも後のエピソードでペリ・モットーがプレイしている。

ジャワ
光る目を持つフードを被った小柄な種族。『新たなる希望』で初登場し、マンダロリアン内では頻繁に登場。母星タトゥイーンではジャンクパーツの収集・売買を生業にしている者が多いようである。

TT-8L/Y7ゲートキーパー・ドロイド
クライアントのアジトの入り口でマンドーのセキュリティチェックをした、伸縮するアームの先に小さな球体がついたような形状のドロイド。『ジェダイの帰還』のジャバ・ザ・ハットの宮殿の入り口でも使用されていた。

GNKシリーズ・パワー・ドロイド
クライアントのアジトの入り口にいたゴミ箱のような外見のドロイド。『新たなる希望』で登場。

パーセク
スターウォーズの世界で共通して使われている距離の単位。1パーセクは約3光年。ハン・ソロは最短でも20パーセクの長さがあると言われているケッセル・ランというハイパースペース・ルートを12パーセクで通過したことで銀河に名を馳せた。(この逸話は相当な知名度があるようで、『フォースの覚醒』ではレイがハン・ソロ本人に確認しているシーンがある。)

カムトノ(カムトーノ)
クライアントがマンドーに提示した報酬のベスカーが収納されていた容器。元々は『帝国の逆襲』でウィロー・フードというキャラクターが抱えていた容器だが、現実世界の電動アイスクリームメーカーと全く同じものが使われていたため、当時話題となった。

ベスカー
クライアントから報酬として提示された金属。マンダロリアンのヘルメットや装甲服に使用される金属で、非常に耐久性が高く、ブラスターの直撃にも耐える。チャプター9によると高値で取引されているらしい。

ファウンドリング
マンダロリアン達が育てている孤児たちのこと。マンドー自身も孤児であったことが明かされる。

B2スーパー・バトル・ドロイド
マンドーの回想シーンに出てくる逆三角形の体型をしたドロイド。『シスの復讐』や『クローン・ウォーズ』で登場。

チェーン・コード
頻繁に登場する単語だが詳細は不明。後に登場するキャラ・デューンはチェーン・コードに問題があり、逃亡兵であることが発覚してしまうと恐れている描写がある。また、賞金稼ぎギルドのグリーフ・カルガはキャラ・デューンのチェーンコードについては「自分の元で働くならば手続きは問題ない」と発言している。シーズン2ではとあるキャラクターがチェーンコードを見せるシーンが登場する。

コワキアン・モンキー=リザード
市場で檻に入れられている耳の大きな生物。すぐ目の前には串刺しにされて焼かれている仲間の姿があるという悲惨な状況である。同じ種族で『ジェダイの帰還』のジャバ・ザ・ハットの側に仕えていた個体が存在した。

ブラーグ
二本足の巨大な魚のような姿をした生物。クイールは家畜として飼い慣らし、騎乗して移動に使っている。『クローン・ウォーズ』や『スター・ウォーズ 反乱者たち』に登場。

アグノート
豚のような頭部をした種族で、クイールがこの種族である。『帝国の逆襲』でハン・ソロをカーボン冷結にかける際に登場した。当初は現実の豚の鳴き声そっくりの喋り方をする予定だったが、変更されたという裏話が明かされている。

ミソソー
ブラーグに乗る練習の際、クイールが「お前の先祖はミソソーを乗りこなしていたんだろう」と発言する。ミソソーは古代のマンダロリアンが騎乗していたとされる動物で、その頭蓋骨はマンダロリアンの伝統的シンボルであるが、今までシリーズ内では頭蓋骨または紋章としてしか登場していないらしい。

IGシリーズ アサシン・ドロイド
マンドーが向かった基地に現れたアサシン・ドロイド。『帝国の逆襲』で登場したIG-88にそっくりのドロイドであるが別個体で、IG-11という名がある。英語版では監督の1人であるタイカ・ワイティティが声を担当した。

ニクト
基地にいた傭兵集団の種族。『ジェダイの帰還』で初登場。

ヨーダの種族
小柄で大きな耳をした種族。謎に包まれており種族名すら明らかになっていないが、ヨーダの他に同じ種族にジェダイ・マスターのヤドルという女性がいる。非常に長命な種族で、ヨーダは800年以上も生きた。


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