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レシピコラム 〜さやあかねポテトのパピヨット

北海道産自然栽培ジャガイモ”さやあかね”の紙包み焼き
”パピヨット”

春 二節気 雨水(うすい)の献立より

紙包み焼き、大好きです。
料理が目の前に運ばれて来てから食べるまでに、中は何が入ってるのかな?とか、どんな香りがするのかな?
自分で包みを開けるならなおさらです。
紙包み焼きって、封を開ける瞬間が一番大事です。中に詰まってる食材の香りが一気に立ち昇ります。

自然栽培、つまり完全無肥料無農薬で一滴の水さえ与えずに土の力だけで育てたジャガイモ”さやあかね”を使います。
初めてこのジャガイモを食べた時は、その肉質のキメの細かさに驚きました。舌の上でスッと溶ける様でした。
自然栽培野菜特有の淡い風味を壊さない様、お湯で茹でたりせず、表面の泥を落としたらアルミホイルに巻いてオーブンでゆっくりと火を入れます。
皮を剥き、一口大の大きさに切ったらフライパンにバターとオリーブオイル、ニンニク、タイム、ローズマリー、を入れて温め、香りを出してバターがノワゼットの状態になったら、ジャガイモを入れ、本当に表面だけ薄いキツネ色程度の焼き色をつけます。
塩コショウをして油ごと紙の上に空けて紙を折りたたんでいきます。
オーブンで紙に焼き色が着いて、プーっと膨らんでくるまで焼き、サッと客席に運びます。

熱々のフレーバーポテトをどうぞ!

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