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【起業アイデアに役立つ海外最新ビジネスニュース #97】スタンフォード卒の起業家にインタビュー!


●Reaction

Reactionのミッションは非常にシンプルです。世界を変えるテクノロジーを民主化することで、10年以内に10億人の生活を改善することです。

2019年設立のベンチャーキャピタルファンドは、起業家、投資家、企業のリーダーである150人の創業パートナーとスタンフォード・ビジネスの卒業生が45カ国で所有・運営しています。

共同創業者Dan Matthie氏に、ファンドの始まり、ミッション、そして将来について話を聞きました。

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Dan氏は、アイデアが生まれたスタンフォードの部屋にちなんで「W250」と名付けられた10億円のファンドに取り組んでいます。

「2020年に発足するこのファンドは、スタンフォード大学の卒業生だけが対象で、健康、環境、世界の公平性を促進するものなど、幅広い分野を対象とします。」

同ファンドは、生体磁気信号を利用して心臓病の解決技術を持つジェネテシス、プラスチック汚染の削減に注力するマンゴ・マテリアルズ、インドの食品や食料品の生態系を技術で支えるジャンボテールなど、6つの投資を行っており、今月初めに14億円のシリーズB資金調達を発表しています。

●Dan Matthie氏のインタビュー

インタビュアー(以下イ):
「Reactionはどのようにしてそのスタートを切ったのですか?」

Matthies氏(以下M):
『2019年夏にスタンフォードで200人のリーダーが集まりました。
ご想像の通り、非常に聡明で実績のあるリーダーたちですが、同時に好奇心旺盛で非常に謙虚 な人たちでもあります。私たちはイノベーションの中にいて、多くの新しいイノベーションを模索していましたが、同時に大きな問題があることもわかりました。
世界中から集まった企業の中には、世界的な問題を解決する可能性を秘めている企業もありますが、起業家が最も影響を与えられる市場を選んでいなかったり、影響力を持っていなかったりします。
注目していた健康問題、環境問題などの分野は、どんどん状況が悪化して入り、Reactionはその問題を解決するために設立されました。』

イ:「スタンフォードの卒業生だけが対象なのですか?」

M:『そうではありません。私たちはグローバルな問題解決に投資しているグローバルリーダーです。
コミュニティ戦略として、コミュニティが強くなればなるほど、影響を与える能力が高まると考えています。
例えば、2人であれば1人、5人であれば10人のつながりがあるということです。何千人ものグローバルリーダーがテクノロジーの民主化のために団結したとしたら、どれだけの価値が生まれるか想像してみてください。』

イ:「なぜ今、このタイプのファンドを開始するのですか?」

M:『多くの技術革新は、過去50年間の中で今が一番起きています。
テクノロジーが進化したおかげで、どこでも技術を使え、どこにでも行けて、スケールアップできるようになりました。それを実現するには、新しいVCのアプローチが必要だと感じました。』

イ:「投資戦略を教えてください。」

M:『 私たちは、ソーシング、評価、スケールというプロセスをすべて構築しています。従来のVCの多くは同じ場所から仲間を探していましたが、私たちはコミュニティを利用してどこからでも探せるようにしています。
評価については、世界中に相談できる業界の人がいます。私たちが自分たちのために作った "Is it real? "というテストがあります。
業界の未来を変えられる5人のメンバーがいない限り、私たちは投資をしません。正しい方向に変えるための優位性があると感じない限り、私たちは前に進もうとはしません。
パートナーがネットワークの中にいれば、パートナーの関係が強くなればなるほど、会社をスケールさせるための価値を生み出すことができます。』

イ:「ゼロからのスタートはどんな感じですか?」

M:『 ワクワクしますね。最初の5ヶ月は「なぜやるべきだと思うのか」「どのように投資すべきなのか」「どの段階で投資すべきなのか」「何をすれば夜も眠れるのか 」などの話を聞きながら過ごしました。
投資のプロセスやテーゼを形成しているだけでなく、リターンよりもさらに大きな価値を生み出しているかもしれないこと、グループ全体の有意義な関係性、学び続けること、そして本当に世界を変えているイノベーションの内側にいることの誇りなど、素晴らしい戦略をたくさんピックアップしてくれました。』

出典:Crunchbase

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