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【起業アイデアに役立つ海外最新ビジネスニュース #87】Carbyne、シリーズBの資金調達で350%成長!

●Carbyne社の資金調達

Carbyne社は25億円のシリーズBを終了し、年間経常収入が350%増加しただけでなく、売上高も350%増加させました。

今回の資金調達はHanaco VenturesとELSTED Capital Partnersを中心に、元CIA長官のDavid Petraeus氏やFounders Fund、FinTLVなどの既存の投資家が参加しています。

新たに調達した資金を使って、市民や緊急センター、州機関で位置情報などのリアルタイム情報が配信できるクラウド緊急サービスプラットフォーム構築を支援します。このプラットフォームは、アプリをダウンロードする必要なく、ライブビデオ、画像、チャット、音声などが使用可能です。

Amir Elichai氏(CEO)
「Carbyneは、緊急サービスとの接続方法を変えようとしています。
6年前にビーチで強盗に遭い、より良い緊急通信の必要性に気付いたことがきっかけで会社を設立しました。」

● Carbyne社の成長

Elichai氏:
「昨年は、緊急サービスの需要が高まったCarbyne社にとって新たな試練の場となりました。パンデミックの期間中、同社は10日ごとに1つの新しい顧客プロジェクトを展開しており、同社の技術は現在4億人以上の市民をカバーし、24の州で使用されています。
パンデミックによって、通信やデータ共有の緊急サービスの脆弱性が浮き彫りになり、次世代の911防止の配備のため1.2兆円の資金提供を含む150兆円のインフラ法案が米国下院で承認されました。

Carbyne社は今年も同様の成長が期待されています。COVID-19ワクチンの流通においても役割を果たす可能性があります。
政府・法律機関との契約や、企業のプライベートアプリを通じてより良い救急サービスを可能にする新しいB2Bサービスを提供して収益化を図っています。
自社の成長に加えて、2020年の最終四半期にCentralSquare社とGlobal Medical Response社との2つの新しい戦略的パートナーシップを締結しており、これにより米国市場の約90%にリーチを拡大する可能性があります。」


Lior Prosor氏(Hanaco Venturesのジェネラルパートナー):
「Carbyneが提供する堅牢なデータエンジンは、多くのパートナーにとって価値あるものです。間違いなくパートナーを支援することができます。また人と時間と場所をつなぐツールは価値があり、その点でも間違いなくお手伝いができます。」

●今後の展開について

Elichai氏:
「Carbyne社の今後の展開は1つに定まっていませんが、モトローラやタイラーテクノロジーズなどのレガシー企業がまだ重要な市場シェアを持っている公共部門で破壊的なポジションになるとみています。」

Prosor氏:
「将来的に多くの潜在ユーザーが存在する可能性があります。
テスラが911防止の機能を車に追加することを最近ほのめかしています。
保険会社も潜在的にダウンラインに興味を持っている可能性があります。
両方共に実行可能です。」


出典:Crunchbase

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