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企業研究って何やればいいの?ライバルに差をつける企業研究のコツ

こんにちは。企業研究マン(@kigyokenkyuking)です。

今回は初めて企業研究する就活生に向けて、「で、何をすればいいの?」をまとめていきます。

手あたり次第で説明会に参加し、ネットで情報を集めても、「これでやり方合っているのかな?」と不安になることがありますよね。
ほとんどの学生が「そもそも何をやればいいの、、、?(´;ω;`)ウゥゥ」と真っ先に路頭に迷うパートNo.1がこの企業研究です。

時間にも限りがあるので、なるべくその会社について効率的かつ徹底的に調査し、分析できれば他社比較や志望動機もはっきりしてくるので、内定に近づけます。今回は企業研究は、具体的な手法をご紹介します。

企業研究とは?

企業研究とは、興味関心があり受けたい企業候補について、セミナーやネットを駆使して深く調べることです。歴史や商品、財務体質や社風などを調査し、自分が活躍できるかどうかを検証していく作業です。
さらに、徹底した企業分析は、面接官にも高い志望度が伝わり、内定にもグッと近づきます。

では、どんな切り口で、どこを調査すればよいのでしょうか?

代表的な企業分析の切り口

押さえておくべき切り口は以下のとおりです。

1.企業の基本情報

まずは、企業名、歴史、企業理念などの基本情報を確認しましょう。
これは「HP」や「統合レポート」を確認しましょう。これらの媒体は会社が他社比較をしっかりしたうえで、「企業が何を伝えたいか」を厳選して掲載しています。特に「代表のメッセージ」と行動規範」は熟読してください。行動規範や代表のメッセージは求める人材そのものであり、人事評価の軸になるものです。ここを深く理解しないと、面接で評価されません。必ず精読して頭に深く刻み込んでください。

2.財務分析

財務分析も非常に重要です。財務分析は、企業のカネを表すものですが、同時に会社の特徴を最も表すものだと言われています。これは「決算短信」を確認してください。決算短信は年に4回発表される決算書で、簡易的かつ重要な数値をまとめたものです。以下の項目を確認しましょう。

・売上:会社の事業規模を表します。
・粗利率(粗利益÷売上):粗利益は「付加価値」とも呼ばれます。この率が高いと付加価値を生み出す力が高いことを意味します。
・親会社に帰属する純利益:最終的な利益です。いわゆる儲けです。

これらの数値を競合他社と比較し、かつ5年前の数値と比較すれば業界での立ち位置と、成長率が分かるでしょう。

3.サービス/ビジネスモデル

ビジネスは仕事そのものです。必ず確認し、深く理解するように努めましょう。まずは「HP」の「事業紹介」を確認し、どんな商品をどんな顧客に売っているのか、を確認します。ただし、HPだけだと情報として不十分なので、ここは「OB訪問」や「会社説明会での社員座談会」で深く理解しましょう。
確認すべき質問は「どんな商品を」「どのように仕入れて/作成して」「誰に」「どのように売っているのか」です。更に、その中で「あなたは何をやっているか」も確認できると望ましいです。

総合商社のビジネスモデルと仕事を説明したブログがあるので、こちらを参考にして頂けるとよいかと思います。

そして面接が近くなったらHPのプレスリリースも確認しましょう。
旬な話題や大型のビジネスが載っているので、イメージの強化や話題にもなります。

4.処遇

これは「有価証券報告書」の「平均賃金」の項目を確認しましょう。すべての社員の平均値が掲載されています。ただし、全ての社員が入っているがゆえに、総合職や事務職、現場社員とオフィスワーカーも統合されており、正確な数値ではないケースが多くあります。

その場合は口コミサイト「Open Works」の「年収・給与」を確認します。これは赤裸々な数字であり、かなり実態と近いです。なお、同じ年の中で年収差があるのですが、高い=総合職、低い=事務職と読み替えてよいでしょう。

5.社風

これは口コミサイト「Open Works」の「社員の士気」「20代の成長環境」を確認しましょう。この数値が高ければ高いほど、挑戦や成長に前向きな風土と言えるでしょう。日本企業はここが全体的に低いのですが、競合と比較し、善し悪しの判断にしてください。

また、肌感も非常に重要なので、志望度が高い企業は最低3人の社員に「OB訪問」をするようにしましょう。そこで感じる社風は、直観で感じ取ってください。

6.業界動向/競合分析

一つの企業の分析がある程度進んだら、業界動向や、同じ分析手法で競合分析をしましょう。一つの企業を理解していると、競合の分析も「あ、ここは同じだ」とか「ここは違う!」とサクサク差別化が進みます。

就職活動は競合企業を回ることがほとんどです。「他社ではなくて、御社なんです。」と説得力を持って伝える必要があります。

これは「PEST分析」と「SWOT分析」で情報を整理することが望ましいです。簡単ではありますが、それぞれのフレームは以下にまとめています。


いかがでしたでしょうか?

冒頭でも述べた通り、いきなり「企業研究って何をやっていいか分からない!泣」となる就活生は非常に多いです。

まずはやってみることが大切なので、まずは今回の記事に沿って情報を整理し、気になるところを深堀していくと良いでしょう。

皆さんの就職活動が実り多いものになることを願っています!

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