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サガン鳥栖からクリアソン新宿へ移籍を決めた理由


こんにちは。竹内諒太郎です。

この度J1サガン鳥栖からJFLクリアソン新宿に育成型期限付き移籍を決めました。

ここでは、どういう思いで、なぜこの決断をしたのか、そして今後の目標について書いていきたいと思います。



ぜひ最後まで読んでみてください。


○noteを書こうと思った理由

大前提として、色んな人に自分の考えが届いて欲しいと思っています。

サガン鳥栖ファンの方、クリアソン新宿のサポーターの方、自分を応援してくれている方々。

でも、まずは身内の人たちに自分の思いを届けたかったというのが、今回noteを書こうと思った理由です。

この決断をするにあたり、僕はあまり色んな人に相談していませんでした。

家族、チームメイト、ユースのスタッフ、恩師にも決めたあとの事後報告みたいな形になってしまいました。

そして、すぐ東京に移ってしまいました。

なので、ちゃんと伝えきれていない部分が多くあります。

そこは本当に申し訳なかったです。

相談したい気持ちもありましたが、それ以上に自分の意思が固かったゆえです。

このnoteを読んで、少しでもそういうことだったんだと思ってくれたら嬉しいです。

読んでくれた方、ぜひ感想聞かせてください🙇‍♂️


○成長のための選択


この決断を決めたもっとも大きな理由は、成長するためです。

成長。

これは、何かを選択していく上で僕が、もっとも大事にしたいと思っている言葉です。

お金、世間体、周りの環境、場所。

色んな要素がありますが、僕は、第一に成長を考えたい。

それを軸に考えたときに、僕はこの、

クリアソン新宿への育成型期限付きレンタル移籍を決めました。

J1のチームにせっかく個人昇格したのに、JFLのチームに行くなんてどうなの?

そう思った人がいるかもしれません。

実際、周りの人から勿体無い、まだ早いんじゃないと言われたりもしました。

J1所属のほうが、もちろん見え方も格好いいし、ご飯とかケアとか、トレーニング環境だって整ってます。

でもJ1に所属していれば、成功が約束されてるわけではないし、所属していればすごいわけじゃありません。

世間体とか見え方とか、環境とかは正直どうでも良かった。

サッカー選手として価値を上げるためには、もっと成長しなきゃいけない。

もっと成長したい。

成長するためには、自分にとって何が必要かを考えたときに、クリアソン新宿への移籍がすごく僕にとって魅力がありました。


○クリアソン新宿というチーム

僕もこの移籍の話があるまで聞いたことのないチームだったので、知らない人のために、軽くクリアソン新宿がどんなチームなのか説明したいと思います。

クリアソン新宿は、現在JFLのカテゴリーに所属しています。

一昨年、関東1部リーグからJFLへ昇格し、今年JFL2年目。

東京23区内に唯一本拠地を置く紫色のユニホームを纏うクラブです。

練習を何度か行っていますが、雰囲気がすごく良く、みんながサッカーに熱を持って取り組む素晴らしいチームだと思っています。

昨年は、下位に終わりましたが、今年はJFL優勝を目指しています。

ちなみにクリアソン(Criacao)は、「創造」を表すそうです!

クリアソンのことは、機会があればもっと発信していきます💪


○出場機会はもちろん欲しい

サッカー選手として成長するために自分が今1番しなければならないことは、試合に出ることだと考えています。

ユース時代自分の代になり、プレミアリーグWESTを戦うチームで、やっと試合に出られるようになりました。

その頃、試合の中で特に成長できているなという感覚がとても大きかったです。

トレーニングも勿論大切なのは、重々承知の上ですが、試合でしかできない経験、味わえないものというのは確実にあると思っています。

プロ一年目、J1で試合に絡んでいくのが勿論ベストですが、冷静になって考えたとき、実力的にもポジション的にも、かなり難しいかなと。

試合に絡めずとも、サガン鳥栖という素晴らしいチームでトレーニングしていけば、確実に成長できるとは思います。

でも、それよりも出場機会というのは本当に大事だという判断です。

より出場の可能性が高いチームでプレーすることを選択しました。

試合に出ることが、自分を成長させるために最も重要な要素だと思っています。 


○3つの「ない」選択

これは、この選択の決め手になりました。  

3つの「ない」選択。

格好つけすぎてるかもしれませんが、聞いてください笑

1つ目は、

「今しかできない」選択


まず、プロ一年目というのは、当たり前ではありますが、人生で一回きりしかない。

18歳の伸び盛りといわれているこの一年は、一回しかありません。

そんな時間をどこでどのように過ごすのか。

それをすごく考えました。

当たり前ですが、今このタイミングで移籍をすることは、今しかできない。

少し考える時間を作って、まだ決断をしないということも考えましたが、猶予を作っているようで、「決断をしない」という決断をしています。

あとで、あの時にああしておけば良かったと思っても、あの時の決断は、あの時にしかできません。

だからこそ今、自分から決断をしていくという姿勢を大事にしようと思い、この決断をこのタイミングでしました。


二つ目は、

「自分にしかできない」選択


高卒でプロになった選手の多くは、このタイミングでの移籍はあまりしません。

自分の意思を持って移籍しないという選択をするのならば、間違いではないと僕は思います。

しかし、何も備えず考えず、周りがそうだからとその選択をしてしまうのは、僕はいやでした。

逆に、9割以上の他の選手がその道を選ばないことは、その道を選ばない理由より、むしろ選ぶ理由になる気がするんです。

みんなと同じような考え方のまま、同じようなルートを通っても、周りの選手に勝てない、そう思っています。

周りとの差(優劣ではなく違い)をつくることは、少なからず意識したことでもあります。

また、この移籍が実現できたのも、本当に色んな方に支えてもらって、縁あってのことです。

誰でも彼でも移籍が簡単にできるわけではありません。

本当に感謝しています。


最後三つ目は、

「想像できない」選択

です。


3年間サガン鳥栖ユースという場所で過ごさせてもらって、サガン鳥栖のトップチームというのは、とても身近な存在でした。

昇格した先輩がたくさんいたり、自分自身練習に参加させてもらったり。

それ故に、サガン鳥栖にいたらどんな一年になるのか、なんとなく想像ができてしまっていました。

確実に成長できるだろうし、素晴らしいスタッフ、チームメイト、環境、ファンの方々に囲まれて、成長できないわけがありません。

でも、クリアソンの話を聞いた時、この移籍をしたらどうなるのか、全く想像がつきませんでした。

想像できるから良いとか悪いとかでは全くありません。

想像できないことに、魅力を感じたというか、不安より好奇心が勝ったみたいな。

うまく言い表せられないですが、想像できる道より、想像できない道を見に行ってみたいと思ってしまった。

自分の想像もしないような何かに出会えるんじゃないかワクワクした。

そんな感覚です。


この3つの「ない」選択が、良かったのかどうだったのか。

一年後良かったと言えるようにやっていきます。


○今年の目標


J3に昇格させる

ここだけを見てやっていきます。

それが自分の成長にも繋がるし、クリアソンの飛躍にも、ひいては、サガン鳥栖への貢献にも繋がると思います。

レンタル移籍ではありますが、クリアソンのメンバーとして、チームに貢献していきます。

まずは、クリアソン新宿というチームの名前を覚えてもらって、応援していただけると嬉しいです。

○最後に

長々と書き続けてしまいましたが、最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました。

この決断をして良かった

そう思えるように、そう思ってもらえるように精一杯東京で頑張ります。

ぜひこれからも気にかけていただけたら嬉しいです。

よろしくお願い致します🙇‍♂️

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