「三筆・三跡」・・・みんな、「三」が好きなのね
こんにちは、ぱんだごろごろです。
夫が、先日、ドラッグストアで私にチョコレートを買ってきてくれました。
メゾン・ドゥ・ショコラ や ピエール・エルメ、
ピエール・マルコリーニ に ゴディバ に シーズ・キャンディーズ
私は、これらのチョコレートが大好きですが、
『もしかしたら一番美味しくて、日本人の口に合うのは、
明治や森永の、国産のチョコレートかもしれない』
と言ったのを、
夫は覚えていたらしく、
義母を病院から実家へ送り届けたあと、帰る途中で、買ってきてくれたのです。
ありがたく受け取って、パッケージを見ると、
「ヘーゼルナッツ 世界三大ナッツ・・・トルコ産ヘーゼルナッツ使用」
と買いてあります。
みんな、「三」が大好き・・・三大ナッツ
世界三大――またしても。
どうして皆、三が好きなんでしょうね。
▼日本三景・・・(松島・天橋立・宮島)
▼日本三名園・・・(兼六園・後楽園・偕楽園)
▼徳川御三家・・・(尾張・紀伊・水戸)
▼日本・世界三大美女・・(下の記事をご参照ください)
▼スピーチを始める前の決まり文句、
「えー、これからお話ししたいことのポイントは三つありまして」
に至るまで。
七不思議、七つ道具は七なのに。
まあ、ポイントが七つもあったら聞く方も覚えていられないから、仕方がないのでしょうが。
世界三大ナッツに話を戻して、
ヘーゼルナッツ以外は何なのか、と言うと、
アーモンドとカシューナッツだそうです。
(アーモンド、マカダミアナッツ、くるみを三大ナッツに挙げる人もいるようです)
三筆、三跡(平安時代の字が上手い人)
そこで、以前、日本と世界の三大美女をやりましたので、
今回は、三筆、三跡を取り上げたいと思います。
三筆、三跡が誰だったか、すぐ忘れてしまう、自分のための企画です。
興味のない方はごめんなさい。
知りたい方は続けて読んで下さいね。
平たく言えば、字が上手い人
ですが、平安時代なので、毛筆です。
現代で言う、お習字ですね。
<三筆>
唐様(からよう=中国風の書き方をした書)平安時代初期
▼空海 (くうかい)・・・真言宗の宗祖。嵯峨天皇から、高野山を賜る。
▼橘逸勢 (たちばなのはやなり)・・・空海、最澄と共に、遣唐使として唐へ渡る。
▼嵯峨天皇 (さがてんのう)・・・空海とは唐の文化を愛好する友人同士になる。
唐の時代の中国へ、遣唐使として行った人が二人、彼らを後見していた人が一人。
<三跡>
和様(わよう=日本風の書き方をした書)平安時代中期
◇藤原佐理 (ふじわらのさり、すけまさ)・・・藤原実頼の孫。草書で有名。
◇小野道風 (おののとうふう)・・・小野篁(たかむら)の孫。書道の神様。
◇藤原行成 (ふじわらのこうぜい、ゆきなり)・・・藤原義孝の長男。「枕草子」にも登場。
この、<三跡>に関しては、語呂合わせがあります。
「 サリーちゃんは豆腐屋へ行くなり」
と、覚えるのだそうです。
▼サリーちゃんは魔法使いですね。
▼「豆腐屋」は、「道風(とうふう)」のもじりです。
▼行くなりの「なり」は、
「キテレツ大百科」<藤子不二雄(藤子・F・不二雄)作>の登場人物、
コロ助の口癖(語尾)です。
コロ助は、のび太にとっての、ドラえもんのような存在で、
この場合ののび太は、木手英一(キテレツ)という発明好きの小学生です。
ただし、キテレツとのび太とでは、性格がかなり違います。
キテレツは知的で真面目な優等生タイプです。
コロ助は、コロッケが大好物で、
その点も、ドラえもんのどら焼き好きと語呂を合わせています
(アニメーション番組では、オープニング曲がコロッケの作り方でした)
まとめます。
字の上手い人のことを、能書家と言います。
三大能書家である、三筆、三跡のことを、この度まとめてみました。
語呂合わせの覚え方もありますので、ぜひ、ご利用ください。
日本史選択のお子様の役には立つかもしれません。
*三筆――空海・橘逸勢・嵯峨天皇
*三跡――藤原佐理・小野道風・藤原行成
ランクは三筆より三跡の方が上とされています。
今回は日本史のお勉強でした。
お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
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