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夢はかなうもの~ノートに書く

あなたには、かなえたい夢がありますか?
もし、かなえる方法があるのだとしたら、知ってみたいと思いませんか?

小学生の頃、国語の作文のテーマの定番として、「将来の夢」というのがありましたね。
学年が上がる時や、卒業する時などに、生徒一人ひとりが作文を書き、それを担任の先生が文集に仕立て上げたものでした。

あなたはその時、どんな夢を書いたのか、その内容を覚えていますか?
大抵の人は忘れてしまっていると思います。
小学生ですから、大人になったらどうなるか、というと、ロールモデル(お手本)としては、周囲の大人しかいない訳です。
学校の先生とか、病気を治してくれたお医者さんとか、近所の交番のお巡りさんとか、あるいは、テレビ番組に出て来るアイドル歌手や、スポーツ選手、ニュースで見た宇宙飛行士などに憧れることが多いのですね(今はネットで身近になった、ユーチューバーに憧れる子供たちもいるようです)。

大リーガーになった野球選手や、日本代表になったサッカー選手などに、アナウンサーが、「子供の頃から、プロになりたかったのですか?」と尋ねます。
選手が「そうです」と答えると、ぱっと画面が切り替わり、小学校の卒業文集の表紙がアップになります。ページがめくられていって、見開きに大きく映し出されたのは、当の選手の名前と、「ぼくの将来の夢」という題名、一行目に、「ぼくは、大人になったら、プロのサッカー選手になるのが夢です。」と書かれた文章…。
そんなテレビのインタビュー番組を、あなたは見たことがあるのではないでしょうか。

彼ら、彼女らは、子供時代から、好きで得意なスポーツに打ち込み、家族も協力的で、理解のあるコーチや優れた指導者のいるスポーツクラブに通っています。
そういうクラブには、日本代表になった選手や、プロになった選手など、お手本になる人たちがいるので、彼ら、彼女らは、それらの憧れの先輩たちの背中を追いかけて行くわけです。

実際には、なかなかそう理想的な例ばかりではないでしょうが、子供の頃から、まっすぐに自分の将来像が思い描ける人たちにとって、「将来の夢」は「夢」ではなくて、すでに「目標」なのです。

もし、あなたが子供時代から明確な目標を持っていて、その達成のために、努力を続けていたとしたら、あなたは、「将来の夢」という題名の小学校の作文に、今やっていて、将来は必ずその道の大家になる、と決めている活動のことを書いたでしょう(たとえば、ピアニストとか、画家とか、料理研究家とか)。

もうおわかりですね。
目標をさだめ、その達成のために、努力を続けた結果 、夢はかなうのです。
ですから、夢をかなえるためには、このやり方を利用しましょう。

まず、目標を明確にする。
そのために何をすべきかを、計画を立てる
計画通りに実行できているか、時々振り返る
無理があるようなら、計画を修正する

これは、いわゆる「PDCA―プラン、ドゥ、チェック、アクション」です。
夢をかなえるには、このサイクルをぐるぐる回して行くといいのです。

では、夢が、もっと漠然としたものの場合、「管理職になりたい」とか、「海外の大学院に留学して、MBAを取りたい」とか「三年以内に結婚して、地方に移住したい」といったものではなく、「もっと別の世界に住みたい」「何かもっと違う人生があるはず」などの場合は、どうしたらいいでしょう。

こういう時こそ、「ノートに書く」の出番です。
新しいノートを買ってくるか、机の引き出しから探し出すかして、あなたの夢を書きましょう。
何でもいいので、あなたの願望、未来の夢をどんどん書いていきましょう。
この際、一ページに、夢は一つにしてください。

できれば、見開きの右側に夢、左側は空けておくといいでしょう。
なぜなら、いずれこの左側に、書くことが出来てくるからです。
ですから、書くときも、なるべく丁寧な字で書いて下さい。あとで読み返す時に、自分でも何を書いたのか読めないようでは困るからです。

ノートに書いたら、しばらく放っておきます。
半年くらいたったら、見直してみましょう。
書いた時から半年もたてば、あなたの人生にも、何か変化があったはずです。
そうしたら、今度は、左側のページに、半年後のその時点で思うことを書いていくのです。

夢が漠然としたものの場合は、こうやって、自分が本当に求めているのは何なのかを、言語化していく作業が必要となります。
言葉というものは、面白いように、あなたの中の感情も願望も引き出します。
心に蓋をしないで、自分が本当は何を望んでいるのかを、自分と対話してみて下さい。
こうすることによって、あなたの「夢」は実現可能なものになって行くのです。

まとめます。
夢をかなえるためには、まず目標を設定し、計画を立て、実行して行くことです。
PDCAに沿って、何度も修正しながら、より良い方法を見つけて行きましょう。
夢が漠然としたものの場合は、ノートに書き出してみましょう。
半年ごとにノートを見直し、自分の願望と向き合い、その変化をも書き出すことで、人生の指針が見えてきます。

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