ライラック杯 俳句
ライラック杯の俳句に参加します。
隠れ庭ひざに手乗せる一角獣
かくれにわひざにてのせるユニコーン
春は、色々な動物が森の木々のもとに集まってきて・・・、
と、牧歌的な光景を思い浮かべていたら、
ふとこの絵柄(タペストリー)が思い浮かびました。
パリのクリュニー美術館にあるという、このタペストリー。
秘密の花園に、迷い込んだような雰囲気から、「隠れ庭」としました。
むつみ合う声秘めやかに春の夜
むつみあうこえひめやかにはるのよる
これは、まあ、大人の雰囲気ということで・・・。
愛の言葉をささやき合う時には、大声ではなく、ひそやかな声になりますよね。
まどろみの中薄紫の風が吹く
まどろみのなかうすむらさきのかぜがふく
ずいぶん字余りになってしまって、申し訳ないのですが、
春の花、ライラックは、うすむらさきのイメージなので。
ライラックはモクセイ科で、「金木犀」や「ジャスミン」など、いい香りのする花の仲間ですよね。
良い香りに包まれて、うっとりしながらうたた寝することを想像して、気分はすっかり夢心地、春の睡りに誘われるのでした。
以上、三句です。
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