トイレ掃除に関するSNS上の話題について思ったこと

今日は「と」の日。
写真は「トゥクトゥクのペーパークラフト」です。昔、タイ航空に乗った際の子供へのプレゼントです。

毎日あいうえお順に記事と写真を投稿しています。
写真は本文に関係ありません。さて、今日は

トイレ掃除に関するSNS上の話題について思ったこと

です。

少し前に何かのSNSで、一人暮らしの女の人の家に遊びに行った男性が、トイレを借りた時に、便座の裏が汚れていると幻滅する。という趣旨の発言をしたことがが発端となり、そんな発言をする男性の方が幻滅だ。というような感じで少し話題になったことがありました。

その話題を目にした時、最初に思ったのは、確かに女性は便座の裏側を掃除の時ぐらいしか見ることがないし、掃除の頻度は人それぞれ違うから、汚れていることに気づかなかったんだろうな。
汚れた便座の裏を見てしまって、うわっ！と思う気持ちも確かにわかる。

ということでした。しかし、その話題が妙に気になってしまい、ずっと頭から離れなくなってしまいました。

考えているうちに思ったのは、人の家の、しかも一人暮らしの女性の家のトイレを借りておいて、断りもなく立ちションした上に、SNSで「便座が汚れていて幻滅した。｣などと発信するとは、随分な事を言っているのではないかと、最初に思ったのとは少し違うことでした。

便座を上げて小用を足すことは、洋式トイレの使い方として間違っていないと思います。ひと昔前に作られた便座には、使い方の説明文が図とともに書かれていたりもするのですから。

しかし、時代は変わってきているようで、LIONの調査結果によると、自宅のトイレで用を足す時、座ってする派が49%にのぼるというのです。

特に既婚の男性では、座る率が高いようです。
これは、立ってすると尿が飛び散ることから、家族が共同で使用するトイレを汚さないための配慮として、座って用を足しているということのようです。

もう少し穿った見方をすると、トイレ掃除を妻が担う家庭が多いため、夫が立って用を足したときに、飛び散った尿を掃除する妻の身にもなってよ。あなた掃除しないんだから。座ってしたら飛び散らないでしょ？
という要求に応じるケースも多いのではないかと思います。

なので、そういう家庭からの視点で見ると、この男性が他人の家で手洗いを借りて、立って用を足したこと事態が、迷惑な行為なのではないのかと考えることも出来るのです。
借りた本人が丁寧に掃除をして出てくれば別ですが、それはそれで気を遣います。

このSNSの男性が、女性の家のトイレをキレイに掃除して出てきたとは、とても思えませんので、自分が汚したことは棚に上げて、たまたま女性が掃除が行き届いていなかった点だけを指摘して、勝手に幻滅までしているのだとしたら、この人は恋愛にも、結婚にも、果ては人間付き合いそのものにも向いていないのではないかと、そこまで考えてしまいました。

トイレというのは、大変パーソナルな場所で、用を足す姿を、他人に見せることや見ることは少ないのではないかと思います。それだけでなく、用の足し方を、親以外から事細かに指導して貰う機会もほとんどないのではないかと思うのです。

また、男女の用の足し方は体の構造がそもそも違うため、異なるのが当然で、用を足した後に汚れる場所も違って当然です。

しかも、それをお互いに知らないのですから、汚れという現象だけを見て、相手を決めつけてしまう行為は、自分の無知さ、狭量さを露呈しているにすぎないのではないかと思うのです。

だからどうしろというわけではないのですが、私が普段から心がけている自宅のトイレの使用方法を書いておきます。

トイレは使うたびに、トイレットペーパーに除菌スプレーを吹き掛けて便座全体と床全体を軽く拭き取る。これだけです。

私が使う度に掃除をすることで、夫や娘が使用した後の汚れもついでにキレイになります。

これは家族の中で、私が一番キレイさへの許容範囲が狭いためやっているだけのことです。
おおらかすぎる夫任せにしていたら、きっといつまでもキレイにならないトイレに私は発狂してしまうことでしょう。

共同生活では、妥協点を見つける事も大切ですが、妥協点がお互いにストレスを感じる場所にしかない場合は、より妥協出来ない方が動く。
というのも、解決策の一つなのです。

SNS上の男女がその後どうなったかは分かりませんが、お互いをちゃんと知らないのに、早々と結論を出してしまうと、本当はとても大切な相手だったかもしれないので残念。という可能性もあるかな。

一生のうちに、この人良いな！と思って家にまで遊びに行けるほど仲良くなれる相手と出会える機会って、せいぜい30人ぐらいじゃない？知らんけど。
だから、みんな出会いは大切にね。

ではまた明日！