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散歩のすゝめ

趣味ってすっごい大事ですよね。
学生なら青春の一部に、社会人なら心の支えになるもの、それが趣味なるものです。
サッカー、野球、バレーなどの体育会系もあれば絵画、吹奏楽、文学の文化系、色とりどりに好きなことができます。
ですが、「運動音痴だし…」とか「人前で何かするとか、みせるとか…」っていう人がたまにいます。
でも、もう僕としては
「うるせぇ!!!shiね!!好きなことくらい自由にさせろよ!バカタレ!アホ!いつも人の目気にしてんだからプライベートくらい誰の目にも気にしねえし!むしろ映るな!映させるな!」
なんて思っています。
趣味なんて何をするにもあなたの自由、さぁ何を選ぶ?と僕たちにはいつでも門戸が開かれています。
さてここで僕がオススメするのは「散歩」なのです。

月会費0円 年会費0円 生涯会費0円
拘束時間0時間。

はい神。キタコレ。
会費無料。しかも契約書の端っこに小さく書かれてあるような初年度のみとかじゃないですコレ。
一生無料。
散歩エリアは無制限。時間制限は自分の予定次第。好きなだけ好きなように。

そうなんですよ。
手持ちが無くても水筒さえ持っていけばなんとかなりますし、お金もかからない。そして、帰りたくなれば帰れば良い。
そこらのサークル活動とは訳が違いますね。

どうでもいいですが株式会社散歩って会社ができたら僕は全てを捨てでも入社します。家財はもちろん親と友達まで質に入れる覚悟です。

サークルに入るとしても会費が…、なんで人はうってつけなんですね。

そしてなにより拘束時間0。
これもまた魅力なんです。前述の通り帰りたくなったら帰ればいいんです。誰にも見られてないんです。あなた1人だけの時間なんです。それだけでもう素敵。
人間関係に疲れたら、おうち時間に疲れたら、なんとなくいろんなことが嫌になったらマスクとお財布だけを握りしめて知らない街を歩きませんか。そんなところが魅力なんです。

住み慣れたはずのこの街はいろんな魅力に溢れてた。

僕が散歩を初めて一番素敵だなと思ったことはこれなんです。
個人主義が進むこの時代、今やらなきゃいけない事に取り憑かれて皆さん下を向いて歩いちゃいませんか。
僕は散歩という世界を通して気づいたんですが、実は思いの外この世界には魅力が溢れてるみたいなんです。
たとえば見慣れた通勤通学路のそこかしこを覗いてみてください。
いつもは目にも止めなかった道端の雑草の花や落とし物、駅前コンビニの店員さんの表情、こんなところにお店があったんだ、ここはもうつぶれちゃったのかとか。意外と身の回りのこと知らなかったりするんです。
そしてそこにいろんなストーリーがあるんです。
くたびれたスーツを着たサラリーマンが裏路地で酔っ払って泣いていたり、幾度もなく踏み萎れたシロツメクサが健気に咲いていたり、知らない家族のカレーの匂いと柔軟剤の香り、それらが混ざった何とも言えない家族の匂い。


永遠に続くルーティーンの生活に嫌気がさしていませんか。飽き飽きしてはいませんか。
あなたと僕の、思ってるより知らない、想像に及ばなかった魅力はすごく溢れてるんです。しかもこの住み慣れた街に、刺激の廃れた街に。

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