マガジンのカバー画像

奇縁堂だより

36
テーマを決めて本を紹介する「奇縁堂だより」をまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

#小説

奇縁堂だより29【本の紹介 : 直木賞①】

 前回,待ち歩きを兼ねて直木三十五のお墓と旧邸宅にいった記事を投稿しました。  その流れ…

書肆 奇縁堂
1か月前
5

奇縁堂だより23【本の紹介:京都が舞台の小説②】

 8月に入り,ますます暑くなってきて,まさに「夏本番」といった感じですね。これからも外に…

書肆 奇縁堂
10か月前
8

奇縁堂だより14【本の紹介 : 森見登美彦の作品】

 前回紹介した万城目学とファンタジー・ノベル界の双璧をなすのが森見登美彦です。1976年生ま…

6

奇縁堂だより13【本の紹介:万城目学の作品】

「万城目ワールド」と呼ばれ熱狂的なファンが多くいて,そして著作の多くが映像化されている万…

4

奇縁堂だより12【本の紹介:江戸川乱歩賞②】

 前回の「奇縁堂だより」に続き,今回も江戸川乱歩賞の受賞作品を紹介します。今回は41回~60…

3

奇縁堂だより11【本の紹介:江戸川乱歩賞①】

 前回,前々回に紹介したのは,本格ミステリに与えられる日本推理作家協会賞でした。今回はミ…

2

奇縁堂だより10【日本推理作家協会賞②】

 前回の記事(奇縁堂だより9)からの続きで,今回も日本推理作家協会賞を受賞した作品を紹介いたします。第57回以降の受賞作の紹介になります。 紹介作品一覧 『葉桜の季節に君を想うということ』 『硝子のハンマー』 『赤朽葉家の伝説』 『乱反射』 『ジェノサイド』 『百年法』 『イノセント・デイズ』 『孤狼の血』 作品紹介 ・『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午:著) 文庫,¥ 300(税込) 第57回受賞  成瀬将虎は“何でもやってやろう屋”を自称す

奇縁堂だより8【本の紹介:エドガー賞】

 アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)は,ミステリの父と呼ばれるアメリカの作家エドガー・ア…

2

奇縁堂だより7【本の紹介,テーマ:長崎】

 昨年は予想以上の方に本を購入していただき,ありがとうございました。今後も順次商品をショ…

6

奇縁堂だより6【本の紹介,テーマ:スポーツ】

 日本のグループリーグ突破,モロッコの躍進,エンバペの決勝でのハットトリック,そして最後…

6

奇縁堂だより5【本の紹介:署名に「月」が入っている本】

 アメリカのアルテミス計画(NASAが提案している,月面探査プログラム全体のこと)の最初のミ…

7

奇縁堂だより4【本の紹介,テーマ:クリスマス】

 12月の一大イベントといえば,宗教に寛容な?あるいは無頓着な?私にとってはやはりクリスマ…

7

奇縁堂だより3【本の紹介:東野圭吾の「雪」に関する本】

 11月ってもっと寒かったような気が…と思うような,冬になりそうでならないといった日々が続…

5

奇縁堂だより

9月は毎週のように来襲した台風で,日本列島は大きな被害を受け,その後片付けに追われました。被害を受けた方には,心からお見舞いを申し上げます。それでも,10月の声を聞くと,朝夕の涼しさと夜更けての虫の音に,秋も少しずつ深まって来たように感じられます。このまま静かに時が経つことを願わずにはいられません。ところで,10月の別名はご存知の通り〝神無月(かんなづき)〟です。全国の八百万(やおよろず)の神様が出雲へ集まり,大会議が催されるため日本各地で神様不在となり〝神無月〟と呼ばれるの