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【強み発見】 ストレングス・ファインダーを転職に活かそう! 6つのポイントで解説

こんにちは。「きづく。転職相談」編集部です。

「きづく。転職相談」では「自分の強み発見診断」として、ストレングス・ファインダー(クリフトン・ストレングス)を受けていただくこともあります。
ストレングス・ファインダーの診断結果を転職活動に活かすため、
簡単な解説記事を作りました。

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この記事が役立つ方
(1) 自分の強みや特徴を知りたい方
(2) 転職が不安な方
(3) ストレングス・ファインダーの診断結果がいまいちわからない方
(4) ストレングス・ファインダーの診断結果を基に、行動計画を立てたい方
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(1) ストレングス・ファインダーとは?(性格診断・強み診断の一種)

ストレングス・ファインダーは性格診断・強み診断の一種です。
他の性格診断・強み診断・占いなどと違うのは、「結果を出すための行動・考え方」という観点で「34種類の強み」を分類している点です。

(性格診断の中には「人間関係をスムーズにするための性格診断」や、「採用側が素直で従順な応募者だけを選ぶために使う性格診断」も存在します。どの診断テストも正確ですが、目的に合った自己分析ツールを使うのをおすすめします。)

ストレングス・ファインダーはあなたがなぜうまくいったのかを分析し、「成功に導いた考え方や行動」を34の強み (成功パターン) に分類し、ご自身がどんな強みを特に持っているかを調べる分析ツールです。世界中で3,000万人近い人に利用されています。

(2)ストレングス・ファインダーを受ける効果 (自分の強みがわかる)

ストレングス・ファインダーは自分の強みが何かを導き出す診断テストです。もし、自分の強みを知らないまま転職活動を進めたら、どうなるでしょうか?

例えば
・自分に合う職業や会社を選べない
・自己PRや志望動機をうまく書けない
など、
もったいない結果になってしまう可能性が高いです。
(これは嫌ですよね…)

自分の強みがわかるメリットを、次の段落で詳しく説明しようと思います。

(3) 自分の強みがわかるメリット

ストレングス・ファンダーによって自分の強みがわかると、次の3つの場面で転職活動に役立ちます。

1● 自分がなにモノであるか相手に伝えやすい(ミスマッチを防ぐ)

みなさんもこういう経験はないですか?普段行き慣れない飲食店に入って料理名からどんな料理が出てくるか想像できないとき、その料理を注文することに躊躇すること…。店員を呼んで料理の説明を聞いて、納得して注文すること…。

採用も似たようなものです。特に日本の企業は企業都合でクビにさせづらいため、企業側も少し慎重になって採用活動をしています。
そのときに「この人ってどういう人なんだろう…?」と懐疑的に思われてしまうと、選考はそこで終了してしまうことが大半です。
求職者目線でいうと、もしあなたが「考えてから行動するタイプ」であった場合、会社が「考える前に行動するタイプ」の集団であれば、ミスマッチを感じ、居心地が悪くなってしまい、再度転職意欲が湧いてくる可能性があります。
「転職活動をうまく進めるため」「入社後のミスマッチを防ぐため」にも、ストレングス・ファンダーで『わたしはこういう人間です!』と伝えたほうが良いと思います。

2● 自己PRを考える指針になる

ストレングス・ファインダーの結果と出てきた資質を正しく理解して、自分のなかで1番納得できる資質があれば、それに基づいた自己PRを書くことが可能になります。
資質に基づいた自己PRを書くことで自他共認める内容に仕上げることが可能ですし、自分にとっての『仕事の流儀』的なものが出来上がるため、内容も深みのある自己PRに仕上がります。

3● 適職候補を見つけることができる

ストレングス・ファインダーの公式の見解として「ストレングス・ファインダーの結果と、適職は結びつけることはできない」と言われています。
数多くのキャリアコーチングを経験している身としても、公式の言う通り適職を断言することは不可能だと思っています。
ただ「この資質を持っている人は、こういう職種で活躍しやすい傾向がある(=適職候補)」ことは導き出すことは可能だと思っています。
適職候補になる職種をいくつかピックアップをして、そこに対して職種研究を噛ませ、魅力・やりがい・自身のスキルとの接点などを冷静に見極めることを正しく行うことができれば、ストレングス・ファインダーの結果で適職を探すことができます。

 (4)診断結果の見方 (効果的な活用方法)

ストレングス・ファインダーを受ける目的は、「自分の成功パターン」を見つけることです。

下の4つのステップを参考にして、
・自分がうまくできる環境
・やる気が湧くポイント
・成功するための段取りの方法
などを見つけて下さいね!

A● まず、「特徴的な資質の説明」で共感する言葉や部分に線を引く
B● 夢中になった時、うまく行った時、楽しかった時などを思い出す
C● 夢中になれた原因、成功した理由、何が楽しかったのかを考える
D● 「C」で考えた原因は、「A」のどの資質が影響していたか考えてみる

ストレングス・ファインダーの診断レポートは、転職活動においてはスタート地点にしか過ぎません。
診断レポートはおみくじに例えると「健康運: 悪し。暴飲暴食に気を付けよ」と、大まかにしか解説されていない状態です。そこから自分で考え、「毎日の晩酌をやめて、週1回休肝日を作ろう」と具体的な行動に移すのが転職成功のカギとなります。

(5)コーチ (相談相手) がいるメリット (相談相手が必要な場合はこんな時)

ストレングス・ファインダーの診断レポートは、自分が持っている道具がわかるに過ぎません。
「あなたは包丁とまな板を持っています」という診断結果なら「それなら料理ができそう!」とイメージできますが、どんな料理を作るかは自分で決める必要があります。

どんな料理を作ろう? と悩んだ場合、
「今、冷蔵庫に何があるの?」「家族はどんな料理が好き?」など質問をしてくれて、考えるのを助けるのがコーチです。

コーチが必要な場合は、こんな時です。
● 解決策が思い浮かばない時
● ストレングス・ファインダーの診断結果を見て、自分がどう行動すると良いかいまいちピンとこない時

「まったくわからない・何となくわからない」場合、1人で悩まずにコーチの力を借りることで「自分でも気づかなかった答え」を見つけられます。
担当コーチには遠慮せず、気軽に相談して下さいね!

(6)ストレングス・ファインダーで誤解して欲しくないこと

ストレングス・ファインダーはあなたの強みを「34の資質」で説明しますが、誤解して欲しくない点が3つあります。

1● 34番目の資質は、無いわけではない

ストレングス・ファインダーの34の資質は、全ての人が持っています。「慎重性」が34番目だからと言って、「慎重さ」がゼロというわけではありません。

クレヨンで例えると
人間は誰もが34色のクレヨンを持っていますが、よく使うトップ5色が人によって違うだけです。赤系の色をよく使う人、青系の色でクールな絵を描く人などいますが、誰もが34色全部持っていて、必要な場合は緑も黄色もちゃんと使っています。

2● 「この仕事はこの資質が無いとダメ」ということはない

34の資質はすべて関連があり、単独では発揮できない能力を生み出しています。

ご自身の資質トップ5の中に「社交性」がないから営業職は無理…と思う必要はありません。
「学習欲」(知らない人と会い、相手を知るのが楽しい) + 「回復志向」(問題発見と解決は苦ではない) の2つがトップ5にあり、初対面のお客様の悩みを聞き出して受注につなげている人もいます。

やりたい仕事や職種があるが、必要な資質を持っていないと悩む場合は、お気軽にコーチに相談して下さいね。
・その職種の中で、今の資質を活かせる案件を探す
・資質を組み合わせて、その職種で働ける根拠を探す
などのお手伝いができます。

3● 気に入らない資質にも良い面がある

「私はトップ5に『慎重性』がありますが、積極性がないと思われそうで嫌です」という相談を受けることがあります。

うっかりミスが多い慌て者タイプの人からしたら「慎重性」を持つ人は羨ましいように、「慎重性」にも良い面があります。

・慎重な性格で良かった出来事
・仕事でうまくいった時、慎重さがあって良かったと思った体験
などに目を向けた上で、
「慎重性」×「他の資質」の相乗効果が何かないかコーチと会話してみるのをおすすめします。

(7)まとめ

ストレングス・ファインダーで自分の強みを知ることで、「仕事の選び方」「自分ならではの志望動機や自己PR」ができます。

ただ、診断結果のレポートは「あなたはこういう強みを持っています」という単なる説明に過ぎません。
「強みを発揮した体験・環境」を探したり、強みを活かして今後どう行動するかはご自身で考える必要があります。

「過去の振り返り」や「行動計画作り」などが一人では難しい場合や、適職探し・自己PR作りで行き詰まった時は遠慮なく担当コーチにご相談くださいね。
「こういう視点もあったのか!」ときづく助けをして、転職成功を応援しています。

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