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フォトコンテストとの向き合い方

フォトグラファーのkidskatsuya(きっずかつや)です。

2017年からは、年間10本以上のフォトコンテスト入賞達成を継続中(2022年も、3月末時点で10本を超えました)。自己紹介(https://note.com/kidskatsuya/n/n03cb42e92c6d)にも記した通り、フォトコンテストへの挑戦は私のライフワーク的なところがあります。

そこで今回は、フォトコンテストについての私なりの考え方について、書いていきます。

フォトコンテストとの出会い

~評価される喜び

私が初めてフォトコンテストに応募し、入賞したのは、とあるカメラ雑誌の月例フォトコンテスト・初心者部門です。自分の撮影した写真を誰かに見てもらいたい、でも知り合いに見せつけるのもよろしくないし、SNSの公開アカウントだって持っていないし…そう考え、応募したのでした。コンデジで偶然撮れた作品でしたが、初心者部門とはいえ初入賞。写真家の方に評価される喜びや、初の応募で受賞、という嬉しさもあり、フォトコンテストの面白さを知りました。

この作品がすべての始まり。山中湖は大好きな場所になった。(2013)

それから、少しずつ応募先を少しずつ増やしていき、2021年には、最優秀賞3本を含む、年間28入賞を達成しました。

私にとっての、フォトコンテストの意義

~SNSとは別軸にある、自分の作品が評価される場


現在、一般の人が手軽に・多くの人に作品を発表するとしたら、やはりSNSが最も適しているでしょう。私もそうした思いで各種SNSを開設しました。しかしSNSでは、作品の拡散性に関わる要因がいくつも存在し、作品さえよければ多くの人に見てもらえる、というわけではないのです。しかも、「いいね」が多ければよい作品、というわけでもありません。これはSNSの面白いところでもありますが、難しいところでもあります。

SNS映えとフォトコン映えは異なる場合もある。(2019)

フォロワー数やSNS内での関係性とは無縁で、「作品の良し悪しだけ」で作品を評価される、そこに私はフォトコンテストの大きな現代的意義を感じています。SNSにはSNSの楽しみ方があってよいと思いますが、作品1枚だけで勝負する世界を別軸で持っていられるのは、とても面白いことだと思います。

フォトコンテストに対する私のスタンス

~宝くじよりは実力が関係する、運ゲーム


「受賞したら喜ぶが、落選しても落ち込まない」
「受賞作と素晴らしい作品は必ずしもイコールではない」
「落選作だからダメな作品とは言い切れない」

 

写真などの芸術作品は、数的評価ができません。撰者がいる以上、どうしても彼らの価値観に左右される部分があります。もちろん戦略は練りますが、最終的には実力だけでは受賞できません。審査員との相性やほかの応募作品との兼ね合いもあります。そのため、自身で出品している以上実力は関係しますが、宝くじと同様「運ゲーム」要素が強い、というライトな捉えで構えています。だからこそ、受賞したら喜びますが、落選したからといって必要以上に落ち込まなくてよいと思っています。人間なので、どうしても「なんで自分のはだめであの作品は…」などと考えてしまうところはありますが、妬むよりも切り替えて次への戦略を練った方が幸せかな、と思うようにしています。笑

そういうわけで、受賞したからといって、その作品がほかの場でも評価されるとは限りません。そのフォトコンテストのテーマで、その審査員で、評価されただけであって、その作品が普遍的に評価されたわけではないのです(もちろん、普遍的に素晴らしい作品もたくさんあります)。逆に、そのフォトコンテストで落選したからといって、どこにも通用しないダメな作品とも言い切れません。他のテーマで、別の審査員に見てもらったら、救われる作品はたくさんあると思います。


意外な作品が評価されることもある。それもまた楽しみの一つ(2020)

 実感としても、「いくつかのフォトコンテストで目も当てられなかった作品が、とあるフォトコンテストで上位賞を獲得した」とか、「数枚出したうちのそっちが入賞したか!」といった経験は何度もあります。何がどう評価されるかはわかりませんので、決めつけをせず、常に自分の思うベストを提出していくのがよい、それ以外に受賞方法はない、と思います。受賞した時だけ喜ぶ、という都合のよいスタンスで、気楽にフォトコンテストを楽しんでいます。

みなさんはどのような思いでフォトコンテストに応募していますか。或いは、フォトコンテストに応募しない理由は何ですか?

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