子どもの頃「遊び」だった料理が、大人になると「義務」になる理由は?
こどもにとって料理は「遊び」の延長でものすごくクリエイティブなもの。これはたくさんのこども達と料理を一緒に楽しんできて実感している事実。
しかし大人になったら多くの方が料理が「義務」や「仕方なくやるもの」になってしまうのは何でだろう?を考えました。
料理が「遊び」から「義務」になる原因
「時間の無さ」と「他者からの評価」
こどもの頃に料理が好きか否かが、大人になってからの料理への意識にどう影響するかを調査するためにとった自主アンケート。
「こどもの頃に料理が好きだった人は、大人になっても料理が好きな割合が高い。」という結果が出たものの、一方で「こどもの頃に料理が好きだったにも関わらず、大人の現在料理が嫌い」という回答の方も複数いて、その方の答えた自由回答から考察の糸口が見えました。
この結果から見ると「仕事や育児などによる切実な時間のなさ」「他者からの評価がイマイチ」という2点が原因のようですね。
「時間がない」根本原因は社会の労働問題。(+ママの負担が多すぎる)
「時間が原因で料理が嫌いになった」というのは、実に社会的な外的な要因。
こどもの頃趣味が料理だった私も、20代は仕事が忙しすぎて料理する余裕なんて全くなかったので、上記のアンケート結果はものすごい納得感があります。
また、圧倒的なママの負担の大きさが悲鳴のように訴えかけてくる上記の自由回答の声。世間はまだまだママの子育ての負担が多すぎますよね。
社会が変わりつつある今後、料理に対する意識は変わるのか。
働き方改革が浸透しつつあり、労働に対する社会全体の意識が変わりつつある現在、少しずつ個々人が自由に使える時間が増えてきている実感があります。
加えてコロナによる在宅時間で料理する人口が増えた昨今、世の中全体で「料理」に対する意識も少しずつ変わりはじめているのかなと感じています。
さらに、パパの育児休業取得が増えることで、少しでもママの心と時間の余裕が増えると良いなと祈ります。
こども時代に「料理が超楽しい!」と感じて
大人になっても「料理が超楽しい!」という人を増やしたい
そしていきなりエモイ話で締めますが、こどもおりょうりラボが目指すのは、内側から湧き出る「超楽しい!!」「料理で遊ぼう!!」という感覚。
社会問題は外的要因となりますが、私が携わりたいのはこの内側からのアプローチ。
こどもの頃に、料理で遊んで「超楽しい!!」という経験を持っていると、その記憶が心の奥底に残っていて、大人になって例え料理が義務になった時が来ても「大変だけど、やっぱ楽しい!」と思える人が増えるんじゃないかなと思うんですよね。
コンセプトはお料理で遊べ!
クリエイティブを爆発させろ!
多くのこどもたちに、内側から湧き出る「超楽しい!!」「料理で遊ぼう!!」を育む、食育活動を行なっていきたいと思います。
お料理で遊べ!クリエイティブを爆発させろ!
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