見出し画像

ラダック① レー編 -vol.1-

2011/09/12

ラダックはずっと憧れていた場所で、行くのを楽しみに楽しみにしていた。
インドでありながら、中国から逃れて来たチベット人が多く住み、今では中国よりも純粋なチベット文化を体験することができる場所と言われている。
その荒涼とした風景は、ちょっとドキドキしてしまうほど格好いいのである。

今考えると、というか行く前からラダックを最初に持ってくるのはいささか不安があった。
ラダックはどんなに転んでもいい場所だと分かっていたから、最初だとその後のリアルインドに立ち向かえるだろうか...と不安だった。
結果的には、その予想通りであり、自分の想像を超える部分もあったのですが..。

さて、ラダックの玄関口である、レー。
ラダックの中では一番都会である。
そして、高度が3500mでいきなり着いてしまうと、高山病になる確率が高い。

空港から、まずはタクシーでメインロードのある中心地まで移動しなければならない。
最初の難関、タクシーのおじちゃんたちとの値段交渉。
ラダック人はみんなやさしいから...と舐めていたところ、予想を反しておじちゃんたちは、いきなりマシンガントークで攻めて来る。しかも、わたしがしばらく様子を伺っているうちにたくさんいた欧米人たちはさっさといなくなり、わたしだけ残ってしまう。そうなると、おじちゃんは残ったカモに群がるしかない。
わたしの周りに大楕円ができ、値段が飛び交う。『この値段しかないぞ~!』とか宿の斡旋料を狙って宿付きで交渉してくる人もいる。適正料金を調べるも、なかなか探せない。最初の値段交渉ってガチガチなもので、かなり手こずった。最後は青果市場の競りみたいにわたしが値段を言って、付いてくる人手を挙げて~みたいな...結局行きたい宿のところまでで165rsぐらいで決着したと思う。結構大きいバンで、運転手のおにいさんと2人だけ。
異常に警戒して、一言も喋らず。(笑)今考えると笑える。
本当にこのタクシーはきちんと宿に着くんだろうか...とずっと周りを観察しながら乗っていた。

そうこうしているうちに、宿の近くに着いたらしく、お兄さんが車を降りる。
どうやら、宿は細い路地の上にあるらしく、車では入れないらしい。
確かにわたしの言った宿に到着。『Julay guest house』。
この宿は、どこかのブログで紹介されていて、すごく居心地が良さそうだったので行ってみた。
宿のおかあさんは早朝だったけど、気持ちよく迎え入れてくれた。
お部屋も1泊150rsのところが空いていて、狭いけれど落ち着ける雰囲気だったので、ここに決める。

一度車に戻って、荷物を降ろしタクシーの清算をする。
お兄さんは165rsと言っていたけれど、わたしが小さいお金を持っていなくて困っていたところ、150rsでいいよと15rsまけてくれた。なーーんていい人。
しかも、荷物もきちんと宿のお部屋まで運んでくれました。
ラダック人ってやっぱりいい人が多いんだ...と実感。
部屋に荷物を置いているときに、隣から日本人の女の人が。
大阪弁でいい感じの人。いきなり、日本人にも会えて、本当に幸先のいいスタートでした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?