キドックス法人設立10周年とこれからの未来
2022年9月20日、今日でキドックスは法人設立10年になります!
10年を振り返ると、あっという間のようだけど、当時を考えるとものすごい成長と経験と出会いが積み重なった長い年月だったと思います。
改めて、たくさんの皆さんに支えられて歩んできたな~と。
写真を眺めると
過去を振り返るにあたって、写真を眺めていたら、まあ多すぎて多すぎて(笑)写真を見ているだけで3日くらい経ってしまいそうなので、途中で断念しました。
メインのドッグプログラムだけじゃなく、その端々にあった若者やスタッフや犬たちとの一つ一つのストーリーややりとりが色々と鮮明に思い出されます。
変わったことと、変わらなかったこと
改めてこの10年を振り返ると、お金もない、人もいない、専門性も知識もない、という無い無いずくしから始まったキドックスは、今は広いドッグランと広くなった施設も得て、参加する若者たちも当時より5倍くらいに増え、様々な専門家の方も協力してもらい、職員にも給与を払えるようになり(当時は皆ボランティアだった)、運営体制面では大きく変わったなと感じています。
でも、ずっと変わらないこともあります。
キドックスのビジョンである「人がその人らしく、犬がその仔らしく」というキーワード、どんな壁にぶつかっても難しい判断をしなければいけないときでも、若者や保護犬やキドックスに関わる人が可能性を発揮できるように、この部分だけは変わらず守ってきたなあと思います。
そしてスタッフの人間味や温かさも相変わらず。
そして何より、キドックスが主軸に置いている活動の「ドッグ・プログラム」。これも、運営面や支援方法で何度も見直して改善改良を重ねて変化してきているけれど、職員間で議論してトライ&エラーを繰り返してより良いものにしていこうという姿勢は今でも変わらず。
永遠に完成することがないのがこのドッグ・プログラムであり、そこが面白いところなのかもしれません。
キドックスのこれからの10年
これまでの活動で、飼育放棄や動物虐待などの相談を受けているうちに、動物の問題を紐解くと、そこには人の福祉の課題が必ず隠れていたり、
引きこもりや不登校の相談を受けているうちに、家族や社会やコミュニティの課題がみえてきたり。
この10年で様々なケースに対応するうちに、問題が起きる背景についての考えを深めてきました。
今年4月にHACCキドックスを設立して、これからの10年は「人がその人らしく犬がその仔らしく」の対象を、子ども若者と保護犬からさらにもっと広げて、地域の一般の方や飼育されている犬、孤立リスクが高い人や動物、さらにはキドックスと関わる全ての人や動物へと進化させていこうと考えています。
そのための相談援助・居場所作り・つながり・福祉的サポート・子ども若者の活躍の場づくりなど、複合的に活動できるように、2022年からすでに新しい取り組みを徐々に始めています。
問題が悪化する前に早期に介入できるコミュニティづくりと、問題が起きた後も一人一人の生活の延長線上に手を差し伸べてくれる誰かがいる社会をつくりたい。
これからの10年は、
”すべての人と動物に温かい居場所と安心できるつながりを”
をキーワードに、まだまだ走り続けていきます!
これを読んでくださっている皆さんも、ぜひこれからの10年も私たちと共に歩んでいただけたら嬉しいです。
キドックスの10周年を記念して、チャリティマルシェを開催します!
ぜひキドックスの歩みを見に遊びにきてくださいね♪
(↓画像をクリックすると詳細に飛べます~!)
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