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『文章力の基本』を読んで

約1ヶ月ほどかけて読み終えた。この『文章力の基本』は僕が大学4年の時に進路に悩み、「文章を書く仕事に就きたい」と考えていたときに買った本である。約半年前に買い、社会人になってようやく手に取り読み終わったので感想を書いていきたい。

そもそもなぜ大学生のときに買ったのに今まで読まなかったのかというと、「自分がやりたい仕事、業界」には就職できないと就活中に悟り、とりあえず今のところに内定を貰ったため、この本を買っても「意味がなかったな」と読むことすらやめていた。

4月に入り、緊急事態宣言で家で自粛することになり1ヶ月仕事に行けなかった。そのときに半月経った頃、なにか新しいことを始めてみようと思い、このnoteをやり出した。「長文を書きたい、文章を書きたい」という気持ちを抱きながら始めたが、自分には文章力がないし、どうやったらうまい文章が書けるのかと調べているときに部屋にあったこの本を思い出した。そして仕事に行くようになり、家に帰ってきてから少しずつこの本を読み、数日前に読み終えることができた。

noteで文を書きながら、この本で読んだことを実践しつつ読んでいたため、割と内容がすんなり入った。いわゆるアウトプットというやつ。「読んでるだけじゃわからない、発信するとより理解できる」というのもこの本の内容にもあった。

ここからは、この本を読んで特にためになったこと、「なるほど!」と思ったところを書いていく。

まず初めに「短く書く」ということ。
これは一番最初に出てきた内容で、すごく簡単なことだが、意識してみると自分は全然できてないなと思わされた。
大概の人は、一つの文をたらたら書いてしまい長文になってしまう。句点(。)を使わずに長文になってしまい読み手が分かりにくくなったり、自分がなにを書いているのかよくわからなくなったりする。これは自分も読む前はよくやっていたと自覚できるが、句点を打つということを全然意識していなかった。しかし、一つ一つの内容を句点で括るように打ち、読み手にも分かりやすく、見やすくするように意識すると自分が書いていて整理しやすくなったりする。
この「句点を打つ」というのは自分の文章を読みやすく見せれるようになれたと思う。

次に「共感を呼ぶように書く」。
これは見て分かる通り、読み手に自分の書いたことを共感させられるような文章を書くことをいう。確かに、文章を書くことが上手い人は読み手に「なるほど」と思わせ、自然と読み手が中心になっているような気がする。文章の主役は読み手ということを学び、いかに読み手にわかりやすく、目に浮かぶように書くことを意識すると読み手の心を掴むことができるということを学んだ。これは一番勉強になったと個人的に思う。

この本のタイトルにある『77のテクニック』というのがあるように、77個の項目があり文章力を鍛える内容が書かれている。正直自分には77個も理解し、実践できるとは言い難い。しかし、その中でも絶対に「なるほど!」と思わせるような内容はあるので、僕と同じように文章力を鍛えたいという人には是非読んでほしい。

自分もまだまだ文章を書くことが下手だが、これからどんどん投稿し、考察して、もっと自在に表現できるように努力したい。

そして願わくば自分のやりたい「文章を書く仕事」に就けるように近づいていきたい。(今の職場を1日でも早く辞めて自分の好きなことで生きていきたい!)

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