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基本回帰!正しい仕事の手順

前回は問題解決の正しい手順を押さえましたが、そもそも、

問題とは何でしょうか。
問題を解決したければ、問題とは何かを知っていた方が確実です。

また、管理とは何でしょうか。
よい管理者になりたければ、管理とは何かを知っていた方が有利でしょう。

「問題とは」から参ります。
問題とは、目標と現状の差異です。

例えば、
顧客品質クレーム0件の目標に対し、先月の実績は1件発生したとすると、差異の1件が「問題」となります。

その1件に対して「問原対」の手順に従って問題を解決する活動が再発防止です。(問原対は以下参照)
https://note.com/kid839/n/n78bc5e3c9434

従って「問題=目標-現状」なので、目標の無い所には問題は存在せず、現状に関心が薄い人には問題は薄くなるのです。

「問題意識を持て!」と気合を入れる上司がいますが、上司が部下に対して目標を与えていなければ、問題は存在しません。

部下の前で恥ずかしい姿を見せないためにも、「問題とは何か」を押さえておきましょう。

さて、問題とは、目標と現状の差異で、差異を対策(解決)することが管理です。

つまり管理とは、目標と現状の差異を小さくすることです。

イメージや印象で「管理」を捉えるのではなく、この機会に正しく理解し、実務に活かしてください。

従って、前出の顧客クレーム1件を解決する行為は管理であり、管理とは問題解決なのです。

以下に管理サイクルを記しますが、私はこれを「正しい仕事の手順」として、仕事の成果が出ない時には、ここに回帰することを勧めています。

① 計画 Plan
② 実行 Do
③ 評価 Check
④ 改善 Action

この4つを回すことから「PDCAサイクル」とも呼ばれる、マネジメントの基本サイクルです。

但し、管理とは目標と現状の差異を小さくすることから、この4つの上に目標が存在することを確認しましょう。

つまり、PDCAサイクルを回すことは手段であり、目標を達成することが目的です。

従って、目標達成に必要は計画(P)を立て、計画に沿って実行(D)し、実行したことを評価(C)することで現状を把握します。

その現状を目標と比較して差異があったら改善(A)することが管理サイクルです。

ここで、改善活動とは④の位置にあることを押さえてください。

つまり、目標(ゴール)が無く、評価をしない改善活動はあり得ないということで、このことはこれ迄も繰り返し述べて来たことです。

以下は過去の参考記事
https://note.com/kid839/n/ne6d304751244

「問題とは何か」「管理とは何か」を正しく理解し、正しい仕事の手順に従って、不良ゼロを実現しよう。

以下は「不良ゼロの二本柱」記事です。
https://note.com/kid839/n/n5f165763f51b


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