唐澤良洋

私は工場経営の質と効率のアップを支援する専門コンサルタントです。 ソニーの工場でIE・…

唐澤良洋

私は工場経営の質と効率のアップを支援する専門コンサルタントです。 ソニーの工場でIE・製造・海外の3部門にて15年の実務経験を積み、2006年3月に創業しました。 「人間性の向上を通じて生産性を向上する」を行動指針とし、研修講師及び現場改善指導者として全国の工場へ移動中です。

記事一覧

モノ散乱 頭の中も 混乱中

整理整頓は、私たちが子供の頃から大人に指導されて来たことですが、日本の改善活動に必ず出て来る「5S」として引き継がれています。 5Sの定義や意義は過去の記事を参…

唐澤良洋
22時間前

休み明け エンジン掛からず エコ運転

多くの労働者は大型連休が終わり、今日から再スタートです。 休み明けは、なかなかエンジンが掛からず、しばらく情報収集と、休み前の思い出しでエコ運転といったところで…

唐澤良洋
1日前
1

家庭味 好みの味に 変えられる

外食はメニューの選択や組合せが主で、味の注文に対応する所もありますが、細かな好みに応えることは難しいものです。 しかし、家庭で調理すると、要る/要らない、多い/…

唐澤良洋
2日前

行けるだろう 大丈夫だろう ダメだろう

ソニーの工場で製造部門に籍を置いた時に、「これ大丈夫かなぁ」「心配だ」と思ったことの中の多くは現実になり、トラブルが発生したものです。 「何とか行けるだろう」と…

唐澤良洋
3日前

叩かれて 文句を言われ 強くなる

周囲から叩かれ、苦言を受けることは、できることならば避けたいものですが、それを恐れて綺麗事を並べるようでは、変革進化は期待できません。 仮に目先は文句を言われよ…

唐澤良洋
4日前

要領は 苦しい時に 身に付ける

暮らしの中に、不純なことが無いことは良い事ですが、その反動として、逆境に弱い人が多いと感じています。 世の中は、自分の思った通りに行くハズはなく、困難や苦難に直…

唐澤良洋
6日前

信頼は 小さなことの 積み重ね

仕事だけではなく、日常の生活で大事なものは、お金ではなく信頼関係です。 認められ、信用され、信頼される。 だから円滑な人間関係が築け、支え合い、協力し合え、時に…

唐澤良洋
6日前
1

いい街は 住んでる人が 好きな街

好きな街、行ってみたい街、住みたい街などの、街に関する人気ランキングをよく目にします。 いい街って何だろう。 様々な視点があって良いと思いますが、それは何といっ…

唐澤良洋
7日前

配達は 後ろ無視では 当て外れ

過去にも記しましたが、運送業の課題は次の3つです。 (参照 https://note.com/kid839/n/n352b6b923433 ) ・積載効率のアップ(空運搬の低減) ・再配達の低減 ・手待ち時…

唐澤良洋
8日前

便利増し 想像力が 弱ってる

事前準備をしなくても、 忘れ物があれば、コンビニへ行けば手に入り、 道に迷えば、ナビが教えてくれ、 わからないことは、スマホで解決。 生まれてから、これが当たり前…

唐澤良洋
9日前

後ろ盾 何も無いから もの言える

団体や派閥などの後ろ盾のお陰で、今の自分がある人は、力を借りた手前、所属団体と反する意見を持つことはリスクがあると考えます。 リスクがあるから同調し、自分の意見…

唐澤良洋
11日前

新人の 純な見方に ヒントあり

新入社員が配属された時は、改善の大チャンスなので、この機会を見逃さないようにしましょう。 新人は先入観が無く物事を純粋に見ることができるので、会社や職場の疑問点…

唐澤良洋
11日前

賃上げを やりたいならば 原価減

給料をアップしたければ、抗議や文句を繰り返しても埒が明きません。 給料をアップしたければ、原価を低減し、利益を増やし、給料の原資を増やすことです。 企業の損益は…

唐澤良洋
12日前

当たり前 人は誰でも ミスをする

品質トラブルが発生した後の原因追究でよくある、「うっかりした」「思いこんだ」「間違えた」。 このような人的ミスが原因として挙げられることが多くあります。 管理の…

唐澤良洋
13日前

次世代へ 口を出さずに 金を出す

企業の命題は永続です。 そのためには次世代を育て、会社を維持発展させることが必要になり、理念と技能を伝承しなければなりません。 経営者及び部門のリーダーは、次世…

唐澤良洋
2週間前

残り皿 ソースをペロリ 味記憶

師匠に教えを受けたくて料理店に入門した弟子が、客が残したソースを指ですくって師匠の味を覚える。 今では考えられないかもしれませんが、弟子は下働きが長く、師匠から…

唐澤良洋
2週間前

モノ散乱 頭の中も 混乱中

整理整頓は、私たちが子供の頃から大人に指導されて来たことですが、日本の改善活動に必ず出て来る「5S」として引き継がれています。 5Sの定義や意義は過去の記事を参照してください。 (参照 https://note.com/kid839/n/nc81d6bc78eed ) モノが散らかっていると、探すムダや余計に購入する費用のムダなどに結び付くので、改善活動ではモノは定置化することが基本です。 一方で、モノが散乱していると、散らかしている人の頭の中の思考も散らかっていると思

休み明け エンジン掛からず エコ運転

多くの労働者は大型連休が終わり、今日から再スタートです。 休み明けは、なかなかエンジンが掛からず、しばらく情報収集と、休み前の思い出しでエコ運転といったところでしょうか。 しかし、その陰で連休は無く普通に働く方も多くいることで世の中が機能している現実もあります。 どちらにせよ、プロとして使命を果たすことに違いはありません。 事故を起こさないように、且つ期待を裏切らない仕事をしましょう。

家庭味 好みの味に 変えられる

外食はメニューの選択や組合せが主で、味の注文に対応する所もありますが、細かな好みに応えることは難しいものです。 しかし、家庭で調理すると、要る/要らない、多い/少ない、濃い/薄い、多い/少ない、温度、細かさ、厚さなど、如何様にでも対応できます。 工場でも同じような事が言えます。 他社に造ってもらうと、細かな改良が出来ない場合もありますが、自社内で造ると、「もうちょっとこうしたい」が実現でき、しかもスピーディー。 しかも製品だけではありません。 治工具、運搬具、棚など

行けるだろう 大丈夫だろう ダメだろう

ソニーの工場で製造部門に籍を置いた時に、「これ大丈夫かなぁ」「心配だ」と思ったことの中の多くは現実になり、トラブルが発生したものです。 「何とか行けるだろう」と願って始めると、見事に期待を裏切られ、ダメな結果が出ることもありました。 また、部下から「大丈夫です」「任せてください」と言われたことを真に受け、トラブルを招いたことも多くあり、 根拠を持たずにGOを出した自分のマネジメント力の低さに、反省の連続でした。 こんな経験から、事前準備の重要性が体に染みつき、現在の現

叩かれて 文句を言われ 強くなる

周囲から叩かれ、苦言を受けることは、できることならば避けたいものですが、それを恐れて綺麗事を並べるようでは、変革進化は期待できません。 仮に目先は文句を言われようが、正しい根拠があれば堂々と主張し、「いつか必ず解ってくれるはず」と念じて、貫くことも大事です。 人は一人では強くなれず、他者から叩かれ、周囲から文句を言われて強くなるものです。

要領は 苦しい時に 身に付ける

暮らしの中に、不純なことが無いことは良い事ですが、その反動として、逆境に弱い人が多いと感じています。 世の中は、自分の思った通りに行くハズはなく、困難や苦難に直面するものですが、そんな苦しい時に要領が身に付くものです。 逆風が吹いたら、要領=上手くかわす技量を磨くチャンスだと考え、逃げずに立ち向かうことも良いでしょう。

信頼は 小さなことの 積み重ね

仕事だけではなく、日常の生活で大事なものは、お金ではなく信頼関係です。 認められ、信用され、信頼される。 だから円滑な人間関係が築け、支え合い、協力し合え、時には指摘し合えるのではないでしょうか。 ならば、その信頼は、どのように築かれるのか。 それは、挨拶や話し方、約束や道具の扱い方など、基本的なことの合計だと思います。 一方で、万が一にも信用を失うこともあるでしょう。 そんな時でも、小さな基本を積み重ねれば、いつか必ず信頼される人になります。

いい街は 住んでる人が 好きな街

好きな街、行ってみたい街、住みたい街などの、街に関する人気ランキングをよく目にします。 いい街って何だろう。 様々な視点があって良いと思いますが、それは何といっても実際に住んでいる人々が、いい街であることを実感していることではないでしょうか。 そう考えると、いい会社は?いい職場は? いい家庭、いいチームなどにも当てはまりますが、体裁ではなく、内側から湧き出る良さが本物だと思います。

配達は 後ろ無視では 当て外れ

過去にも記しましたが、運送業の課題は次の3つです。 (参照 https://note.com/kid839/n/n352b6b923433 ) ・積載効率のアップ(空運搬の低減) ・再配達の低減 ・手待ち時間の削減 この中の2つ目「再配達の低減」には2つの方法が考えられます。 ひとつは「置き配」と呼ばれる、届け先の玄関に備え付けのBOXに入れて配達を完了させる方法。 二つ目は、届け先から情報を得て、指定の時刻に届ける方法です。 例えば、届け先から明日の10時~12時

便利増し 想像力が 弱ってる

事前準備をしなくても、 忘れ物があれば、コンビニへ行けば手に入り、 道に迷えば、ナビが教えてくれ、 わからないことは、スマホで解決。 生まれてから、これが当たり前の世代が会社に入ってきていますが、 準備に対する考え方が変化し、準備を怠るとどんなトラブルが起きるのかを想像する力が、弱くなってきていると感じます。 それは、先述のとおり世の中が便利になり、準備しなくても何とかなることを知り、体に染みついているからではないでしょうか。 我々の世代は、準備を怠ると痛い目に遭い、

後ろ盾 何も無いから もの言える

団体や派閥などの後ろ盾のお陰で、今の自分がある人は、力を借りた手前、所属団体と反する意見を持つことはリスクがあると考えます。 リスクがあるから同調し、自分の意見を表に出すことは控えるようになります。 一方で、後ろ盾が無い実力者は、比較的に自分の意見を出しやすく、自己責任のもとで自由に発信できるものです。 自由に意見を出し合えるチームはアイディアが多く出て、成長が期待できます。 そして、成長に参加できたことを実感すると、仕事が楽しくなり、もっと楽しくなりたいと考えるもの

新人の 純な見方に ヒントあり

新入社員が配属された時は、改善の大チャンスなので、この機会を見逃さないようにしましょう。 新人は先入観が無く物事を純粋に見ることができるので、会社や職場の疑問点に敏感に気付くものです。 なぜ転記しているのだろう。 なぜハンコが必要なのか。 なぜ電卓で計算しないといけないのか。 なぜバリ取りをするのか。 新人が発した疑問に耳を傾け、仕事の仕方を改善すれば、益々仕事が楽になります。 新人の疑問を軽視し、ミスミス改善の機会を失っていませんか?

賃上げを やりたいならば 原価減

給料をアップしたければ、抗議や文句を繰り返しても埒が明きません。 給料をアップしたければ、原価を低減し、利益を増やし、給料の原資を増やすことです。 企業の損益は、売上・原価・利益からなる事を再確認し、給料がアップする可能性を高めることが安全且つ確実でしょう。 (参照 https://note.com/kid839/n/n9ef17e5d8ef6 ) 原価を低減するためには、仕事を価値とムダに分け、後者を徹底的に減らすことで、ムリ無く原価低減ができます。 (参照 http

当たり前 人は誰でも ミスをする

品質トラブルが発生した後の原因追究でよくある、「うっかりした」「思いこんだ」「間違えた」。 このような人的ミスが原因として挙げられることが多くあります。 管理の基本は未然防止であり、再発防止から脱却しなければ、いつまで経っても忙しく、且つ顧客の信頼を得られません。 (参照 https://note.com/kid839/n/n5f165763f51b ) トラブルを未然に回避するためには、人は誰でもミスをすることは当たり前と考え、ミスを想定した予防策が必須です。 生産

次世代へ 口を出さずに 金を出す

企業の命題は永続です。 そのためには次世代を育て、会社を維持発展させることが必要になり、理念と技能を伝承しなければなりません。 経営者及び部門のリーダーは、次世代の成長を阻害することなく、余計な口を出さずに、若手の意見を尊重し、自立に向けて支援したいものです。 また、その時に掛かる正当なお金は惜しみなく出し、力を磨く環境を整えましょう。 口を出し、金は出さない、これで永続できるか再確認しましょう。

残り皿 ソースをペロリ 味記憶

師匠に教えを受けたくて料理店に入門した弟子が、客が残したソースを指ですくって師匠の味を覚える。 今では考えられないかもしれませんが、弟子は下働きが長く、師匠から作り方を教えてもらう迄に、何年も掛かっていた時代がありました。 その中で、何とか師匠の味を覚え、材料、配合、作り方などを学ぼう(盗もう)とする貪欲な姿です。 技術は盗むものであり、残飯であろうが、盗むためには迷わず行動に移す弟子の姿から、学ぶべき点があると思います。 「先輩は教えてくれない」と主張することは、間