きこりディレクター繁田浩嗣

1984年生まれ。 株式会社玉川きこり社という、7年前に立ち上げた林業とデザインの会社…

きこりディレクター繁田浩嗣

1984年生まれ。 株式会社玉川きこり社という、7年前に立ち上げた林業とデザインの会社の代表です。 私たちの経営理念は『きこり×クリエイティブで山と関わる人を幸せにする』。 このnoteでは、そんな挑戦の日々を綴っていきたいと思います。

最近の記事

ウッドショック/納得のいく材価の上がり方とは?

輸入材(米松やホワイトウッドなど)が日本に入らなくなってきたことで起こっているウッドショック。 国産材の価格がどんどん上がっています。 山の価値を10倍にしたい!というスローガンを掲げて、どうしたら木材の価格を上げられるかを本気で考え始めていた矢先の出来事だったので、しばらくの間ポカンと立ち尽くしてしまっていました。 先月の木材市場では、杉の丸太が1.3〜1.4倍、ヒノキは2倍近くになっているものも。 このウッドショックを通じていろんなことを感じました。 ◎そもそも「木

    • きこりディレクター。

      唐突ではございますが、私繁田は「きこりディクター」と名乗ることにいたしました。 自分が何をしていきたいのかを考え続けてたどり着いた、世の中にはまだ無さそうな肩書きです。 肩書きや経歴にこだわるタイプでもないのですが、名前を付けると方向性がはっきりと見えて来るので迷いもなくなり、とりあえず今はとっても気に入っています。 ディレクション、つまり編集とは「切り口を考えることだ」と教えていただいたことがありました。 山と関わる全ての人を幸せにする、これが私きこりディレクターの取

      • 山の価値を10倍にする方法が分かりました笑

        ほんと、単純なことなのにどうして今までこういう風に計算してみなかったんだろう、というようなお話なのですが。 山で、つまり林業でどれくらい稼げるのかを計算してみたんです。 もう少し正確に言うと、山を持っている山主さんが、平均すると山で毎月どれくらい儲かっているのか、と言う計算です。 山の条件によってほんとに全然変わってくるので一例としてみていただければ幸いですが、、 山に木を植えてから最後に全部まとめて伐採(皆伐)するまで、およそ60年から80年くらい。長いときには10

        • YAMA10(ヤマジュウ)のフリーデスク

          静岡市街地から車で30分ちょっとのところにある玉川きこり社の事務所は、初めて来られた方には「意外と近いんですね」って言っていただくことが多いのです。意外ですよね笑。 とはいえ。 街中のカフェに比べたらやっぱり結構遠いのは事実。 そんなヤマジュウまでわざわざ来てくださるお客様が当店に到着し、もしも臨時休業で閉まっていたらもう二度と山へは、、、泣 わざわざ「山へ行って仕事をしよう!」というモチベーションを、そうやすやすと折ってはいけません。。 一歩ゆずって野鳥と出会いに

        ウッドショック/納得のいく材価の上がり方とは?

          coworking labo YAMA10.(仮)

          このとんでもない現実に対し自分は一体何ができるのか、、、カフェを開きたいとか不謹慎すぎだよな、、、といった具合でここのところ少し悩んでしまっていたのですが、友人の心強いコメント一つでいとも簡単に気を取り直すことができました(一人ひとりの繋がりがすごく大きいなーと感じる今日この頃)! ということで、久々にカフェ計画の進捗をご報告していきたいと思います! と、本題に入る前に、きこり社の現状の対策について簡単に書いておきたいと思います。 どうしたものか色々と考えてきましたが、

          coworking labo YAMA10.(仮)

          カフェじゃない!?

          4月からコロナの影響で予定通り暇になりましたので、早速デザイン事業部長のくみちゃんと第一回カフェ計画ミーティングをしました。 まずは保健所で基本事項を確認してきてくれたようで、その報告を基に計画が少し具体的になってきましたのでご報告です。 保健所での相談の結果、カフェ計画は以下の3つのどれかの方針で展開することになりそうです。飲食店経営に携わる方にはあまりにも当たり前の内容だと思いますが、自分たちは1からのスタートになるのでまるで親鳥(木の上に立って雛を見守るという意味が

          きこり募集。※半分きこり、半分山仕事の営業事務的な働き方になるかと思います。

          先日の社内全体ミーティング(途中から日◯酒やら柿ピ◯やらが登場したりしなかったり⁉︎)にて、 きこり事業部のさらなる強化が議題に上がりました。現状、山でのお仕事はほとんどが下請けなので、自分たちで直接山主さんにご提案をして仕事を作るという実績があまりありません。 元請け仕事はきこり事業部の売り上げのおよそ1/3程度。それも街中での危険木伐採など、木登りのお仕事などがメインです。つまり、山でのお仕事はほとんどが森林組合さんや山林経営会社さん(大地主さん)からの下請け仕事とい

          きこり募集。※半分きこり、半分山仕事の営業事務的な働き方になるかと思います。

          きこりカフェのVIP席。

          今日はきこりの雨降り仕事。 カフェにしたいと思っている足の踏み場もなかった空き部屋の一部を、みんなが片付けてくれました。 頭の中と部屋の中はリンクしている とは、「もしドラ」の著者で有名な岩崎夏海氏の本 「部屋を活かせば頭が良くなる(岩崎夏海著)」の言葉で、今でも掃除する度に思い出します。言葉って、一度刺さったら抜けないことってありますよね。 写真の二部屋は畳を剥がしたままの荒床状態で、いずれ板貼りにしたいなと思い続けていたので、カフェ計画がいい経費捻出の口実になりそ

          きこり社CAFE計画、主担当者は「くみ部長」に決定!

          コロナの影響で、当社も抱えていたイベントのコーディネートのお仕事がことごとく延期や中止となり、今朝がた、 「4月からちょっと暇になりそうです」 とデザイン事業部長のくみちゃんより報告がありました。 本当に深刻になってきていますよね。みなさんは大丈夫でしょうか。 それでも、 いつかは終息するであろうその日を目指して、とにかく今は、できた時間でカフェ計画を進めましょうということに。 起案者であるくみ部長に本プロジェクトの主担当をお願いすることが本日めでたく決定いたしま

          きこり社CAFE計画、主担当者は「くみ部長」に決定!

          きこり社の空き部屋をカフェにしたい!(後編)

          前編の続きです。 最近は東京へお仕事に行く機会も増えてきて昔よりは都会に慣れてきた私ですが、静岡生まれの静岡育ち、まだまだ緊張気味です笑。 そんな中、素敵なお店に出会いました。 「ファブカフェ」さん(↓)。ネットで検索していたら、レーザー加工機や3Dプリンターがあるということですぐに行ってみることにしました。 ※写真はHPよりお借りしました。 ここがやばかったです。 お客さんの9割がマックを開きながらかっこよさげに作業をこなし、あちらこちらで打ち合わせが開催されて

          きこり社の空き部屋をカフェにしたい!(後編)

          きこり社でCAFEをやります!(前編)

          おもいっきり言い切っておりますが、まだまだ構想、というより妄想段階。 今日はその妄想を現実に近づけるべく、ここに公言することで前に進めてしまいたいという魂胆で書いていきたいと思います。 ちょっと話が遠いところからスタートしますが、今年の初めから iPad pro(11インチ)を使いはじめるようになりました。 すろーらいふという静岡の編集社に勤めていた頃にも会社でiPadを持たせていただいていたので、その便利さはある程度知っており、そのうち欲しいなと思っていながらも踏ん

          きこり社でCAFEをやります!(前編)

          きこり部長の矢野くん

          今夜は本人に許可なくこんなタイトルでお送りしようと思っております笑 僕にとって人生で始めての雇用。 矢野くんが玉川きこり社へ入社してくれたのは、今から4年程前になります。 もともとは 東京で不動産の営業マンをしていた矢野くんは、「山で働き、山に住みたい」との思いからネットで「きこり」と検索して弊社をみつけ、「気軽に」問い合わせてきてくれたんだそうです。 あれよあれよという間に移住先の古民家も借りられることになり、とんとん拍子で入社の運びとなりました。 入社初日から

          山の価値。

          「なになにしげちゃん、ラジオ始めるんだって?」昨日の記事を読んでいただき、さっそくきこりの大先輩に山奥で声をかけて(いじって)いただきました。 「断られたんですよー!」と返しつつ、いじられキャラの自分としては内心まんざらでもないわけであります笑。何より、きこりの大先輩に読んでいただけていたことがうれしくて。モチベーションアップでさっそく2回目の投稿です。 本題です。 自己紹介を兼ねて私たち玉川きこり社の経営理念について改めてお伝えしたいと思います。 「きこり × cr

          きこりの繁田です。

          今日からnoteをはじめることにしました、きこりの繁田です。 始めようと思ったきっかけは、先日 Voicy(ヴォイシー)という音声メディアに自分のチャンネルを持ちたいと思い立ってすぐさま申請をし、見事に断られてしまったことがきっかけなのであります苦笑。 申請後すぐ、周りのみんなに「今度ラジオ番組を始めようと思うんだ、できたら聞いてね」と言いふらしてしまっていたにもかかわらず…はずかしい…。 そもそもVoicyとは?「YouTubeのラジオ版」のようなもので、有名人だけ