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「あの人は私のことを嫌っているから」は卑怯

コミュニケーションの力がとても大切だと言われる。

それは 、裏を返せば、 コミュニケーションが苦手な人が多いということかもしれない。中には、なんとか人とのコミュニケーションを避けようといつも考えている人もいるだろう。

コミュニケーションが苦手だから、人とのコミュニケーションを避けようという気持ちはよくわかる。私も誰とでもフレンドリーにいつもニコニコ話をするというタイプではないので、人とのコミュニケーションがストレスになることもある。

でもたまに、 「あの人は私のことを嫌っているから 」という理由で、人との会話を拒否する人がいる。

これは少し卑怯ではないかと思う。

自分がコミュニケーションが苦手だからといって、それを、相手が自分のことを嫌っているという、その相手の感情のせいにする。そうすることで、自分とその人とのコミュニケーションがうまくいかないのは、 あくまでもその相手の自分に対する感情が原因なのだと、他の人に伝えようとする。

確かに、自分のことを嫌っている人とコミュニケーションをとるのは難しい。

でもだからといって、それはその人とのコミュニケーションをこちらから拒否する理由にはならない。状況によっては、そういう相手だからこそ丁寧にコミュニケーションをとる必要もあるだろう。

少し厳しい言い方をすれば、そうやって相手が自分のことを嫌っているという理由で、自分からコミュニケーションを拒否するという態度が、相手から嫌われる理由なのかもしれない。

コミュニケーションは難しい。 自分のことを嫌っている相手ならなおさらだ。 でも、それを理由にこちらからコミュニケーションを拒否し続けていると、いつまでたってもコミュニケーションは上手くならないし、さらにその相手から嫌われるという結果になるかもしれない。

だったら、コミュニケーションが苦手なら苦手なりに、愚直に相手に正面から向かっていくしかないのではないだろうか。それが、コミュニケーションがうまくいく一番いい方法なのかもしれない。

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