自分の人生は自分で選ぶ

日本からニュージーランドにきている中学高校留学生たちに、「どうしますか?」と判断を促すと、「他の人はどうしているのですか?」とか「親と相談してみます」とか「どうすれば良いでしょうか」とか、そんな返事が返ってくることがある。

確かに、他の人がどうしているのかを参考にするのも良いだろうし、親御さんと相談して決める必要もあるだろう。また、判断が難しい時には誰かの判断を仰ぐのも一つの方法だ。

でもその前に、「自分はどうしたいのか」を自分自身に問いかけることがとても大切だ。

そのプロセスをすっ飛ばして、他の人の行動を参考にしても、親御さんに相談しても、誰かの判断を仰いでも、それはあくまでも他人の行動や意見や判断であって、その留学生自身の判断とは言えない。

誰かを参考にしたり、相談したり、判断を仰いだりしても、その前に、自分はどうしたいのかという気持ち、意志、方向、ゴール、夢、そんなものがないと、そもそも他の人も何も言えないだろう。

特に、進路をどうするのかとか、何を勉強するのかとか、そんな人生の大きな決断をする時には、まずは、「自分はどうしたいのか」から始める必要がある。

そうでないと、その人は結局自分の人生を歩めないことになってしまう。人の行動を参考にして、親の意見を尊重して、他の人の判断に従うだけの人生なら、それは自分の人生とは言えない。

何かを自分で判断する場面では、他の人はどうしているのだろう、親はどう言うだろう、どんな判断すれば良いのだろう、などと考える前に、まずは、自分はどうしたいのか?を自分自身に深く問うてみる。

そしてその後に、誰かに相談したり、意見を聞いたり、参考にしたりする。

そのプロセスを通ることで、自分で判断して、自分の人生を歩むことができるのだ。


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