内定が出たのに辞退した話

さて、まだ転職活動をしている
12/20付で前職を辞めたので
そろそろ3ヶ月だ
マジかよ…もう3ヶ月だ

その間何もしてなかったわけでない
前回までの記事を読んでもらえば
わかると思うが、年始から働きだす
ことは実際可能だった
年内に内定も出たりした
だがそれらはパート勤務でのデザイナー
であったり条件が酷かったりと思う
ところがあり断っていた
まあそれらについても今まで内定辞退に
至った経緯は書いてきたと思う

タイトルに書いた内定は正真正銘
2社とも正社員
条件もおそらく悪くなかった
色々なかけ違いからまさかの2社とも
辞退する羽目になったことを書いて
いきたい

現在のわたしは一からまた
転職活動をし直しているところだ
ハッキリ言って地獄である
この地獄を少しでも茶化し消化して
楽になりたくここに記録を残す

昨日この3ヶ月間の応募企業総数を軽く
確認したところ98社くらいであった
派遣や転職エージェントの
企業もカウントもしていたので
実際の数は80社くらいかもしれない

このうち面接に進んだのは12社ほど
内定もらったのは5社か
全部デザイン関連ではあり、パートが3
正社員は2であった
書類が通ってポートフォリオ送るまで
進んだところはもっとある

あとは受かりそうだけど自分から
辞退したところも何社かあった

タイトルにある内定をくれた企業の話に
戻るが、私はもうそこで働くつもりで
いた 本当にどちらかに完全に決める
つもりであった

賃金は希望通りに行かずとも条件は
とても良かった

どちらも月収25万
残業はない
賞与も年2回(一月分)
年間休日120日以上で祝日休み
の企業だった
通勤時間も45分くらいと今までに
比べて格段に楽だった
どちらも自由にやらせてくれそうな
未開拓の職場でやり甲斐もありそう
そして両社是非来てほしいと
熱望されていた

2月の4週目くらいに
先の企業から面接を受けた
この企業は前職と業界が被るため
乗り気はしていなかったのだが
通いやすい距離、程よい栄え感のある街、
過ごしやすそう働きやすそうと思った
のが印象にある
企業としての印象は正直最初あまり
良くなく、面接までかなり待たされた
のでこの業界は毎回こうよな…
と思いながら待っていた
そういうことに無頓着、
待たせて当たり前の殿様商売である

だが面接はオーナーと直接行い、
募集要項だけではわかりきらなかった
こともよくわかり、とにかく私に
なんでも任せるよ!必要なものはなんでも
揃えるよ!めちゃくちゃな要求は
しないよ!と言われたので
帰り道にはここで強く働きたいなと
考えるようになっていた
ここでなら穏やかに働けてやり甲斐も
でき、前職で達成出来なかったことも
成し遂げられそうだと思っていた

ただ結果までは10日ほど欲しいと
言われ長いな…と思ったのと、
別の企業との面接も控えていたこと
更には後述する予定だが職業訓練校に
通うべくか悩んでいたところだったので
なんとも言えない思いでいた

その数日後、もう一社の企業に面接を
受けに行くことになる
ここは、かなり怪しかった
いや本当に怪しかった
面接のオファーが来た時点で断ろうと
思ったほどだった
とにかく手当たり次第に応募をしている
ので良くわからぬままエントリーして
いることがある
また把握できておらず返答がきても
??どこだっけ?と言うのもある

それで面接のオファーが来ると一旦
返事の前に再度企業のことを調べる
のだが、ここがまったく検索に
引っかからないのであった
まだ2期目のスタートアップ企業で
あったために良くあるそれっぽい
企業サイトはあるのだが
(中身スカスカの何をやっているか
よくわからない所謂ベンチャーに
よくあるサイト
キラキラした企業理念だけは書いてある)
所在地を調べてもGoogleマップに
雑居ビルの写真しか出てこない

ますますこれは怪しいぞ…と思いつつ
躊躇したのだがこの頃にはなりふり構って
いるわけにはいかず
とりあえず行くだけ行ってみようと
自分の勘に従い受けることにした
(いつもなら断ってしまうのに)

行って見ると場所は歌舞伎町の
ど真ん中 マンションオフィスで
セキュリティは一応しっかりしている
とは言え、マンションの一室を訪問
しなければならず
ビビりまくりながらインターホンを
押したのを覚えている

中はワンルームの小さなオフィス
中年男性が迎えてくれ、いかにも
急場で拵えた応接のテーブルへ案内を
されて面接は始まった

話を聞いてみると実はナイトレジャーの
企業だと言う
でた…
こう言うパターン2度目だ
やつらは求人にナイトレジャーの
文言など絶対に書かない
しかも企業サイトにも書かない
書いてあるのは広告、IT系の事業
とだけだ

この件で今後の参考になったが
事業の実態がわからず、また新宿に
居を構える企業はナイトレジャー関連の
仕事だと思った方がいい
2度目なので身に染みて良くわかった

まあそれで前回も同じような企業で
面接を受けてわかったが
彼らは女性社員には結構来て欲しいのだ
なぜなら女性は募集をかけても中々
きてくれないからだ
それはそうだ抵抗があるだろう

ナイトレジャーだからと言って何も
無理難題、日頃からいかがわしい
ことをさせられるわけもやく
中身は意外にしっかりしていることも
ある
前述したナイトレジャー企業の場合は
こういう業界だからとむしろ
中身はホワイトであろうとしている
企業だった
まあ、それでチャラになるかと言うと
別だが
今回この企業で就業するかを後々
かなり悩むことになるのだが
そこのところは相当考えた
所謂搾取する側の企業であるからだ

職業に貴賎がないとは思うが
だが女性を使って稼いでいることには
代わりなく、またこの場合は男性からも
搾取する構造になっている企業だったので
完全なる搾取側企業だと私は思っていた

(普通のナイトレジャーの広告代理店
とは違う業態なので特殊だった)

自分に抵抗があるかないか
長く続けられるかなど悩みに悩んだ

この企業からは面接中に内々定が出て
来てほしい旨を伝えられており
うちでスキルを活かして欲しいと
懇願されていた
必要なソフトも機械もなんでも揃えるよ!
と言われ、
また先にも書いた訓練校に行くか悩んでいる
話をした際にも、よければ、訓練校に通う
期間中はパート勤務としてうちで働いて
くれて構わないとまで言ってくれた
訓練校に通うのかすぐに働くのか
悩んでいた自分としては、その言葉は
かなり有り難く
また先に面接を受けた企業だとそうは
いかないだろうなと思っていたので
かなりグラついた

とりあえず一旦持ち帰り返答する
ことにして、(翌週に迫った訓練校の
面接が済まないと何も返答ができない
状態だった)
また条件によっては先に受けた企業
から内定が出たら即日働くつもりでも
いた

夜になり、スタートアップ企業から
ぜひうちで働いて欲しいと言う内容の
追いメールがきていた
…その割に労働条件通知書などが
添付されていない
明確な待遇がわからない状態で返答は
できない
面接時に直接代表にも伺ってみたが
若干濁す感じがしたので怪しかった

求人情報にはある程度記載はされて
いるとは言え、本当のところなど
労働条件通知書を貰わないとわからない

それを見てからでないと返答は
できない為、まずは労働条件通知書を
用意してくれないかとお願いした

私のお願いにスタートアップも
わかりました、後日お送りしますと
回答をくれたが2期目のスタートアップ
であり、従業員数五名にも満たない
企業である為専任の人事もいない状態
おそらく難しいのだろうなと思っていた

それから日々は過ぎていき、最初の
企業からもスタートアップからも
連絡が来ることはないままその週は
過ぎようとしていた

一抹の不安が残る
最初の企業は10日待ってくれと
言われたとは言え、本当に雇用したい
と思ったら早めに連絡が来るだろうと
今までの経験から思っていた
面接すればほぼ合格だった昔と
違い今の私の歳や短期離職の経歴
では弱小企業からすらも落とされる
ようになっていた
いや、受かる方が珍しい
もうわたしは全く受からなくなっていた

最初の企業はいいとして、スタートアップ
が最悪あると思っていた私は望みを
持っていたのだが、賃金すら教えられて
いない状態で望みなど持てるはずがなく
段々と絶望するようになっていた

かろうじてまだ正気が保てていたのは
翌週に控えていた訓練校の面接
これが最悪受かれば失業保険を支給
されながら勉強ができる
最悪雇用は後回しにしながら生活も
できると思っていた

そんな宙ぶらりんの状態のまま
土日が過ぎかなり心も荒んだまま
日曜も終わろうとした真夜中
不安で仕方なく念のため保険用に
再度求人情報を見ていた
すると、、
スタートアップが新たな広告を
打っていたのだ
それも日付からして私が労働条件通知書を
くれと頼んだ翌日
明らかに私が面倒を頼んだから
再度募集を開始したように見えた

一応正社員ではなくパートでの
募集ではあるのだが
それにしても私に正式な労働条件を
提示することもなく次の求人を
打っていたとこに動揺を隠せず
裏切られたような気持ちになっていた

好意的に考えるとすれば、わたしが
訓練校に通った場合週20時間しか
働けない為補足要因としての募集
であるかもしれない
しかし零細企業がそんなに雇用人数を
増やしたいだろうか

それにまずは私に条件を
提示しろよと思った
また先に面接を受けた企業はきっと落ちた
のだろうと諦めていた

なぜ私がこんな怪しいスタートアップ
でも働きたいと考えたのか
それを説明したい

いつもなら一目散にこのような
企業は避けたと思う
わたしは今まで、と言うか前々職の
大手本社勤務からは人間関係を拗らせる
ようになっていた
それまで働いていた本社前のパートや
フリーター時代はむしろ周りと上手く
やっている認識があった
人気者ではないが、意図せずそれなりに
好かれるそんな立ち位置だと思っていた

しかし本社勤務くらいの頃から
あからさまに女性に嫌われ敵視される
ことが起こるようになった
特に前職の女性しかいない職場だと
キツかった
ここについては敵視はされていないのだが
女性特有の面倒ごとが多く

目立ってはいけないとか、生理中の
人事の人にあたられ電話も取り継げ
ないとか人を見下した発言をされるとか
とにかく裏での悪口も多く

そう言った女性特有のそういうものに
うんざりしていた私は女性が多い
職場と言うものに危機感を覚える
ようになっていた

スタートアップは3人しかいない
それも全員が男性だった
ああいう業界もあってか、女性には
特に寛容な雰囲気だった
初めは男性しかいない職場で働いて
堪えられるのかとか、
掃除当番はとかトイレはとか色々と
悩んだ
それでもそれらを覆すくらいには
気持ちが楽に働けそうな職場であった
女性のヒステリックな対応がない、
男性と親しくすることで変な誤解を
植え付け疎まれることもなく
また大概の男性は女性には弱いので
優しいのはわかっていた

開始時刻も11時からと自分には
非常に楽な働き方で休みも多く
私服も好きにしてよかった
とにかく、気持ちが楽に働けそうで
良かった
また面接をした時の人柄も皆良かった

だから怪しいと思いつつもここで
働く道を相当考えていた

とは言え、新規の求人広告を打って
いた事実がショックだった
他の道を探さないとならないなと
思うようになっていた

その翌月曜日、訓練校の面接が
夜にありまずまずの手応えを感じて
これはきっと受かるから最悪働かず
とりあえず訓練校に通おう
そう思ったりもしたが

どうにもスタートアップの事が
ズルズルと自分の中で引っかかていて
燻っていた私は遂に我慢がならず
翌々日に直接メールを送り
労働条件を提示してくれないなら
もう辞退しますと一報を入れたのだ

ちなみにこの時点では辞退をしていない
この後スタートアップの採用担当が
すぐに労働条件通知書を送ってきたのだ
詫びの言葉と共に
なんだよ 送れるならすぐにくれよと
思いつつ中身を確認すると
かなり抜けがある やはりこう言った
ものを提出したことがないのだろう

色々とわかっていない様子だった
また月収も期待していたよりも低く
25万以上を希望していたが実際は
25万ピタリだった為、そこも悩み
どころだった
とは言え、なぜかここで働くことに
固執していた私はそれでも最終こちらで
働くのだろうと考えていた

そんな折、とうとう最初の企業から
連絡が来た
なんと選考が通ったので最終面接に
来てくれと言う
あ、そうなんだ…と言う思いと共に
もしもこちらも受かった場合
スタートアップ、訓練校、この企業の
3つの道で悩みそうだなと思っていた

とりあえずスタートアップへの
返事は待ってもらい、先の企業との
最終面接に臨んだ

最初はあんなにここで働きたいと
考えていたものの
スタートアップへの気持ちが大きかった
こと、前職と同じ業界であり
女性ばかりの職場であること
制服を着る機会があること
またかなり待たされたことで状況が
変わってきたことなどが
私の心を悩ませた

最終面接はほぼ確定のための確認用
面接で、いつから働けるかとか
こんな業務はできるかと言った調整
の場であった
驚いたのは最初の面接では話されて
いなかった業務
そこの企業の代表が政治活動も
行っているためその支援のための広告
活動もやって欲しいと言うことだった

正直面倒くさいなと思った
政党も全く支持していないところだった
それって最初に言うべきでは?と
思ったし、かなり個人的な業務で
企業とは関係のない活動である
やればできるだろうが、嫌な気持ちに
なったのは確かだ

しかしここでも訓練校の話をすると
むしろ歓迎をされパートでもその期間
いいよ!勉強家は好きなんですよと
言われた

これにより一気に状況がわからなくなり
本当にこの後私はどうしたら
いいのか苦しむことになる

続く


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