ビジネスがうまくいっている経営者はドタキャンしない理由
会計事務所で15年、経営者の人と仕事をさせてもらう中で気づいたことは、儲かっている会社の社長ほど、人と会う約束に厳しいこと。
儲かっている会社の社長ほど、会う約束を変更したり、ドタキャンしたりすることはありませんでした。
どうしても都合が悪くなって、約束を変更するときでも、「本当に申し訳ない」という人ばかり。
その理由は何だと思いますか?
それは、儲かっている会社の経営者ほど、「機会損失」に、とても注意を払っているから。
機会損失とは
機会損失とは、チャンスロスとも言われ、儲ける機会を逃したことによる損失のこと。
例えば、カウンセラーとして1時間10,000円のカウンセリングを提供しているとしましょう。
12月3日の午前10時~11時の時間をAさんが予約をしたとき、予定通りカウンセリングを行えば10,000円の売上になります。
でも、Aさんがドタキャンした場合、10,000円の売上はなくなります。
ここからは想像力の使い所ですが、Aさんが予約したあと、仮にBさんという人が同じ時間にカウンセリングを受けたいと言ってきたら、カウンセラーはどうするでしょうか?
普通はAさんとの先約があるから、Bさんの予約は断ります。
この状態で、Aさんが予約をキャンセルすると、Aさんから貰えるはずだった売上だけではなく、Bさんから貰えるはずだった売上の「チャンス」も無くなります。
この売上を上げる可能性を無くすことを機会損失と言います。
簡単に言うと、Aさんがドタキャンをすると、カウンセラーは直接的な売上の他に売上を上げられるチャンスも逃す、ということです。
なぜ機会損失に気を遣うのか
儲かっている会社の社長は、この機会損失にとても気を遣います。
なぜなら、売上を上げるチャンスを作ることが、どれだけ大変かをよく知っているから。
世の中の99.9%の人は自社の商品に対して、興味がないことを知っているのです。
だから、せっかく売上が上がるかもしれない機会を逃さないように気を遣うのです。
おわりに
小さなことですが「機会損失」という概念を頭に入れて、気を付けるだけで業績のプラスになります。
ぜひ、試してみてくださいね。
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