見出し画像

人望のあるリーダーとは

会社のトップ
部署のリーダー
プロジェクトの責任者 ‥

仕事をしていると、チームで動くことも多いと思います。

その中で、もし、自分がチームのリーダーとなったら、やはり協力的なメンバーと仕事がしたいと思いますよね。

では、メンバーが協力したいと思うリーダーとは、どんな人でしょうか?

それは、有事の際には自ら動くリーダーです。

会計事務所時代、私はたくさんの社長に会いました。

その中で人がついてくる社長は、漏れなく有事の時には自分が率先して動いていました。

例えば、私が最後に勤めた会計事務所の故O社長は、普段、会社に滞在しているのは午前中か、長くて午後の15時くらいまで。

会社にいるときも、本を読んだり、何をしているか、正直、よくわからないことがほとんど(笑)

でも、私が「顧客のSさんの営業成績が最近、芳しくなくて…」と、一言社長に言ったら、「そうか」と言ってフラッと会社からいなくなりました。

そして、3時間後に会社に戻って来るや否や、こう言いました。

「今、Sさんに会って話をしてきたから。元気がなくなってたけど、最後はSさんも頑張るって言ってたから。また、何かあったら報告してくれ。必要があれば、何度でもSさんとこに行くから」

と。

びっくりしました。

そこまでしてくれる社長は、15年、会計事務所で勤めた中で初めてだったので。

⇑は一つの例で、他にもそんなエピソードがゴロゴロあります。

だから、取引先からは「O社長にはお世話になってるから」と耳にタコができるくらい言われましたし、社内でも「O社長がいるから、勤めてるんだ」と言う人がスタッフの半分以上でした。

仕事上の付き合いと言っても、結局は人間と人間の付き合いです。

そして、人は自分のために考えてくれたり、行動してくれたりする人にいは、自然と惹きつけられるのです。

それが自分がピンチのときなら、なおさらです。

だからこそ、人を惹きつけるリーダーになるためには、有事のときに自分が動けることが大事なのです。

ちなみに、有事とは、会社が傾くような大ごとでなくても構いません。

スタッフに欠員が出て、どうしても現場が回らないとか、そういう小さいことでも良いのです。

とにかく、自分が動くこと、それが大事なのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?