未来は誰にもわからないが、ある程度わかっている。

未来は誰にもわからないが、ある程度わかっている。自分の未来が良いものになるのか悪いものになるのか。勝つのか負けるのか。ある程度わかっている。その根拠は過去にある。過去のデータを分析して自分なら行けるのか行けないのかわかる。未来はどうなるかわからないが、わかるのである。過去のデータで。過去のデータで自分はこうだからこうなるというルーティン的な発想。未来はこれからだというのにもうわかっている。心が先に察知する。オレなら多分ダメだ。オレなら多分大丈夫だ。それは過去にどんなことがあったか。どんな経験をしてきたかにある。しかも、その過去のデータと未来の予測はいつも一致する。だから、未来のために、強固な過去を準備しておくことは有意義だ。強固な過去というのは、自分の快適空間を抜け出た経験とか、きつい経験などだ。それは未来から見れば過去になるが、その過去をつくるのは現在だ。現在はやがて過去になる。例外なく。では現在を強烈に生きることが未来にとっての強烈な過去になるということだ。加えて、未来が始まる最後の一手で過去のデータが塗り替えられることもある。士気。これが過去から未来に移る最後の一手であり、無限の可能性を秘めている。

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