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富士山を想う日


私が初めて富士山に登ったのは、

「もったいない」という言葉に感動したという

ケニアの女性環境保護活動家・マータイさんが来日した2005年。


 当時環境大臣だった小池百合子氏と

登山家の野口健氏がゲストの

富士山イベントに参加したのがきっかけだった。


富士山熱がにわかに高まった私は

そのイベント主催の富士山クラブによる

「富士山完登プロジェクト」への参加を決めた。


海抜0mの田子の浦から富士山山頂を目指すというものだ。

「富士山に登るなら一合目からがいい」と

毎年富士登山をする知人に聞いていたので

その「海抜0から」に惹かれたのだ。


 帰りにはさすがにぐったりだったけれど

登れば登るほど不思議なほどに

身体が元気になっていくのを感じた。


途中の景色も山頂付近も変化があって美しく

その懐の広さ、豊かさが感じられた。

登って良かったと今振り返っても思う。


天地の 分かれし時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる

富士の高嶺を 天の原 振り放みれば 渡る日の 影も隠らひ

照る月の 光も見えず 白雲も い行きはばかり 時じくそ

雪は降りける 語り継ぎ 言い継ぎ行かむ 富士の高嶺は

                    山部赤人

                  (万葉集巻第三)

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2月23日は富士山の日であるとともに、天皇誕生日の祝日・・

おめでとうございます。






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