きちのすけ@my beloved Japan

「乃可勢」という一節切との一期一会から、日本の精神文化、お茶の世界へ誘われる。花も団子も大好き、新しもの好きの食いしん坊。特技:ういろう売り。♀ 好きな街/烏丸御池/京都東山/桂/神楽坂/日本橋/松本https://twitter.com/mosimosikameyo

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「乃可勢」という一節切との一期一会から、日本の精神文化、お茶の世界へ誘われる。花も団子も大好き、新しもの好きの食いしん坊。特技:ういろう売り。♀ 好きな街/烏丸御池/京都東山/桂/神楽坂/日本橋/松本https://twitter.com/mosimosikameyo

マガジン

  • ど・みそひともじ DO・MISOHITOMOJI

    歴史上の人物の魂のうた。songs of the souls of historical figures

  • きち之助の美味しいお茶が飲みたい

    美味しいお茶が飲みたくなるほっこりコラム

  • Bambooジャーナル

    竹は古来より日本のくらしに根差し、また神宿る植物として神事にも使われ、日本人の精神に深く寄り添ってきました。生活環境の変化とともに道具としての利用が衰退し、放置竹林として生活圏の影響を危惧されつつも、脱プラの流れの中でその持続的な生命力、柔軟性や強度、抗菌性などといった性質があらたに見直されています。歴史をひもときながらその魅力に光を当て、新しい潮流を探ります。

  • 世界を見る眼

    世界がどう見えるかは自分次第。感じたこと、心が動かされた本などについての備忘録

最近の記事

竹林の冬支度

午前9時過ぎ、地域の竹林ボランティアに参加。土入れ作業、鹿おどしの設置も終わり、今日は石拾い。竹林にチップを蒔いた上に敷いた赤土が、越冬準備万端、何だか温かさそうに感じられる。こうした作業を経るからこそ、ぐっと春先の筍堀りが楽しみになるのだ。休憩のお茶時間には手作りのゆずネードと豆絞りもどき。ボランティア仲間との話も弾んで和やかなひとときを過ごした。

    • 明治神宮と猿田彦

      新宿着朝6時過ぎ。原宿に移動して明治神宮を参拝。静謐な空気の中参道を歩く。箒で掃除している人の姿もすがすがしい。すっぽりと杜の中に包まれて感謝があふれてきた。モーニングは駅併設の猿田彦珈琲へ。朝の光が射しこむスタイリッシュな空間で、胚芽食パンのロースチーズハムサンドをいただきたながら、私の物語を書き始めた。

      • もみぢ葉の

        もみぢ葉の色にまかせて常盤木も 風にうつろふ秋の山かな              春宮権大夫公継(徳大寺公継)(古今和歌集) もみぢ葉の色のままに 色の変わらぬ常盤木も風で色変わりする秋の山だなあ The maple leaves stay the same color, and the evergreen trees change color in the wind in the autumn mountains.

        • ぶりの漬け丼

          先日東京に出かけたとき 外の看板のメニューに魅かれて 駅近のとあるお寿司屋さんに入りました。 ランチメニューには握りや海鮮丼など どれもお手軽価格でよさそうだったのですが 一言「おススメ!」と添えられていたので 迷わず「ぶりの漬け丼」を注文しました。 「お待ち同様」 カウンター越しにだされたぶり丼、 ひと切れひと切れが大きくて 艶々しておりました。 大当たり~~~ 脂がのって新鮮で これぞ「活きがイイ」ってやつ。 おまけに花のように美しいガリと温泉卵がのって もうこれ

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        記事

          ただのつぶやき

          買い物に出かけると 「おせち」の宣伝や正月準備の食材を目にするようになってきた。 はや11月も最終週。 訪日観光客の多さに最初から市中の混雑はさけて・・と。 すっかり京都暮らしの人のようだわね。 コロナ前以上の増加だというのも生活者の実感としてわかる。 先日京都駅近くのドンキに立ち寄ったら BGMのうるささとPOPのうちゃうちゃ度(笑)にびっくりした。 こうした店づくりは訪日観光客向けなんだろうけど もしかしてこれが「かわいい」とか思われてる? 文化は時代とともに変わ

          しぐれの雨に

          このごろのしぐれの雨に菊の花 散りぞしぬべきあたらその香を 桓武天皇 このごろのしぐれの雨に、菊の花が散ってしまいそうだ。その香りまで消えてしまいそうで惜しいことよなあ。

          北風や

          北風や鰯の浮かぶ竹の里 翔兎

          ご贔屓に

          神社の鳥居や石碑の下に敷かれている 亀のような石造物があるが これは「贔屓(ひいき)」という幻獣らしい。 龍の子の中国の伝説的動物で竜生九子の一種。 亀に似て重いものを負うのが好きなのだとか。 この幻獣が、 まるで今回兵庫県知事に返り咲いた斎藤知事に重なった。 17日に投開票が行われた兵庫県知事選挙は 日本史上に残る選挙らしい選挙だったのではないだろうか。 主権は国民にあるという本来の民主主義を まず一歩、兵庫県が取り戻したという歴史的快挙である。 県職員のパワハラ疑惑

          晩秋のいろどり

          今日は気温が下がって 15時ごろで12℃。 河原の土手も、 竹林の下草も紅葉し始めており ちょっと買い物に出かけるだけでも、 晩秋の美しい彩りを楽しませてくれる。 少し前に降った雨あがりを 陽の光が射して 高台から見下ろす街の東側には 一瞬虹も立った。 この町では不思議と良く虹に遭遇する。 虹にしろ紅葉にしろ 色の美しさを感じられるのは お日様の光があってこそ。 駅までおよそ10分。 最初のうちは坂道がきつかったけれど 最近はいい具合に体に負荷がかかると 景色を眺め

          朝ごはんの会

          今日はシェアハウスの朝ごはんの会。 ハウスマネージャーの作ってくれた 松の実入りのあったかお粥に 梅干しや塩昆布、黒胡椒をあわせて・・ テーブルには生姜のきいた牛肉しぐれや シェアハウスで収穫した薩摩芋、 長野土産の長ねぎを使ったお惣菜などが並び デザートにはシナノゴールドなど。 新鮮で旬な美味しさが止まらない。 枇杷茶をいただきながら 長野や沖縄など最近出かけた旅先の景色やら ジョージアから昨日入居したばかりのニューフェイスへの自己紹介から 世界各地の時事、最新の仕事事

          なせばなる

          なせばなるなさねばならぬ何事も ならぬは人のなさぬなりけり 上杉鷹山 なそうと思えばどんなことでも実現できる。できないのは、なそうとして努力をしていないからだ。 You can achieve anything you want if you want to. If you can't achieve it, it's because you aren't trying.

          手塚治虫と和菓子

          最近youtubeで 鉄腕アトムや三つ目が通る、ブラックジャックなど手塚治虫シリーズを観て あらためてその才能には驚かされるばかり。 勇気があって心優しいアトムには何度も泣かされます。 もちろんアニメの表現としては 現代に比べると稚拙なところはありますが 今も古びず・・ アニメ界の芭蕉や北斎。 いやいや今や世界を圧巻する 日本のアニメ創世記の重鎮ですものね。 たまたま昨日、 「ずっしり、あんこ」という餡子にまつわるエッセイ集の中に 手塚さんの「和菓子のかわいらしさ」という

          立冬

          立冬を迎え、関西地方でも木枯らし一号が吹いたようですね。 がくっと気温が下がって 昨日はダウンやコートを着ている人も多かったです。 これが本来の季節感ですよね・・ 近年気候がおかしくなっていますが 旬の野菜や実りの秋の果物や、日本酒、ウイスキーが美味しくて 発酵文化が育まれたのも四季があってのこと。 季節の彩りも音色も感じられる豊かさ。 本当に大切に思います。 今年の紅葉はいかがでしょうか・・ 昨日は亥の日、亥の刻に 「亥の子餅」をいただきました。 いろんなお店の季節の

          自ら風流

          大ていは地に任せて肌骨好し 紅粉を塗らず自ら風流 武田信玄 この世は流れに身を任せつつ、その中で自分を見つけて生き、死んでいく。うわべを飾るのではなく、自分の本心で生きることが一番である。 In this world, we go with the flow, find ourselves within it, and live and die. It is best to live according to your true feelings, not on the

          形見とて

          形見とて何か残さむ春は花夏ほととぎす秋はもみぢ葉  良寛 形見として何を残そうか。春は桜、夏はほととぎす、そして秋といえばもみぢ葉だなあ。 What should I leave behind as a memento? Cherry blossoms in spring, cuckoos in summer, and change color leaves in autumn.

          松風

          先日、名残りの茶をいただきました。 口切のお茶とも、新茶の味とも違う コクのあるなんとも奥深い味でした。 同じお茶を二種類の茶碗でいただいたのですが これも味が違うのですね。 初めて茶席を経験してから二十数年経って、 ようやく微妙な味の違いが分かるようになった自分を とてもうれしく感じました。 そのときの釜鳴りがまたとても心地よい音で なんと「松風」という銘の釜だそうで 姿も整った気品のあるたたずまいでありました。 関東の某お寺で使われていたものだそうで あの沢庵禅師