きちのすけ@my beloved Japan

「乃可勢」という一節切との一期一会から、日本の精神文化、お茶の世界へ誘われる。花も団子…

きちのすけ@my beloved Japan

「乃可勢」という一節切との一期一会から、日本の精神文化、お茶の世界へ誘われる。花も団子も大好き、新しもの好きの食いしん坊。特技:ういろう売り。♀ 好きな街/烏丸御池/京都東山/桂/神楽坂/日本橋/松本https://twitter.com/mosimosikameyo

マガジン

  • Bambooジャーナル

    竹は古来より日本のくらしに根差し、また神宿る植物として神事にも使われ、日本人の精神に深く寄り添ってきました。生活環境の変化とともに道具としての利用が衰退し、放置竹林として生活圏の影響を危惧されつつも、脱プラの流れの中でその持続的な生命力、柔軟性や強度、抗菌性などといった性質があらたに見直されています。歴史をひもときながらその魅力に光を当て、新しい潮流を探ります。

  • いろっぽい話。

  • きち之助の美味しいお茶が飲みたい

    美味しいお茶が飲みたくなるほっこりコラム

  • 世界を見る眼

    世界がどう見えるかは自分次第。感じたこと、心が動かされた本などについての備忘録

最近の記事

初堀り

待ちに待った筍シーズン。 昨年5月から地域の竹林ボランティアで 微力ながら整備にかかわったこともあり 今年はとても楽しみにしていました。 桜の花と一緒で、 今年は筍も昨年より成長が遅く、まだ出始め。 それでも女性陣は一人ひとつ、 初堀り筍をいただきました。 土を盛り上げている筍を掘ると かわいい筍が見えてくきて さらに掘っていくのですが なかなか根っこにたどり着きません。 一人で苦労していたら、 「掘れますか?」と スコップを持った男性がやってきて助けてくださいました

    • 雨の念仏

      昨日の朝方は うちつけるような雨音に雷と 激しい嵐のような天候だった。 読み進めていたのが 宮城道雄の随筆集「雨の念仏」。 近代日本の伝統的な音楽の世界の大御所・・ としたざっくりしたイメージしかなかったのだが 果敢に独自の世界を切り開いていった 新進気鋭の芸術家だったことがよくわかる。 バイオリンや笙などの楽器にも挑戦し 数々の海外の音楽家たちとの共演。 レコードを通して海外の音楽を貪欲に聴き、 積極的に自身の作曲にとりいれていった。 彼の処女作は「水の変態」とい

      • くるみと松果体

        オーガニックのミックスナッツのくるみがおいしすぎ~ と食べていたら、 今日はyoutubeで松果体活性化音楽に出会いました(笑) くるみの形が脳の松果体に似ているんですよね。 人体って謎すぎる・・(笑) そのミュージシャンの斎藤レナさんは以前から知っていたのですが 今、様々な方とコラボしてさらにブレイクしているようです。 もともとテクノミュージックの世界で活躍していたそうですが コロナを機に「松果体」に方向が定まり 「ジンズ」のCMなどでも使用され じわじわ日本でも知名度

        • 筍ちゃん、待ってま~す

          京都では河津桜に続いて おかめ桜や近衛のしだれも開花したとか。 梅の高雅な香りも 菜の花の鮮やかな黄色も春らしいが やっぱり花はさくら・・ 京都西山の朝採り筍もそろそろ出始めているらしい。 かつては真竹や淡竹が多く食べられていたから、 最盛期はひと月ほど遅かったようだが 孟宗竹ならばお花見と一緒に楽しめる。 京都西山の「白子」と呼ばれる筍は 採れたてならばあくぬきもいらないし 柔らかさも絶品なのだ。 去年から竹林ボランティアに参加していることもあって 筍ちゃんが出て

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        記事

          業平竹

          2025年は在原業平生誕1200年とのこと。 2月のはじめ、 お誘いに便乗して関連の記念ウォーキングイベントに参加した。 奈良県天理市の檪本(いちのもと)エリアの歴史を訪ねるツアーだったが、 起点となったJR「櫟本駅」は全く未知の場所だった。 そもそもイベントに参加しようと思ったのは 在原神社や柿本寺など、 歌人・業平や人麻呂ゆかりの地だったから。 栄えた時代もあっただろうけれど 明治31年開業時のままの木造駅は、現在は無人駅。 少し歩くと竹林や古墳も残り、 様々な時代

          三宝柑

          柑橘類に目がないのです。 昨年は「せとか」という美味しい柑橘を はじめて知りました。 今年もいよかん、ぽんかん、甘夏、文旦と 季節がすすむごとに楽しんできました。 先日錦市場の近くの露店で 何やら柑橘類らしき蜜柑色が並んでいるのを見つけ、 わ~~~いとなって 近づいてみました。 そこに並んでいたのは 葉っぱのついた柑橘。 「三宝柑」とありました。 ????? 聞いたことのない名前に 売り場の方に尋ねると 「紀州徳川のお殿様に献上されていたもの」だそうで 現在は作って

          初音

          昨年より一週間ほど早く 初音を聴きました。 近所の竹林です。 まだまだ練習中のようでしたけどね(笑) うぐいすの声を聴いただけなのに 「やった~~~♪」と思えるなんて、 しあわせだね~。 今日は嵐電を使って龍安寺から北野天満宮へ。 日本最古の侘助と咲き分け源氏梅を愛で、 「老松」さんで寒紅餅を買い求めて帰りました。 早春の光を浴びて ひさびさにのんびりできました。 また週末から気温が下がるようなので うぐいす様、 どうぞご用心くださいませ。

          愛しき黒豆

           雨水を迎えてから 雨降りの続く日々。 地域によっては雪のところもあるようだから まだまだ2月というところでしょうか。 あまり雨が少ないと 筍があまり採れないようで 少し竹林整備のお手伝いをしたこともあり 筍堀を楽しみにしているので 恵みの雨ならば大歓迎なのです。 話変わって、 先日久々に錦市場を抜けたとき 思わず黒豆の誘惑(?)に負けて 「丹波の黒豆絞り」を買ってしまいました。 「丹波の黒豆ってどうしておいしいんでしょうかね」 と店先で尋ねると 寒暖差と水の美しさ、

          椿の季節

          立春を迎え、旧暦での新年も始まり 2月半ばですがはや春の陽気・・ 梅もちらほら咲いてきて だんだん外に出かけたくなってきますね~ そして春の木といえば「椿」。 さざんかから椿の花へとバトンタッチ・・ 先日、源氏物語にも登場するという「椿餅」を食べてみました。 京都では今の季節いろんなお店に並ぶのですが 今回は亀屋良長さんの「椿餅」をいただいてみました。 道明寺に包まれた金柑入りの白あん・・ 金柑味がアクセントになっておいしかったです。 平安時代はきっともっとシンプル

          お米を考える

          今日は文化資料館のボランティアで 地元の小学3年生の社会科授業 「古い道具と昔のくらし」のお手伝い。 ボランティア初心者マークの私は 農具を説明する先輩方のサポートでしたが 目をキラキラさせている素直なこどもたちの姿に同化して 私もわくわくして一緒に学びましたよ。 展示された道具たちに かなり近いものが実家の蔵にあったのですが 恥ずかしながらこちらで使い方をはじめて知ったのです。 庄屋だったので 鍬や鋤、鋤簾など農具も一通りあったのですが どのように使うのかってわからな

          食の自動マッチング?

          昨夜からなんとなく消化が悪く 胃腸が重いなあと感じていました。 暴飲暴食をしているわけではないけど、 お正月の飲み食い疲れ(?)かな~と・・。 それでも近所のお気に入りスーパーに 今日の一品?を求めで出かけると 北海道十勝長芋の特価品!! 一皿300円なり!! お店の方が、 「これはおすすめだよって」 入れるビニール袋持ってきてくれて・・ 私は魚介類を探しにきたんだけどね~ 結局お買い上げ・・ 帰ってきてから 胃腸の状態があんまりよくないことを思い出した。 食いし

          食の自動マッチング?

          般若湯

          昨日28日はお不動様と縁日とのことで 狸谷不動院の「初不動」に行ってきました。 かの宮本武蔵の吉岡一門との決闘の舞台になった 一乗寺下り松の地を右手に坂を上っていきますと 不動院が見えてきました。 私が本を読むのが面白くなったきっかけは 吉川英治の「宮本武蔵」で 20代当時、 「どうして私は男に生まれなかったのだろう」 と思うほど熱くなったのですが 武蔵ゆかりの地を踏むのが今頃なんだな・・ 決闘の前に武蔵が打たれたという滝に立ち寄り 本堂へ・・ その地へ足を運ぶという

          雪景色とオルゴール

          うっすらと雪化粧。 騒音も雑多な街並みをもかき消して 白い静かな朝でした。 20代の私は 白は色がないと思い 赤や青、黄色といった ビビッドな色にあこがれていたけれど 今は白が好きですね。 どんな色にも合わせられ、 また染まり・・ 単独でもこのうえなく美しい色。 そんなことを思いながら 今日はオルゴールのコレクションを公開している 「永守コレクションギャラリー」に行ってきました。 昨年の3月にオープンしたのですが 完全予約制ということもあり なかなか行けずにいたので

          雪景色とオルゴール

          「笑う」

          漢字の中で 「草」をかんむりとする字は約2千、 「木」を扁とする字は約千五百あるという。 これはまあ、わかる。 だけど「竹」をかんむりにする字が 約千字を超えると知ってびっくり。 漢字の産みの親である中国が いかに竹と親しんでいたかがわかりますよね。 ちなみに日本製の漢字は 「笹」一字。 竹の文字は 笙、笛、筝・・なんていう楽器を現わしていたり、 笠、筆、竿、筏、筒、箸、篩、籠・・ といった生活道具の漢字も多いですね。 その中でひときわひっかかったのが 「笑」の字。

          白い朝

          今朝はこの冬一番の冷え込み? と感じられるような気温で 部屋を出たとたん、 まるで冷蔵庫にいるみたいな感じでした。 さすが大寒!! 霜が降りたつ白い朝・・ 長野のかやぶきの古民家暮らしのころ 化粧水が凍ってしまうことがあって(笑) 鼻の頭が寒くて 布団からなかなか出られなかったな~なんて思い出したり。 京都の冬も底冷えがして 加えて鉄筋コンクリートの団地をリノベした 今のシェアハウスは少しもあったまらなくて・・ 最初の冬の年頭は寒すぎて温泉に駆け込んだのです(笑) 古

          寒中お見舞い申し上げます。

          noteをはじめて8周年記念バッチのお知らせが来ていました。 もう8周年?・・と 気ままに書いていたので そんなに月日が流れていたのにびっくりしました! 明日から寒くなるそうで・・ 「大寒」の時期ですから その季節らしくはあってほしいですけど 雪が降るのかなあ。 被災地の交通の復旧やら 現地で使える移動式洗濯機が送られたニュースとか 日本の技術のレベルの高さのありがたさを感じます。 寒い時期ですが 被災地をはじめ 日本各地の皆様の心が温かくありますように。

          寒中お見舞い申し上げます。