運は貯めるか、使うか。
運にはいいも悪いもない。
運は貯めるか、使うだけ。
これだけの言葉ならありふれてて
心を揺さぶらないかもしれない。
だけど、そんな言葉が織り込まれた
「運転者 未来を変える過去からの使者」(喜多川泰著)の物語には
引き込まれた。
素直に沁みた。
運転者とは「運」を転じる者という意味だ。
この作者のことを知らないし、
これまでどんな本を書いたかとか、どんな経歴があるとか
名前や知名度で
この本を読んだわけじゃない。
本当にたまたまだ。
この本だって出会って、響く人には響くだろうし
響かない人には響かないだろう。
そもそも出会わない人の数の方が多いだろう。
だけどこのところ私が感じていたことへの答えが
この本にはあった。
20代の頃、
「あなたの先祖は徳があったのね」と言われてピンとこなかったけれど
今はすごくピンとくる。
様々な人が貯めてくれた運というか徳に
私はずっと助けられてきて恵まれてたのだなと。
自分の幸せは
それを願ってくれた人のおかげで守られて
その願ってくれた人も
またその願ってくれた人の幸せを願ってくれた人に
守られて幸せをもらってきた。
星の王子様のいう
「本当に大切なものは目に見えない」とフレーズも
竹内まりやの
「本当に大切なものは隠れて見えない」という歌詞も
この本を読んだ後の私には
ものすごくしっくりきた。
自分の人生は延々と続く命の物語のほんの1部
本当にそう思う。
だから自分であって自分じゃなくて
繋いでいる命の一部なんだって。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?