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一期一会

 約ひと月ほど、公的な仕事を手伝った。

公的な仕事ほど、公平性を求められると思う。


19歳から67歳と年齢幅もあり

個性的なスタッフの中にあっても

同じ目的であれば一つになり

共に過ごす時間を楽しめることを改めて感じた。


IT世界の情報や操作については10代、20代から学ぶことばかりだったし

いろんな方々のコミニュケーション方法も面白かった。


そういう輪の中にあって

自分は人に対する許容量が広い方だと感じたが

実際個別に行動するとなると

苦手な人や距離を置きたい自分の基準があって

決して「良い人」ではないこともよくわかった。


人を楽しませることの好きな60代の男性スタッフは

最後の打ち上げ会に参加しないと嘘を言い

結局当日は仕込んで変装し、ドッキリ演出をして

相変わらず皆を楽しませていた。


他人の感情が動かすのを楽しみ、

どうなるかわからないというドキドキ感を

楽しんでいるようだった。


先日いただいた「真味糖」は、その方が皆に配ったものだが

いただきながら一服した時

「一期一会」という言葉が浮かんだ。


巡る「とき」は

一瞬一瞬は、一度限りだ。


今朝のお茶は

蝉時雨と虫の音の重なり合う中

遠く鶏の声も響いていた。


訪れる一瞬一瞬を

先入観をなるたけのぞいて味わおう

そう思えるようになったのは

このひと月間のおかげだと思う。








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