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神戸マラソン2023〜マラソン初心者からの経験・感想・そして次への目標〜

2023年11月19日
眠い目をこすり、前日に支度した荷物を抱えて電車に乗り込んだ。

その電車の中でもおそらく同じ目的の人だろうなっていう人を20人ぐらい見かけた。三宮駅で同じ目的の人たちが一気に降りていく、改札を出ると街はランナーだらけの街になっていた。そりゃそうだよね。参加ランナー20000人だもの。

地下街を歩き、まだ寒い朝の神戸の街を歩きようやく集合場所へ

集合場所へ向かう人の数

🍌をもらい

会場で食べる🍌って何で美味しいんでしょうね。

人が並ぶ更衣室へ着替え、最低限のストレッチをしてエナジージェルを飲み、いよいよスタートへ…

という時にこのマラソンが20000人参加してるということを忘れていた。

🚾が長蛇の列なのである

荷物受付場所、スタート前、どこもかしこも行列のできるお店ぐらい
11月の神戸は普通に過ごすには何ともないがランナーさんの服でいると日陰がめちゃくちゃ寒い🤧
それでスタート時間までに🚾に行かなくちゃと身体に急かされてしまう。
既にスタート前から自分のとの戦いになるとは予想外だったが、途中で行けばいいかと開き直ってスタート場所へ向かった。

スタンディングライブの人ばりに密集してるスタート場所

自分が応募する時にタイム申告したのは5時間0分0秒
スタート前に振り返ると
過去2回神戸マラソンには参加したものの
一度も最後まで走り切れていなかった。
・1回目はよくわからないまま走り、折り返し地点で1時間50分で通過するも、28kmで足が止まり残り半分を3時間20分歩いて完走。

・2回目は対策でエナジージェルを買い、対策をするも序盤で追い越したのが蓄積して同じ28kmで足が止まって同じようなタイムで完走。

と正直に言えば
マラソンって本当に楽しいの?
と半信半疑でスタート地点に立っていた。これは紛れもなく本当のこと。ただしんどいだけじゃん。

と、いつまでたってもフルマラソンにやられてるようでは意味がない。最低限ではあるものの自分なりにこういう策を立てた。
①最低10kmまで周りに抜かされても飛ばさない、無理に追い越さない、
②エナジージェル(某味の素の青と赤)を10kmおきに摂取する
これだけは守ろうと

みんなー!!頑張ってー!!!FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!

テンションが無駄に高い有森裕子さん
の声援を受けながらようやくスタートしたのであった。

※ここからゴールまで画像がありません。ごめんなさい。

・スタート〜10km
スタートしたのは第二ウェーブの9時20分〜22分⏰
最初からスローに入ろうと決めたので当たり前ながらどんどん抜かされて行った。と言ってもペースがわかるわけでもなく最初の1kmは7分以上かかっていた、いくらなんでもかかりすぎる。
ゴールまであと41km /
と掲げた沿道のプラカード見て長げえよw
と突っ込みつつ、ある人"達"に抜かされてからこの人について行けばいいんじゃない?と💡がついた

ペースセッターさんである🏃‍♀️

ここでこの人達について行き、自分のペースが落ち着いてきたと明らかに実感した。ゴール直後にセッターさんにありがとうと感謝をする人がいるのもすごくわかる気がした。
いなかったらペースめちゃくちゃになっていたと思う。

最初の🚾ゾーンの長蛇の列を横目に見ながら最初の給水ゾーンへ。人が多すぎる。給水トラフィックパラダイス

で水を取るのを断念してしまう。

ペースセッターさんについて行き、無理しないまま10kmをすんなり過ぎて行った。ラスボスの為にもここはノーダメージで行きたかったけど気持ち脚は張ってきてたなと言う感じはあったと思う。知らんけど
・10km〜折り返し地点
エナジージェル(青と赤)を飲み、ここまでペースセッターさんについて行ったものの給水渋滞でしっちゃかめっちゃかになりいつの間にかペースセッターさんの前を走っていた。

後ろに下がるのもアレだし、それよりも🚾に行きたい…
と思いながら🚾ゾーンに目を見ると
🚾渋滞が起きていた😱それも30人以上…
これは明らかに数分ぐらいロスするやつじゃん
ってなったので泣く泣く諦めた。

ブリッジワールドという橋の中身が見れるツアーでよく見学してる明石海峡大橋をくぐり、舞子のスタバのドリップベンティー飲みたい誰か買ってきて
を折り返し神戸に戻る方向へ、ここで20kmを過ぎてエナジージェル(青と赤)を飲み🥤
いよいよ、折り返し地点へ。ここで過去2回の時と何か変なことに気づく

脚が全然動ける...!ひょっとしていけるんじゃないか…

・中間点〜35km

もう一度明石海峡大橋をくぐり、行きの坂をもう一度登り、下り順調に距離をこなしていく。以前ここで歩き始めたよな…って箇所もどうにか乗り越えて行った。
30km過ぎで給水ポイントがあったのでここで飲み物、食べ物をチャージして走り出した時には
まだまだ走り出せると脚の力は残ってた。
31km過ぎた辺りででエナジージェルの青と赤を補給。これでエナジージェルは全て使い切った。

いくら脚は大丈夫…とは言ってもこの時点で
・服の摩擦であらゆるところにかぶれ、違和感
・足の爪が何かおかしい
・たまに靴が地面にひっかかる(脚が上がってない)
とボロボロだった。

前の自分と同じような止まり方してる人をすり抜けるように走って行き、変なアドレナリンなのかランナーズハイなのかわからないけどいろんな人の声援をもらって前に進んでいけたような気がする。

ここまで来ると
🏃‍♂️走る→給水🥤+🍪→🏃‍♂️走る→給水🥤+🍪→🏃‍♂️走る
とフルマラソン走ってるのに3km走みたいだなって一人でツッコんでた。めちゃくちゃありがたっんですよ😭😭

遠い場所から応援に来てくれた知人を見つけてエールをもらう💫本当に感謝🙏
最後の難所でありラスボスへ

・ラスボス浜手バイパスからゴールへ
ラスボスとは浜手バイパス〜神戸大橋のこと
二度も150メートル進むだけで高さが10メートル上がる。
なんでよりによってこんなとこに坂があるんだよ

残ってた脚はギリギリ、歩こうかなと思った時に
ここで歩いてて前に有名人とか5時間のペースセッターさんに前抜かれた場所だよな…ってのがフラッシュバックした結果

走って乗り切ったらええん!!!
明日仕事とか知らねー!!!パワーーーーーーー!!!

で坂を一気に駆け抜けた。
ランナーズハイなのか何なのかわからないけどなぜか登れたのか今でもわからない。

坂を勢いで登りきり、そこで水と一緒に食べた
ヤマザキの薄皮チョコパンはとても美味しかった
記憶がちょっと曖昧なので間違ってたらごめんなさい

ヤマザキの薄皮クリームパンシリーズ(公式サイトより)

神戸大橋を渡り、あとは下り坂と何ヶ所かのコーナーを曲がるだけ
スタミナはもう使い果たし、下り坂の惰性だけであまりにもしんどくて泣きながら走ってた。
この時点で明日が仕事だということはもうとうの昔に飛んでる

ここで何度も躓きかけながら沿道のプラカードを見るとどこかで見たような人が
その看板が
\ゴールまであと41km/
と4を横文字で隠しててそういうことかー!とやられた😭
何箇所か曲がりいよいよ最後の直線へ
って長すぎやろ!!!!!!!!!!!
と体感1kmはあるぐらい長かった。
スタート地点でうるさかった有森裕子さんとハイタッチをし、まだかな、まだかな、まだかな

まだかな


ゴール!!!!!!!!!

本当に疲れました....…

感想
タイムは前回と比べて30分以上更新出来た事(5時間切りも初めて)、そして何より給水エリア以外で最後まで走れた事。

走る前から目標にしていた事がようやく出来て
苦しかったしんどかったよりも
楽しかった気持ちが上回った事

そして、何より本当にフルマラソンってこんなに奥が深いものなんだな、もっと知りたいなと思った事

完走に関しては色々と運が良い事が重なった結果だと思う。
一つでも何かズレてたら前と同じようにズルズル落ちて行ってたかな。

大会運営の方々、スタッフ、ボランティアの方々はもちろんのこと
沿道の方にもすごくエールを送ってくれて背中を押して行ってくれた方が沢山いて(もちろん知人も)
これは自分一人だけの力ではないなと市民マラソンの良いところでありやっぱり良いよね。

過去に10回以上もされてる神戸マラソンなこともあってサポート、準備、何から何まで良かった。ただやっぱり参加者20000人はキャパ溢れ気味だった気がする。

フルマラソンをこのタイムで走れるってことは結果で出せたので次はサブ4.5、その先のサブ4に向けた目標が作れたこと。
これが出来たってことがこのマラソンに参加して最大の収穫でした。

筋肉痛でボロボロになった脚を引きずって職場に向かいます🚶....…

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